米アマゾン、シアトル近郊でロボットによる宅配を開始(2019/01/25)
インターネット通販最大手の米アマゾン・ドットコムは23日、西部ワシントン州シアトル近郊の顧客を対象に、クーラーボックスほどの大きさのロボット「スカウト」が荷物を宅配するサービスの提供を開始した。
『AFP通信』『AP通信』『ブルームバーグ』や地元紙
『シアトル・タイムズ』などが、アマゾンのロボット宅配システムの試験的運用について報じた。人間のドライバーなしに食事やその他の商品を顧客に届けるロボットや自動配送技術による宅配の市場には、既に何社もの企業が進出している。アマゾンは倉庫での在庫の移動などに社内でロボットを使用してきたが、顧客への宅配にもその技術を使用することとした。
同事業の責任者を務めるショーン・スコット氏によれば、アマゾンが開発した宅配用ロボットは、「スカウト」という名前の電動の小型車両であり、人が歩くほどの速さで歩道に沿って自律的に走行する。...
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『AFP通信』『AP通信』『ブルームバーグ』や地元紙
『シアトル・タイムズ』などが、アマゾンのロボット宅配システムの試験的運用について報じた。人間のドライバーなしに食事やその他の商品を顧客に届けるロボットや自動配送技術による宅配の市場には、既に何社もの企業が進出している。アマゾンは倉庫での在庫の移動などに社内でロボットを使用してきたが、顧客への宅配にもその技術を使用することとした。
同事業の責任者を務めるショーン・スコット氏によれば、アマゾンが開発した宅配用ロボットは、「スカウト」という名前の電動の小型車両であり、人が歩くほどの速さで歩道に沿って自律的に走行する。
スコット氏はブログへの投稿で、「我々はシアトルの研究開発ラボでアマゾン・スカウトを開発したが、進路上にいるペットや歩行者などを避けて安全かつ効率的に走行できるようにした。」と開発の狙いを説明した。
スカウトは「小さなクーラーボックス」程度の大きさで、6つの車輪のある明るい青色の小型車両だ。側面にプライムのロゴがプリントされている。先ずはシアトル近郊のスノホミッシュ郡の一部地域でアマゾンの顧客に荷物を宅配するため、6台が使用される。同地域の顧客の荷物は、アマゾンの下請け運送会社か、スカウトのいずれかにより配送されることになるという。
アマゾンによれば、スカウトは月~金曜の日中だけ稼働する。自動走行で配送するが、同社の従業員が付き添って監視する。今回の限定地域での試験的運用の結果を受けて、今後の他地域への展開について決定する。
アマゾンは、コストを管理しながら効率的に商品を配送するよう、広範囲の輸送ネットワークを構築した。同社や競合他社は現在、倉庫や配送センターから家庭までの「最後の1マイル」の配送の改善を目指しており、欧米で配送事業を行う多くの新興企業が、大学や病院の構内で、ロボットなどによる自動配送システムの実験を行っている。
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FBI元長官:「捜査妨害で解雇された」(2017/06/09)
ロシアの米選挙干渉疑惑を調査する米上院情報特別委員会の公聴会が開かれ、連邦捜査局(FBI)のコミー前長官が証言した。コミー氏はトランプ大統領から、捜査を辞めるよう暗に示唆するような発言で圧力をかけられたと説明している。これが司法妨害にあたると判断されれば弾劾となり政権の危機となるが、共和党内でのそのような動きは殆どないという。
トランプ氏は公聴会が開かれる間沈黙をしていたが、息子のトランプ・ジュニア氏がツイッターでコミー氏を批判しているという。更に議会証言後、大統領弁護士は「(トランプ氏は)いかなる形でもコミー氏に捜査を止めるよう指示していない」とし、またコミー氏が大統領との「部外秘の会話」を「権限なしに(マスコミに)漏らした」と述べている。
6月8日付
『ロイター通信』は「コミー氏:FBIのロシア疑惑捜査を妨害するためにトランプに解雇された」との見出しで以下のように報道している。
公聴会でコミー元FBI長官は、トランプ政権が嘘をつき、彼やFBIの名誉を傷つけたと語った。2月にトランプ氏が、ロシア疑惑捜査の一環だったフリン元国家安全補佐官への捜査を止めるよう指示をしたと述べた。トランプ氏が司法妨害をしようとしたかについては発言せず、それは現在ロシア疑惑捜査を統括しているモラー特別検察官が決めることだとし、「大統領との会話で妨害があったかは私が言えることでないが、大変不愉快で懸念を抱かせるものではあった」と述べている。...
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6月8日付
『ロイター通信』は「コミー氏:FBIのロシア疑惑捜査を妨害するためにトランプに解雇された」との見出しで以下のように報道している。
公聴会でコミー元FBI長官は、トランプ政権が嘘をつき、彼やFBIの名誉を傷つけたと語った。2月にトランプ氏が、ロシア疑惑捜査の一環だったフリン元国家安全補佐官への捜査を止めるよう指示をしたと述べた。トランプ氏が司法妨害をしようとしたかについては発言せず、それは現在ロシア疑惑捜査を統括しているモラー特別検察官が決めることだとし、「大統領との会話で妨害があったかは私が言えることでないが、大変不愉快で懸念を抱かせるものではあった」と述べている。矢継ぎ早に出される質問に、コミー氏は単的に慎重に答えていったという。
トランプを批判する人は、FBIの捜査の邪魔をすることは司法妨害にあたり弾劾に発展する可能性があると主張する。一方、与党共和党では、弾劾手続きへの動きはほぼ皆無である。
同日付米国
『ボストングローブ』(AP通信引用)は「コミーの公聴会に関しドナルド・トランプはツイッター発言せず、息子が発言」との見出しで次の様に報道している。
コミー元FBI長官の公聴会の間、トランプ大統領はツイッターで発言をしていない。しかし、長男のトランプ・ジュニアがツイッターで発言、父であるトランプ氏を擁護し、コミー氏への批判を繰り返しているという。特に、トランプ氏がフリン元国家安全補佐官への捜査をFBIに辞めるよう「望んでいる」意図だと受け取ったとコミー氏が主張している件を批判しているという。
同日付米国
『シアトル・タイムズ』は「コミーの証言に沈黙したトランプの一方で息子が生ツイート」との見出しで次の様に報道している。
普段とは違い控えめなトランプ大統領がコミー元FBI長官の公聴会の間沈黙している。一方トランプ・ジュニアは、木曜夕方から80回もツイートし、父を弁護しコミー氏を批判しているという。「私の知る39年間で父が「命令を下す」時は常に曖昧さはなかった。言っている意味が明確だった」等としている。
トランプ大統領の弁護士は「(トランプ氏は)いかなる形でもコミー氏に捜査を止めるよう指示していない」とし、また、コミー氏は大統領との「部外秘の会話」を「権限なしに漏らした」と述べている。
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