オバマ氏がトランプ大統領に宛てた手紙(2017/09/04)
オバマ前大統領が任期の最終日にトランプ大統領に残した手紙が米メディアにより公表された。米国の大統領は伝統的に大統領執務室に次期大統領へあてた手紙を残しておく慣習があるという。その手紙の内容を紹介する。
9月4日付
『ヤフーニューズ』は「“幸運を祈る”大統領執務室のオバマからトランプへの手紙」との見出しで以下のように報道している。
「1月ホワイトハウスを去るオバマ前大統領はトランプ次期大統領へ直筆の手紙を宛てた。日曜「CNN」が入手し公表された275字から成る手紙には次の様に綴られている。(以下概要)
「素晴らしい出馬で数百万の人々があなたに希望を託した。政党に関わらず、貴方の任期中に繁栄と国家安全への希望は膨らむことだろう。...
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9月4日付
『ヤフーニューズ』は「“幸運を祈る”大統領執務室のオバマからトランプへの手紙」との見出しで以下のように報道している。
「1月ホワイトハウスを去るオバマ前大統領はトランプ次期大統領へ直筆の手紙を宛てた。日曜「CNN」が入手し公表された275字から成る手紙には次の様に綴られている。(以下概要)
「素晴らしい出馬で数百万の人々があなたに希望を託した。政党に関わらず、貴方の任期中に繁栄と国家安全への希望は膨らむことだろう。ここは成功への青写真などないユニークな職場だから、私のアドバイスなど役に立つか分からないが、私の8年間の反省点をいくつか紹介したい。
第一に、我々は共に強運に恵まれている、誰もがそうではない。勤勉なる国民と子供たちに成功のはしごを掛けられるかは我々の努力次第だ。
第二には、世界の中で米国のリーダーシップは欠かせない。冷戦終結後の国際秩序を保つことや米国民の福祉や国家安全は我々の行動にかかっている。
第三に、我々はこのオフィスに暫定的に就いているということ。その点で我々自身が権力から離れた視点から、民主制度の番人になれる。
最後に、大統領執務で多忙な中でも、友人や家族との時間を持ちなさい。彼らとの時間が困難を乗り越える助けとなるだろう。」
このようにバトンを渡す伝統は以前から存在し、1993年にはジョージH.W.ブッシュ大統領がビル・クリントン大統領へ成功を祈る手紙を残した。クリントン大統領は次のG.W.ブッシュ大統領へ、ブッシュ氏は2009年オバマ氏へ心のこもった手紙をに残したという。
就任の日手紙を見つけたトランプ氏は「手紙を大切にします」と述べて、メディアには公表しないと表明していたが、ホワイトハウスの訪問者には手紙を頻繁に見せており、今回「CNN」がコピーを手にした人からこれを入手したという。」
9月3日付米国『ハフポスト』は「就任最後の日バラク・オバマがドナルド・トランプに残した手紙を読んでください」との見出しで次の様に報道している。
「オバマ大統領の就任最後の日、執務机の引き出しの中に“BO”(バラク・オバマより)とサインされたトランプ次期大統領あての手紙を残していた。トランプ氏は就任式の際、幹部に“素晴らしい手紙”を大切にすると約束していたという。」
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北朝鮮が核開発継続宣言、米国は軍事オプション改訂へ(2017/06/29)
国連安全保障理事会の会合で読まれた北朝鮮のキム・インリョン国連次席大使の声明文で、北朝鮮は米国や同盟国に対し、制裁や軍事攻撃への圧力の中でも核兵器開発を続けると宣言した。その中で米国の「北風政策」を批判し、米国は核兵器を近代化させているのに他国の自国防衛のための核開発は認めないというのはダブル・スタンダードである等と述べている。
一方米国は、今後北朝鮮による核実験が行われれば、米軍が軍事オプションを改訂する準備を整えたと発表した。北朝鮮の急速な核実験性能飛躍で、政府高官によるとトランプ大統領も常に対応策を気にもんでいるのだという。米国の迎撃態勢は北が韓国を攻撃すると想定していた為米国を防衛するには不安があり、中国の説得に頼るオプションも残っているが、対応策を変えるつもりだという。
6月29日付
『ヤフーニューズ』(AP通信引用)は「北朝鮮が核兵器開発を続けると米国へ忠告」との見出しで次の様に報道している。
「北朝鮮のキム・インリョン国連次席大使が、国連安全保障理事会に宛てた声明で、米国はじめ各国に対し同国への制裁や軍事攻撃への圧力の中でも核兵器開発を続けると宣言した。キム氏は、50年以上の米との対立を経て今年4月と5月の韓国における米軍の最大級の「好戦的行為」(戦略爆撃機「B1B」やTHAADの配備)、北朝鮮への制裁、国連決議を先導したこと等により、核戦争の脅威は過去最大となったと述べた。...
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6月29日付
『ヤフーニューズ』(AP通信引用)は「北朝鮮が核兵器開発を続けると米国へ忠告」との見出しで次の様に報道している。
「北朝鮮のキム・インリョン国連次席大使が、国連安全保障理事会に宛てた声明で、米国はじめ各国に対し同国への制裁や軍事攻撃への圧力の中でも核兵器開発を続けると宣言した。キム氏は、50年以上の米との対立を経て今年4月と5月の韓国における米軍の最大級の「好戦的行為」(戦略爆撃機「B1B」やTHAADの配備)、北朝鮮への制裁、国連決議を先導したこと等により、核戦争の脅威は過去最大となったと述べた。
また、トランプ政権は時代遅れの「北風政策」を民主主義人民共和国(北朝鮮)に行っていると批判。米国は核兵器を近代化させているのに他国には「(核やミサイルの類の)実験や発射を認めない」というのはあまりに傲慢かつ独善的なダブル・スタンダードであると述べた。
さらに、国連はアジアの軍事拠点を維持し北を抑制している、北にも自衛と自治権を尊重すべきだと反発し「何と言われようと、どんな制裁や圧力、軍事攻撃を受けようと、自衛と自治権、国家存続権を守るために核開発を辞めない」と述べている。」
同日付ロシア
『スプートニク』は「北朝鮮、西側の圧力下でも核開発の続行を宣言」との見出しで次のように報道している。
「キム・インリョン北朝鮮国連次席大使は、国連安保理に対し、米国や他国に屈することなく、核開発計画を続けることを宣言した。次席大使は、北朝鮮は米国が地域問題の「主犯」であり、核戦力が朝鮮半島の平和を保障すると考えると述べ、米国が北朝鮮に交渉への「不正な前提条件」を投げかけ続ける限り、対話解決へ要請は的外れだとしている。」
6月28日付米国
『CNN』は「米軍、トランプ氏の北朝鮮政策を改訂へ」との見出しで以下のように報道している。
「北朝鮮が米国や同盟国への攻撃可能となる核や弾頭ミサイル実験を行ったとの兆候が見られた場合には、米軍は北朝鮮への方針を見直し、それをトランプ大統領に提示する見通しだという。水曜、マクマスター国家安全保障補佐官が米軍の軍事オプションが準備されていることを公表した。他の補佐官らもトランプ大統領の北朝鮮への懸念を口にした。ポンペオCIA長官は「私がホワイトハウスを訪問したら必ず大統領は北朝鮮の脅威への対処に関し質問する」、「大統領は常にそれが頭にある」と述べている。
国防当局高官によると、米国は北朝鮮が核実験のぎりぎりまで米国に気づかれずに実験を行う能力を上げているため、ミサイル発射への警告が遅れることに懸念を抱いているのだという。地下の格納庫から素早くミサイルを移動させ発射するため、米国の衛星からは殆ど発射前の映像がつかめず、また発射箇所も複数に拡大しているという。
ヘイリー米国連大使は水曜議会で、ミサイル計画は推定以上に早まり米国に到達するミサイルへの北の野望は3~5年後となるのではと述べている。これまでのミサイルの性能分析では「北が韓国を攻撃すると想定」していた為、米国の迎撃態勢は、大変問題のあるオプションであり、中国の説得に頼るオプションも残っているが、今後実験が行われた際は対応策を変えるつもりだという。」
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