各国のペットボトル水からプラスチック粒子(2018/03/15)
ペットボトルの水は多くの国で最も売れる飲料なのだというが、アジア、アフリカ、欧州、米国のペットボトル水を調べた米国の調査研究によると、その多くのボトル水からプラスチック粒子が見つかったという。プラスチックの人体への安全基準は定められてはいないが、昨今プラスチックによる環境汚染が問題視される中の調査結果となった。ペットボトルのキャップを開けるだけでも、キャップからプラスチックが飛び散る危険もあるという。
3月15日付
『ヤフーニュース』(テレグラフ紙引用)は「広範囲で多くのペットボトル水にプラスチックが混流との調査結果」との見出しで以下のように報道している。
ニューヨーク州立大学(フレドニア)が行った研究結果によると、多くの銘柄のペットボトル水にマイクロプラスチックが含まれていることが分かった。対象となったのは9か国、250種類のメーカーの水で、平均して1リットルあたり10個のプラスチック粒子が見つかった。...
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3月15日付
『ヤフーニュース』(テレグラフ紙引用)は「広範囲で多くのペットボトル水にプラスチックが混流との調査結果」との見出しで以下のように報道している。
ニューヨーク州立大学(フレドニア)が行った研究結果によると、多くの銘柄のペットボトル水にマイクロプラスチックが含まれていることが分かった。対象となったのは9か国、250種類のメーカーの水で、平均して1リットルあたり10個のプラスチック粒子が見つかった。各粒子は髪の毛よりも大きい。調査研究はジャーナリズム団体「オーブメディア」の協賛によるもの。これらの粒子が健康に与える影響は分かっていないが、昨今プラスチック環境汚染問題に注目が集まる中の調査結果となった。専門家らはこの結果は最悪という程の深刻さではないが、懸念に値するとしている。特定のメーカーに非があるという類の問題ではなく、今やプラスチックはどこにでも存在しており我々の社会に浸透している。我々が日常的に消費する水など様々な製品にも浸透しているという結果を示すものだとしている。メーカー側は高い安全と品質管理の基に製造を行っているとしている。
3月14日付カナダ『CBC』は「各国のペットボトル水調査で93%からマイクロプラスチックが見つかる」との見出しで以下のように報道している。
ペットボトル水は年間2000億ドル市場、多くの国でソフトドリンク類を抜いて最も需要のある飲料だが、その清潔なイメージに反して、各国の銘柄水を対象とした調査では水の中からプラスチック粒子が見つかった。全ボトル水の93%からポリスチレン、ナイロン、テレフタル酸ポリエチレン(PET)などのマイクロプラスチックが検出されたという。
9か国(米国、ケニヤ、中国、ブラジル、インド、インドネシア、レバノン、メキシコ、タイ)の11銘柄の259個を対象とした。多くは各国で売られているもので、ネスレ・ピュアライフ(北米)、アクアフィナ(ペプシコーラ)、 Dasani(コカコーラ社)、エビアン、サンペレグリノ(イタリア)、ゲロルシュタイナーブルンネン(ドイツ)。水源、製造・ボトリング工程は同メーカーでも銘柄ごとに異なる基準。検出にはマイクロプラスチックを素早く染める事が出来る ナイルレッド試薬を使用。
1リットル中0.1ミリ以上の平均10.4個の粒子が見つかった。これは水道水(12か国対象、2017年「オーブメディア」調査)に含まれる量の2倍である。更に小さな粒子1リットル中平均314個はプラスチックだと見られるが厳密には確認できないかったという。粒子の量はボトルにより異なり、1個~数千の幅がある。
このマイクロプラスチックは埋め立て地や海に捨てられるプラスチックごみの分解により生成されるものだという。またマイクロビーズはスキンケア商品に使用される。カナダでは、五大湖で多くの魚の胃から微粒の粒子が見つかった問題を契機に、廃止に向かっている。(5ミリ未満の粒子をマイクロプラスチックと定義)
カナダ、米国、欧州にはPETボトル水に含まれるプラスチック量の基準はない。他国でも研究に基づく法規や基準値は定められていない。プラスチックはどこにでも存在し、分解するまで数百年かかるという。多くの場合はより微粒子にと肉眼で確認出来ない程に小さくなっていくだけである。また、プラスチックはスポンジのような性質があり、化学物質を吸収し放出するため哺乳類や魚類が口にすれば害となる。タッパーにチリやスパゲティを入れるとオレンジ色が落ちなくなる。これはプラスチックが油性のものを吸収している証拠だという。
メーカーの反応として、ネスレとゲロルシュタイナーブルンネンは、当社独自の試験でマイクロプラスチックを含有するとしているが、今回の「オーブメディア」の結果より低い数値。
欧州食品安全局は、多くのマイクロプラスチックは体内で消化できるとしているが、国連食糧農業機関は、粒子によっては血液や各器官に入り込む可能性があると懸念を示している。
エビアンやアクア(インドネシア)製造のダノン社は、試験法が定かでないのでコメントできないとし、ブラジルのメーカーは、ブラジル国内の規定に沿った安全基準を守っているとしている。
米飲料協会は、マイクロプラスチックやマイクロファイバーの研究は新しい分野であり、飲料水の安全基準は満たしているが、今後に生かしたいとしている。
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日本へ漂着する北朝鮮の幽霊船(2017/12/15)
ここ数週間急増する北朝鮮籍とみられる漂着船は、国際的制裁により孤立し経済的窮地にある北朝鮮の状況を表しており、海産物の海外での販売が禁止された漁師たちが遠洋に出て外国船と取引をし、北朝鮮の海産物を産地表示を変えて、買ってもらおうとしているためだとアナリストは指摘している。
12月14日付
『ヤフーニュース』は「懸念が広がる中、北朝鮮の“幽霊船”が北日本に漂着」との見出しで以下のように報道している。
今週も日本の海岸に北朝鮮の無人船が漂着。少なくとも1人の遺体が見つかった。北朝鮮の核開発で警戒が続く中、過去数週間“幽霊船”と呼ばれる北朝鮮の船の漂着が相次いでいる。警察は、船首に朝鮮語が書かれた船で故金日成の写真入りバッジをつけた男の遺体発見を報告。
日本ではこの相次ぐ漂着船は北朝鮮の窮地を表していると捉えられている。...
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12月14日付
『ヤフーニュース』は「懸念が広がる中、北朝鮮の“幽霊船”が北日本に漂着」との見出しで以下のように報道している。
今週も日本の海岸に北朝鮮の無人船が漂着。少なくとも1人の遺体が見つかった。北朝鮮の核開発で警戒が続く中、過去数週間“幽霊船”と呼ばれる北朝鮮の船の漂着が相次いでいる。警察は、船首に朝鮮語が書かれた船で故金日成の写真入りバッジをつけた男の遺体発見を報告。
日本ではこの相次ぐ漂着船は北朝鮮の窮地を表していると捉えられている。ミサイル打ち上げにより、厳しい経済制裁が課せられたことで、北朝鮮産の海産物の海外での販売が禁止され、漁師たちは国際海域まで遠洋に出ていると見られる。
日本の海上保安庁は、洋上は気候の変化が大きく、漁師にとり非常に危険なためこの問題は今後も続くとみている。
幽霊船や遺体漂着は、これまでも長い間日本では問題とされてきたのだが、報告によると、最近の漂着数が急増しており、数週間で10数船体から40以上の遺体が発見され、今年の漂着数は最多を記録。尚、昨年の漂着数は66隻(海上保安庁)。
同日付米国『CNN』は「北朝鮮籍とみられる幽霊船が北日本に漂着」との見出しで以下のように報道している。
またもや北朝鮮籍船が日本に漂着し、今年の漂着船合計は83隻となった。秋田県警によると、火曜午後に木造船が潟上市に漂着、この日2隻目だという。翌日、警察と海上保安当局は、船内で腐敗が進んだ遺体を発見。
水曜には、秋田市付近で、ポケットに朝鮮語で書かれた紙切れが入った遺体が見つかったという。12日は新潟柏崎市で船首に朝鮮語で数字が書かれた10.7 メートル長の漂着船が発見された。火曜には、青森県深浦でも遺体が見つかり、警察や海上保安当局は他の地域の漂着船との関連を調べている。
これまでいくつかの船には生存した乗組員もいて、全員が北朝鮮人だった。
ピーターソン国際経済研究所のアナリストは、漂着船乗組員の窮状は、「北朝鮮経済の悪化状態を反映するもの」だと指摘している。北朝鮮の漁師たちは、国際海域に出て外国船と取引をし、水産物の産地を日本産や韓国産へと書き換えられるのを目的としていると指摘している。
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