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三日目まで無観客開催の大相撲・早くも大関陣に黒星(5月11日)
緊急事態宣言延長のなか無観客開催で初日を迎えた大相撲五月場所。横綱鶴竜が引退、七月場所に再起をかける横綱・白鵬が連続休場となるなか、大関復帰を果たした照ノ富士ほか四大関の相撲に期待がかかるが、二日目にして早くも雲行きが怪しくなってきている、
初日は四大関がそろって白星発進となったが、朝乃山が前頭二枚目の明生に押し出しで敗れ、かど番の正代も実力急上昇中の若隆景に寄り切られた。結びの一番では貴景勝が小結の御嶽海と対戦。...
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緊急事態宣言延長のなか無観客開催で初日を迎えた大相撲五月場所。横綱鶴竜が引退、七月場所に再起をかける横綱・白鵬が連続休場となるなか、大関復帰を果たした照ノ富士ほか四大関の相撲に期待がかかるが、二日目にして早くも雲行きが怪しくなってきている、
初日は四大関がそろって白星発進となったが、朝乃山が前頭二枚目の明生に押し出しで敗れ、かど番の正代も実力急上昇中の若隆景に寄り切られた。結びの一番では貴景勝が小結の御嶽海と対戦。押し相撲同士の一番は互いには互いに激しい好き押しの応酬となり、中盤までは大関が優位だったが、最後こらえきれずに引いたところを御嶽海に一気に押し倒され、土俵下に転落した。
一方、先場所優勝の照ノ富士はこの日も落ち着いた取り口。前頭筆頭の北勝富士の激しい突きにも慌てずに自分の相撲を取り切り、うるさい相手のペースにさせない。うまく回り込んで送り倒して連勝となった。ほかの大関陣にはない余裕も感じられ、このまま星を伸ばしていきそうな雰囲気を感じさせる。
今場所は新入幕、新十両もいないなか、目立った新顔はないが、ソップ型の軽量級力士の活躍に注目したい。前述の若隆景(127㎏)をはじめ、二枚目の元気者・翔猿(134㎏)、朝青龍の甥・豊昇龍(131㎏)も元気だ。初日に鮮やかな足取りで自分より50キロ以上重い琴ノ若を土俵に這わせた照強と兄弟子の安美錦譲りの肩すかしが冴えを見せる翠富士の最軽量コンビ(117㎏)も存在感を見せている。彼らが土俵の活性化をして、制限が解かれて三日目以降に観客が国技館に戻ってくるのを迎えてくれることに期待したい。
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陸上の東京五輪テスト大会、国立競技場で開催(5月10日)
9日、国立競技場で行われた東京オリンピック陸上競技のテスト開会「READY STEADY TOKYO」。無観客での開催で客席に人の姿は見られないが、およそ1000人のスタッフが動員されて選手の誘導ルートなど運営面を確認した。投てき種目では円盤や槍を載せる自動車型の小型ロボット活躍。新型コロナの感染対策としてスタッフ同士の接触を減らすのが狙いだという。
注目の男子100m予選では桐生祥秀がフライングという思わぬ波乱が。...
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9日、国立競技場で行われた東京オリンピック陸上競技のテスト開会「READY STEADY TOKYO」。無観客での開催で客席に人の姿は見られないが、およそ1000人のスタッフが動員されて選手の誘導ルートなど運営面を確認した。投てき種目では円盤や槍を載せる自動車型の小型ロボット活躍。新型コロナの感染対策としてスタッフ同士の接触を減らすのが狙いだという。
注目の男子100m予選では桐生祥秀がフライングという思わぬ波乱が。今大会の規定により1度のフライングで失格となってしまった。桐生は「叫びたいぐらい悔しい」と無念さをにじませた。またケンブリッジ飛鳥は脚の張りを訴えて決勝を棄権となった。決勝のレーンではアテネ五輪金メダリストのジャスティンガトリンの両脇に多田修平と小池祐貴が並んでのスタート。多田が先行し中盤までリードしたが最後はガトリンにかわされ0.02秒差の2位でフィニッシュ。小池が3位に入った。レース後、多田は笑顔で「こういう試合を開催してくれて本当にありがたい」と感謝の気持ちを表した。
女子100mハードルはママさんランナーの寺田明日香が日本記録の自己ベストに0.03秒まで迫る12.99で優勝。母の日に自らを祝福するような素晴らしい快走を見せてくれた。
また、男子3000m障害では順天堂大2年の三浦龍司が18年ぶりの日本新記録(8分17秒46)で優勝。五輪参加標準記録も突破した。「競技場を走って五輪への現実味が増した感覚もあった」と語った。選手たちは6月の日本選手権で再び参加標準記録に挑むこととなる。
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Jリーグ川崎フロンターレが無敗街道を驀進中(5月9日)
川崎フロンターレの勢いが止まらない。サッカーJリーグ・J1は第13節に突入。フロンターレが未だに無敗のまま首位を独走している。
前節では2位名古屋グランパスとの首位攻防戦も完勝。リーグ最少失点だった相手から3点を奪う攻撃力の高さをまざまざと見せつけた。13節は敵地吹田スタジアムに乗り込んで昨年優勝を争ったガンバ大阪との対戦。2月のゼロックススーパーカップの雪辱を期すガンバは「その悔しさを持って試合をしたい」との宮本監督
前半はガンバが粘り強く守り、フロンターレの強烈な攻撃をしのぐ。...
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川崎フロンターレの勢いが止まらない。サッカーJリーグ・J1は第13節に突入。フロンターレが未だに無敗のまま首位を独走している。
前節では2位名古屋グランパスとの首位攻防戦も完勝。リーグ最少失点だった相手から3点を奪う攻撃力の高さをまざまざと見せつけた。13節は敵地吹田スタジアムに乗り込んで昨年優勝を争ったガンバ大阪との対戦。2月のゼロックススーパーカップの雪辱を期すガンバは「その悔しさを持って試合をしたい」との宮本監督
前半はガンバが粘り強く守り、フロンターレの強烈な攻撃をしのぐ。しかし41分、ドリブル突破した長谷川竜也のこぼれ球をレアンドロダミアンが左足で決めて先制。今季10ゴール目をあげた。
さらにこの日の主役は先発から外れていたU‐24日本代表の三笘薫だった。後半25分過ぎにピッチに立つと、わずか6分後にロングパスを受けて貴重な追加点をあげた。終わってみれば2‐0の完封勝利。強さばかりが目立ったフロンターレの3連勝となった。
これで今季は15戦負けなし。圧倒的な強さを誇る常勝軍団を率いる鬼木監督もチームを称えた。非常事態が宣言延長となった大阪で無観客開催のなかでのゲームとなったことを踏まえ、「しっかりと自分たちらしい攻撃的なサッカーをこの連戦のなか見せてくれた」と胸を張る。
こうなってくるともはやどのチームがフロンターレをとめるか?に関心が移ってくる。同じく3連勝で4位にいる横浜Fマリノスか、あるい調子が上向きのヴィッセル神戸あたりだろうか。他チームの奮起を期待したいところだ。
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スポーツ界のアカデミー・大坂なおみが初受賞(5月7日)
世界のスポーツの各分野で活躍した個人及び団体を選出して讃える賞である「ローレウス世界スポーツ賞」。スポーツ界のアカデミー賞とも評されるこの賞の受賞者が7日発表され、テニスの大坂なおみが年間最優秀女子選手賞を初受賞した。日本人アスリートとしては男女を通じて初めての栄誉だ。
ローレウス財団による「世界スポーツ賞2021」の授賞式はスペイン・セビージャで現地時間6日にオンライン開催され、ローレウス・ワールド・スポーツ・アカデミーメンバーによる投票で各部門の受賞者が選ばれた。...
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世界のスポーツの各分野で活躍した個人及び団体を選出して讃える賞である「ローレウス世界スポーツ賞」。スポーツ界のアカデミー賞とも評されるこの賞の受賞者が7日発表され、テニスの大坂なおみが年間最優秀女子選手賞を初受賞した。日本人アスリートとしては男女を通じて初めての栄誉だ。
ローレウス財団による「世界スポーツ賞2021」の授賞式はスペイン・セビージャで現地時間6日にオンライン開催され、ローレウス・ワールド・スポーツ・アカデミーメンバーによる投票で各部門の受賞者が選ばれた。大坂は2019年の年間最優秀成長選手賞に続く受賞となった。去年全米オープンでの2度目の優勝を果たしたほか、大会で警察の暴力被害で亡くなった黒人犠牲者の名前を記したマスクを着用するなど、人種差別の撤廃を訴えたブラック・ライブズ・マター運動を支援したことが高く評価された。
今回男子の年間最優秀選手賞には同じくテニスのラファエル・ナダルが選ばれた。また、大坂が尊敬するセリーナ・ウィリアムズも同賞を過去4度にわたり受賞している。受賞に当たり大坂は喜びを表すとともに、「私は多くの手本になった人たちがこの賞を受賞している姿を見ながら成長してきました」とコメントした。
将来の希望について問われ、「出来るだけ多くの人を助け、影響を与えたいこと」と語る大坂。おそらくこれからも「スポーツの力をもって社会問題に立ち向かい、スポーツの素晴らしさを世の中に広める」ことを理念とするこの栄誉ある賞を幾度も受賞することになるに違いない。
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東京五輪マラソンのテスト大会・札幌で開催(5月6日)
昨年11月に開催地を札幌市に変更することが決定された東京オリンピックのマラソン競技。そのテスト大会「北海道・札幌マラソンフェスティバル2021」が5日行われた。
北海道では今月2日に過去最多324人の新型コロナウイルス感染者が確認されていており、その大半を札幌市が占めている。まん延防止等重点措置の適用を要請することが正式決定されたなかでの大会開催となった。感染対策として沿道での応援自粛が求められ、密を避けるため約770人の声掛け要員を配置。...
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昨年11月に開催地を札幌市に変更することが決定された東京オリンピックのマラソン競技。そのテスト大会「北海道・札幌マラソンフェスティバル2021」が5日行われた。
北海道では今月2日に過去最多324人の新型コロナウイルス感染者が確認されていており、その大半を札幌市が占めている。まん延防止等重点措置の適用を要請することが正式決定されたなかでの大会開催となった。感染対策として沿道での応援自粛が求められ、密を避けるため約770人の声掛け要員を配置。給水所では紙コップの代わりにペットボトルが使われたほか、捨てられたペットボトルは手袋をしたスタッフが回収するなどし、約2700人体制で感染症対策、警備、交通規制などの手順が検証された。
本番と同じ大通公園や北海道大学構内を回るコースを使ったハーフマラソンの部には、服部勇馬や鈴木亜由子、前田穂南、一山麻緒の日本代表4選手や代表補欠の松田瑞生、海外の招待選手ら69人が出場した。(中村匠吾は下見のみ)。
男子の部門はケニアの選手が優勝。日本人トップはホンダの木村慎だった。今回のレースはどのくらいの強度で走れるのかの確認で「順位や記録を狙わない」と公言していた服部は24位となった。一方女子は19キロ過ぎに一山がスパートをかけると、そのまま1位でフィニッシュ。自己ベストとなる1時間8分28秒で優勝を果たした。レース後、風も味方してくれたと喜びを語った一山は「オリンピック本番では皆さんに私らしい元気な走りが見せられたらいいなと思う」と語った。また、コース確認に主眼を置いていた前田は5位だった。
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