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五輪パラ観客上限数は6月決定・行動規範も改定(4月29日)
懸案となっている東京五輪・パラリンピックの観客数上限の設定問題。28日夜、大会組織委員会と日本政府、東京都、IOC・国際オリンピック委員会、IPC・国際パラリンピック委員会の5者による会談が行われ、6月に判断することを合意した。先月の会談では、今月中に国内の観客数の上限について方向性を示すとしていたが、またしても先送りになった形だ。
「国民の関心が非常に高く、慎重に議論してきた。ギリギリの判断として無観客の覚悟は持っているが、状況が許せば多くの観客に見てもらう希望も持っている」。組織委員会・橋本聖子会長の言葉からも苦しい胸の内が垣間見える。観客数の上限を巡っては、これまで会場の収容人数の半分までとする案や、無観客とする案など複数の案が浮上していた。IOCのバッハ会長は「IOCは必ず安全に大会を成功させるつもりだ」と強調したが「7月の状況を正確に見通すことは困難(丸川五輪相)」として、変異株による国内の感染状況を踏まえたうえで、6月に国内のスポーツイベントなどの上限の規制に準じて判断することとなった。
5者会談に先立ち、新型コロナウイルス対策や大会期間中の行動ルールをまとめた選手・関係者向けの「プレーブック」の第2版が公表された。これは新型コロナの感染防止に必要なルールをまとめたもので、選手やコーチなどに出国の96時間前に2度のPCR検査を義務付け、陰性証明書を提出。入国後は、原則として毎日検査を行うことなどが明記されている。さらに行動範囲は宿泊地と練習場、競技会場に限定し、公共交通機関を利用せず専用バス移動することも盛り込まれた。大会前には第3版を作成する予定となっている。
大谷、今季初勝利!投打で魅せたリアル二刀流(4月29日)
エンゼルス・大谷翔平が右ひじの腱移植手術を乗り越えて1072日ぶりの勝利を手にした。試合開始時点でホームラン数が7本とトップタイでの登板という、あのベーブルース以来100年ぶりの記録での復活勝利だ。
レンジャーズ戦に2番ピッチャーで先発した大谷。奇しくもこの日はピッチャーとして日米通算100試合目の節目のゲームだった。前回2度目の先発では7つもの四死球と制球に苦しんだが、この試合も初回からランナーを背負うピッチングに。...
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エンゼルス・大谷翔平が右ひじの腱移植手術を乗り越えて1072日ぶりの勝利を手にした。試合開始時点でホームラン数が7本とトップタイでの登板という、あのベーブルース以来100年ぶりの記録での復活勝利だ。
レンジャーズ戦に2番ピッチャーで先発した大谷。奇しくもこの日はピッチャーとして日米通算100試合目の節目のゲームだった。前回2度目の先発では7つもの四死球と制球に苦しんだが、この試合も初回からランナーを背負うピッチングに。先頭打者・打撃好調のカルフーンにレフト前に運ばれると1アウト後、フォアボールでランナー1・2塁とし、4番のロウに大きく外した後の2球目を狙い打たれ、3ランを喫してしまう。さらに5番ガルシアにストレートのフォアボール、続くソラックにデッドボールと再びランナーをためるとパスボールで2・3塁。ここで再び犠飛で追加点を許した。初回の内容を見れば早々に降板していてもおかしくない状態だったが、ここから「打者・大谷」の逆襲が始まった。
2回表。エンゼルの2死1・2塁の好機打席に立つとライト線に抜ける強烈なタイムリーツーベース。反撃の口火を切ると打線が続き、大谷が同点のホームを踏んだ。初回の打席でも四球で出塁後、好走塁でホームを陥れ先制点を奪っており、この日は足でも大いに魅せてくれた。
打撃で結果を出すとピッチングも見違えるように良くなり2回はわずか7球で抑えると、その後は別人のようなピッチングに。9つのアウトのうち7つを三振で切って取り5回まで無失点に抑えた。走・攻・守すべてで及第点のパフォーマンスを発揮した価値ある今季初勝利だった。
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大相撲五月場所番付発表・大関復帰の照ノ富士(4月27日)
26日、大相撲五月場所の新番付が発表された。先場所3度目の幕内優勝を飾った照ノ富士が21場所、約3年半ぶりに大関復帰を果たした。これにより朝乃山、貴景勝、正代と合わせた4大関という布陣になった。リモートの記者会見に臨んだ照ノ富士は大関、横綱は協会の看板力士だとして、「成績を残していきたい」と場所に向けての抱負を語った。一時、大関から序二段まで陥落した照ノ富士。平幕まで番付を下げて大関に復帰したのは日本相撲協会第11代理事長も務めた魁傑以来。...
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26日、大相撲五月場所の新番付が発表された。先場所3度目の幕内優勝を飾った照ノ富士が21場所、約3年半ぶりに大関復帰を果たした。これにより朝乃山、貴景勝、正代と合わせた4大関という布陣になった。リモートの記者会見に臨んだ照ノ富士は大関、横綱は協会の看板力士だとして、「成績を残していきたい」と場所に向けての抱負を語った。一時、大関から序二段まで陥落した照ノ富士。平幕まで番付を下げて大関に復帰したのは日本相撲協会第11代理事長も務めた魁傑以来。序二段からの返り咲きはもちろん史上初だ。
照ノ富士は大関復帰のため新大関ではないが、五月場所は新横綱、新大関はもとより、新三役、新入幕、新十両が1人もいないという珍しい現象が起きた。これは昭和41年夏場所以来、55年ぶり史上2度目のこととなる。
また、先場所終盤まで優勝争いを演じた高安は大関陥落から9場所ぶりに関脇に座った。照ノ富士に続き、もう一花咲かせてほしいところだ。3月に右膝の手術を終えた白鵬は鶴竜の引退で自身2度目の一人横綱となる。進退をかけると明言している復帰場所は7月になる見込み。
5月9日に初日を迎える両国国技館での夏場所は宣言期間最終日となる3日目まで無観客での実施となる。本場所が無観客となるのは、去年3月の春場所以来のこと。日本相撲協会・芝田山広報部長は「緊急事態宣言が延長された場合は、その時に対応を考える」としながら、「楽しみに土俵に目を向けてくれている人がたくさんいる。一人一人が稽古で培った力を出してもらいたい」と土俵の充実に期待を込めた。
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3度目の緊急事態宣言でスポーツイベントは(4月26日)
25日、4都府県(東京、大阪、京都、兵庫)に緊急事態宣言が発令された。4都府県では、酒類を提供する飲食店や1000平方メートル超の大型商業施設に休業を要請。期間の5月11日まで対象地域内ではスポーツなどのイベントは原則無観客での開催となる。25日に行われた各種スポーツイベントは対応に追われた。
プロ野球は混乱を避けるために、東京ドームと神宮、甲子園の試合について、25日に限り有観客で開催。前売り分の座席のみが開放された。...
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25日、4都府県(東京、大阪、京都、兵庫)に緊急事態宣言が発令された。4都府県では、酒類を提供する飲食店や1000平方メートル超の大型商業施設に休業を要請。期間の5月11日まで対象地域内ではスポーツなどのイベントは原則無観客での開催となる。25日に行われた各種スポーツイベントは対応に追われた。
プロ野球は混乱を避けるために、東京ドームと神宮、甲子園の試合について、25日に限り有観客で開催。前売り分の座席のみが開放された。但し球場内ではアルコールの販売が休止とされている。27日以降無観客の対象となるのは4球場の24試合。そのうちスワローズ―ジャイアンツ戦など5試合は延期の措置が取られ、宣言解除後に日程が組み直されることとなった。
ラグビートップリーグはプレーオフトーナメントの真っただ中。この日2回戦4試合のうち秩父宮ラグビー場のトヨタ自動車vs日野自動車ほか3試合が緊急事態宣言対象地域での開催だったが、全て有観客で開催された。一方で、東京と大阪で開催予定の準決勝&決勝のチケット販売は一時停止とされた。
一方、プロバスケットボールBリーグはB1の2試合が該当。ホーム最終戦だったサンロッカーズ渋谷の試合は無観客で開催された。試合後に予定していたファン感謝祭はオンラインでの実施となった。
このほか5月1日・2日に東京の有明アリーナでW杯以来の国際試合となる中国代表との親善試合を予定していたバレーボールの女子日本代表も、無観客開催となることが決定している。
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両リーグ序盤の首位攻防戦・白熱の好ゲームに(4月23日)
ペナントレースも20試合を経過し、両リーグとも首位争いが過熱してきた。セントラルリーグは阪神タイガースが、パシフィックリーグではソフトバンクホークスが首位を走り、両チームを軸に各チームがしのぎを削っている。
今週セリーグはタイガースとジャイアンツが東京ドームを舞台に首位攻防戦。4月に入ってから全カード勝ち越し、7連勝中のタイガースに対し、ジャイアンツも引き分けを挟んで6連勝中と2位に浮上してきた。...
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ペナントレースも20試合を経過し、両リーグとも首位争いが過熱してきた。セントラルリーグは阪神タイガースが、パシフィックリーグではソフトバンクホークスが首位を走り、両チームを軸に各チームがしのぎを削っている。
今週セリーグはタイガースとジャイアンツが東京ドームを舞台に首位攻防戦。4月に入ってから全カード勝ち越し、7連勝中のタイガースに対し、ジャイアンツも引き分けを挟んで6連勝中と2位に浮上してきた。初戦はマルテのソロで先制したタイガースが3回までに6得点。今季先制すると負けなしのジンクス通り11安打10得点の猛攻でG投手陣を粉砕。投げてはエース西が5回4失点でハーラートップの3勝目。連勝を8に伸ばした阪神が先手を取った。
2戦目は今季調子の上がらなかった岡本和の2打席連続のソロアーチでジャイアンツが同点に追いつくと、6回吉川のタイムリーで勝ち越しに成功。ジャイアンツが3‐2で接戦をものにする。第3戦も巨人が初回に岡本と重信の適時打で3点を先制すると、続く2回にも吉川と坂本の2本のアーチで追加点。13安打8得点で勝利し、このカード初の勝ち越しを決めた。これで両者のゲーム差は2。対戦成績も3-3のイーブンとなり伝統の一戦は今後も目が離せなくなりそうだ。
一方のパリーグは王者ソフトバンクホークスがくイーグルスとの首位決戦を連勝し定位置の首位をキープしている。代わって6連勝で一気の上位に進出してきたマリーンズが2位につけており、こちらも首位とのゲーム差2.0となっている。いよいよ23日からはホークスvsマリーンズの首位攻防戦。開幕3連戦ではホークスが3タテでスタートダッシュに成功したが、うち2試合はサヨナラ勝ちでのシーソーゲーム。好試合が期待される。
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