【Globali】
米・中・韓国メディア;靖国神社での爆発事件の報道について(2015/11/24)
11月23日(祝日)の午前10時頃、靖国神社から、爆発音がして煙が出ているとの110番通報があり、警視庁が調べたところ、敷地内の男子用トイレで金属パイプや発火装置の残骸が見付かった。この日、同神社では、五穀豊穣を祝う新嘗祭が催されていたが、怪我人はなく、祭祀も予定通り行われた。この事件について、靖国神社に特別な見方をしている米・中・韓国メディアそれぞれが速報している。
11月23日付米
『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙は、「何かと物議をかもす靖国神社で11月23日朝10時頃、爆発騒ぎが発生した。当日は日本の祝日で、同神社の秋の収穫祭祀が行われる直前の出来事だった。爆発は同神社南門付近の公衆トイレで起こった。怪我人はおらず、また、犯人も捕まってはいない。同神社には、第二次世界大戦で戦死した240万人の慰霊に加えて、14人のA級戦犯も祀られているため、日本の軍国主義の象徴として注目を浴びていて、2013年には可燃性の液体で同神社に放火しようとした韓国人が逮捕され、また、昨年大晦日にも25歳の日本人が、同様放火容疑で逮捕されている。...
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11月23日付米
『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙は、「何かと物議をかもす靖国神社で11月23日朝10時頃、爆発騒ぎが発生した。当日は日本の祝日で、同神社の秋の収穫祭祀が行われる直前の出来事だった。爆発は同神社南門付近の公衆トイレで起こった。怪我人はおらず、また、犯人も捕まってはいない。同神社には、第二次世界大戦で戦死した240万人の慰霊に加えて、14人のA級戦犯も祀られているため、日本の軍国主義の象徴として注目を浴びていて、2013年には可燃性の液体で同神社に放火しようとした韓国人が逮捕され、また、昨年大晦日にも25歳の日本人が、同様放火容疑で逮捕されている。」とし、「2013年の安倍首相含めて、日本の首相が同神社を参拝する度に、旧日本軍によって侵略された中国や韓国からは猛烈な抗議の声が挙がっている。」と報じた。
同日付米
『ハフィントン・ポスト』オンラインニュース(
『AP通信』記事引用)は、「爆発が起きたトイレには、時限発火装置の残骸が見付かっており、警視庁は監視カメラの映像を解析して、犯人の特定に努めている。日本の政治家の何人かは、お国に命を捧げた精霊を慰めるためとして同神社に参拝しているが、中国や韓国からは度々非難されている。それを慮ってか、明仁天皇は参拝されておらず、また、安倍首相も2年前の参拝を最後に、以降参拝していない。」と伝えた。
同日付香港
『アジア・タイムズ』オンラインニュース(
『ロイター通信』記事引用)は、「爆発事件発生時は、秋の収穫を祝う新嘗祭が行われていたが、祭祀は影響なく行われたものの、安全のため子供を連れた訪問者の訪問は断られた。なお、同神社は、軍国主義の象徴であり、侵略や植民地化された当時を思い起こさせるとして、中国や韓国から、日本の政治家による参拝には強い反対運動が度々起きている。」と報じた。
また、同日付中国
『グローバル・タイムズ(人民日報タブロイド判)』(
『AFP通信』記事引用)は、「同神社管理者によると、幸い怪我人が出なかったこと、また、事前に脅迫通知などはなかったという。なお、同神社に日本の政治家が参拝する度に、中国や韓国から怒りの声が挙がっている。」と伝えた。
更に、同日付韓国
『KBSニュース』は、「同神社には、(第二次大戦の)多くのA級戦犯が合祀されている。」と報じた。
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