ボツワナで裁判所が反同性愛法廃止の裁定へ(2019/06/12)
ボツワナの高等裁判所は、火曜日同性愛を合法とするかの裁定を下すと見られている。ケニアが反同性愛法を維持したことを受けて、アフリカ中がこの画期的な出来事を注視している。
『YAHOO!ニュース』、
『シアトル・タイムズ』(ともに米国)などが報じた。
ボツワナはアフリカで最も安定した民主主義の国のひとつとみなされているが、1965年の刑法で、同性愛は違法となっている。
違反者は最高7年の刑となる刑法の2条項に、匿名の申立人が異議を申し立てたことを受けたこの問題への裁定を、裁判所は3月延期した。
活動家は、政府が同性愛者を「非アフリカ人」と決めつける、この抑圧的な法律を廃止することを望んでいる。...
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『YAHOO!ニュース』、
『シアトル・タイムズ』(ともに米国)などが報じた。
ボツワナはアフリカで最も安定した民主主義の国のひとつとみなされているが、1965年の刑法で、同性愛は違法となっている。
違反者は最高7年の刑となる刑法の2条項に、匿名の申立人が異議を申し立てたことを受けたこの問題への裁定を、裁判所は3月延期した。
活動家は、政府が同性愛者を「非アフリカ人」と決めつける、この抑圧的な法律を廃止することを望んでいる。
「同性愛が合法となれば、同性愛者のコミュニティーに対して肯定的なものとなるだろう。なぜならそうなれば、同性愛者のプライバシーの権利が守られるし、自分が感じるように自分を語ることができるようになる」とボツワナ・レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・オーガニゼーション(LEGABIBO)のマトルホゴノロ・サムサム氏がAFP通信に語った。
活動家は内務省がLEGABIBOの申請受付を拒否したことを受け、訴訟を開始した。
アウトリーチ・ワーカーのタト・ガメ・トシー氏にとって反同性愛法が廃止となることは、コミュニティーの人々が医療や治療を受けやすくなるという。
「看護師が気づかないゲイの男性が欲するサービスが多くあり、公立病院に行ってそれらのサービスを受けたいというと否定的な回答が来る」とAFP通信に語った。
「我々は自由にそれらのサービスを受けたいだけだ。それらのサービスを受けられないことは大きな失望だ」
活動家は、アンゴラなどの他のアフリカの国や遠く離れたインドの例を継いで、数十年来の同性愛を違法とする法が廃止されることを望んでいたが、先月高等裁判所は同性愛を違法とする法律を廃止することを退けた。
ガボローネで3月行われた高等裁判所の審問で、申立人の弁護士は、世論は進展しており、雇用法も性的指向を理由にした差別を違法としていると述べた。
モクウィツィ・マシシ大統領は性別に基づく暴力に関する会議に出席し、次のように述べた。
「我が国には、暴力を受け、沈黙の中で苦しんでいる同性愛者が多くいる」
「他の国民と全く同じに、彼らには身を守る権利がある」と12月の集会でマシシ大統領は語った。
監視団体によると、法律的な寛容に向かう国もあるが、サハラ以南のアフリカの国の半数以上が反同性愛法を持っている。
アンゴラ、モザンビークそしてセイシェルが近年、反同性愛法を廃止した。
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フェイスブックやツイッターが世論操作を狙ったイラン系の偽アカウントなどを一斉削除(2019/05/30)
米フェイスブックは28日、親イラン勢力による米国内の世論操作が目的とみられる偽アカウントなど数十件を一斉に削除したことを明らかにした。米ツイッターもイラン系の偽アカウントを少なくとも2,800件削除したことを発表している。
『CNN』や
『AFP通信』などの報道によると、フェイスブックは51のアカウント、36のページ、7グループを削除し、傘下のインスタグラムのアカウント3件も削除した。ツイッターは、イランで作成された2,800のアカウントを5月初めに削除した。
フェイスブックは、米セキュリティ企業ファイア・アイ(FireEye)の調査から関連情報を得た。本調査は、2016年の米大統領選へのロシアの介入後、イラン系のアカウントなどによる世論操作についての分析を行っている。...
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『CNN』や
『AFP通信』などの報道によると、フェイスブックは51のアカウント、36のページ、7グループを削除し、傘下のインスタグラムのアカウント3件も削除した。ツイッターは、イランで作成された2,800のアカウントを5月初めに削除した。
フェイスブックは、米セキュリティ企業ファイア・アイ(FireEye)の調査から関連情報を得た。本調査は、2016年の米大統領選へのロシアの介入後、イラン系のアカウントなどによる世論操作についての分析を行っている。ツイッターは、偽アカウントの調査は継続中であり、削除は本調査の情報に直接基づいたものではないと説明した。
ファイア・アイは、誰が背後にいるかを偽ったソーシャルメディア・アカウントのネットワークが、明らかにイランの政治的利益を推進するために組織化されていたと指摘した。フェイスブックは、偽アカウントによる投稿が、イラン国内からなされたことに自信を持っており、証明可能と主張している。
フェイスブックの偽アカウントによる投稿は、英語かアラビア語で行われていた。取り上げる話題は、有名人、米国の州の分離独立運動、イスラム教、サウジアラビアの中東内での影響力、米英の国内政治などで、記者や政治家などになりすますアカウントもあった。
偽アカウントを操る親イラン勢力は、米国やイスラエルのメディアに情報を発信させるだけでなく、特定の話題を取り上げるよう記者たちに働きかけたり、政治について米英でインタビューの実施を画策したりしていたという。
ファイア・アイによると、親イラン勢力は、偽アカウントによる投稿により、過去1年で少なくとも13件、米紙に投書を掲載させることに成功した。例えば、昨年10月に米紙ロサンゼルス・タイムズとニューヨーク・デイリーニューズに掲載された投書は、トルコ・イスタンブールのサウジ総領事館内で殺害されたサウジ人ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏を追悼する最も良い方法は、米国がイエメン内戦でサウジアラビアの支援をやめることであると主張していた。また、シアトル・タイムズ紙に掲載された別の投書は、トランプ米大統領の中東政策を批判する内容だった。
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