「俺の家の話」第3話 TBS 2月5日(金)22時-
観山寿一(長瀬智也)はさくら(戸田恵梨香)に借りた10万円を返すため
家族に内緒でマスクマンとして復帰。プロレスは辞めたはずだったが・・・。
試合をしている間に父の寿三郎(西田敏行)が自宅で転倒してしまう。
目を離したすきの事故に妹の舞(江口のりこ)や弟の踊一
(永山絢斗)らに謝ることしかできない寿一だった。
さらにさくらには「介護をなめないで」ときつく言われてしまう。
そんな中、寿三郎は「エンディングノート」を書く。...
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観山寿一(長瀬智也)はさくら(戸田恵梨香)に借りた10万円を返すため
家族に内緒でマスクマンとして復帰。プロレスは辞めたはずだったが・・・。
試合をしている間に父の寿三郎(西田敏行)が自宅で転倒してしまう。
目を離したすきの事故に妹の舞(江口のりこ)や弟の踊一
(永山絢斗)らに謝ることしかできない寿一だった。
さらにさくらには「介護をなめないで」ときつく言われてしまう。
そんな中、寿三郎は「エンディングノート」を書く。
さくらとプロレス観戦、さくらとスキューバダイビング、さくらと桜を見る会に行きたいなど並ぶ中「家族旅行」の文字が。
寿三郎の願いをかなえたいと寿一は考えるが・・・
笑いながらホロリと泣けるホームドラマはますます絶好調。
長瀬智也演じる寿一が試行錯誤しながら父親や自分や家族が求めるものを手探りで探して行きます。
寿一は40過ぎのいい年だけどそれでも人間の本質は子どもの頃からそれほど変わらない。
親には褒めてもらいたいし、分かっていても元妻と現恋人との間に子どもができれば
心がざわつく。不惑なんてありえないのです。
かっこ悪いところを存分に見せてくれる寿一を応援したくなります。
後妻業を平気な顔でやって高齢者からお金を巻き上げていた介護士のさくら。
その金銭感覚も幼少期の辛い経験がもとになり今も引きずっていることが分かりました。
寿一とは全く違う貧困と孤独の中にあった子供時代を過ごしていました。
過去から逃れられない息苦しさ、今現在の生活の苦しさ、山積みになる問題、
扱っているテーマはシビアです。
ドラマを見ている誰もが自分ごととして見られる部分がどこかしらあるでしょう。
介護、貧困、子どもの学習障害など今まで描かれなかったテーマを
これからどう結末づけていくのか非常に関心が持てます。
また西田敏行さんの演技は本当に一見の価値ありで老いてしまった自分とのせめぎ合いを
内面に秘めながらもソフトなたたずまいで見せていく演技に毎回釘付けになってしまいます。
他、役者陣の演技もとってもいいです。
まさかの能とプロレスの共通点も!?体幹大事。
来週も楽しみにしています。
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「うちの娘は、彼氏ができない!!」第4話 日テレ 2月3日(水)22時-
碧(菅野美穂)の小説「私を忘れないでくれ」が映画化されることになった。
主演は人気バンドのボーカル・ユウト(赤楚衛二)。しかし小西(有田哲平)は
映画の内容を勝手に変えようとするユウトの言いなりになっていた。
プライドを傷つけられた碧だが担当編集者の漱石(川上洋平)は碧を守ろうとしていた。
映画化することのメリットを碧に語る漱石だが碧はつい漱石が以前、漫画の編集を
やっていた時に盗作したことをほじくり返し責めてしまう。...
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碧(菅野美穂)の小説「私を忘れないでくれ」が映画化されることになった。
主演は人気バンドのボーカル・ユウト(赤楚衛二)。しかし小西(有田哲平)は
映画の内容を勝手に変えようとするユウトの言いなりになっていた。
プライドを傷つけられた碧だが担当編集者の漱石(川上洋平)は碧を守ろうとしていた。
映画化することのメリットを碧に語る漱石だが碧はつい漱石が以前、漫画の編集を
やっていた時に盗作したことをほじくり返し責めてしまう。
しかしそれは漱石が漫画家を守ろうと自分が罪を被ったことが判明。
不用意な言葉を後悔する碧だった。
整体師の渉(東啓介)とのデートが失敗に終わった空(浜辺美波)。
漫画に没頭しようと光(岡田健史)が話していた物語のイメージボードを描く。
すると偶然にも店に居合わせた碧、お昼を食べに来た渉先生とみんな勢ぞろい。
空とのデートに「付け鼻毛」をつけて来たことの理由を聞かれた渉先生は
「小学3年の時に飼育係を一緒にやった女の子が忘れられない」という話をする。
けっこう「クセが強い」ドラマですが
その一方ホンワカした雰囲気で独特のテイストが出てきました。
実際の店の名前や実在のものをもじった固有名詞を意図的に出すことで
話にリアリティが生じ、自分ごとみたいに錯覚して、入り込んで見てしまうという効果が出ています。
上手いですね、実際にこのドラマの登場人物があの商店街に住んでいそう。
恋の話が今回急展開でした。
ラストはなんと!碧と漱石があわやキス!?
空も渉先生より光との方が話が合いそう。
碧は・・・ゴンちゃん(沢村一樹)もいいけど漱石もお似合いかも。
色々な選択肢が出て来たことで目が離せない。
碧の創作上の悩みが切羽詰まっていてチクチク刺さります。
悩める碧、だけど作品と人柄は魅力的なんでしょう。根強いファンに勇気をもらって
なんとか踏ん張っている様子。がんばって欲しい。
脚本の北川悦吏子さんの独特の言い回しはまだちょっと気になるところもあるけれど
物語はちょっとヒリヒリ痛くて、でも碧と空の母子がとってもキュートでかわいくてほっこりする
絶妙バランスが生まれています。
今後どんどん面白くなるかも。
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「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」第4話 TBS 2月2日(火)22時-
ついに「MIYAVI」創刊号が発売され上京からの出来事を感慨深く思い出している
奈未(上白石萌音)。
最先端のファッション誌の一員としてはダサい自分に気づき一念発起した奈未は
オシャレに目覚めるが編集長の麗子(菜々緒)から「泥団子は磨いても泥団子」と
一刀両断にされてしまう。
見かねた同僚がジミーチュウのレセプションパーティに奈未を連れて行くことに。
そこでなんと、奈未が失恋した相手の幼馴染の健ちゃんにばったり会ってしまう。...
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ついに「MIYAVI」創刊号が発売され上京からの出来事を感慨深く思い出している
奈未(上白石萌音)。
最先端のファッション誌の一員としてはダサい自分に気づき一念発起した奈未は
オシャレに目覚めるが編集長の麗子(菜々緒)から「泥団子は磨いても泥団子」と
一刀両断にされてしまう。
見かねた同僚がジミーチュウのレセプションパーティに奈未を連れて行くことに。
そこでなんと、奈未が失恋した相手の幼馴染の健ちゃんにばったり会ってしまう。
婚約者がいながらも奈未を誘ってくる健ちゃんに困っているところを
偶然来ていた潤之介(玉森裕太)が「僕の彼女だ」と救ってくれる。
そんな中、麗子はファッション業界のトップクリエイター・ウエクサジンコ(高岡早紀)と再開する。
なんとジンコは副社長・宇賀神の元妻だったのだ。
ひょんなことからジンコのチームを手伝うことになった奈未はジンコから宇賀神との食事会のセッティングを頼まれる。
なんてことない内容のドラマなのですがついつい引き込まれて観てしまう。
不思議な魅力のあるドラマです。
今回はおしゃれに目覚める奈未のファッションがかわいい。
お洒落なのかダサいのか紙一重(笑)。でも奈未が着ていると可愛い。
MIYAVI編集部の女子たちがダサいと言っているからダサいのでしょう。
麗子も憧れる超ハイグレードなファッション界のドン・ジンコウエクサ登場。
誰もが納得の高岡早紀の美しさ・・・
本当にお綺麗です。
菜々緒さんとのツーショットは見惚れるばかり。
そんな2人の中に入っても臆せず自分の意見を言う奈未は全然平凡女子なんかではない。
立派な強心臓の持ち主です。
本来ならジンコのチーフアシスタントのようにイエスマンになってしまうところです。
奈未の天真爛漫さがすがすがしく感じました。
奈未がかつて憧れていた幼馴染の健ちゃん、とんでもないゲス男でしたね!
潤之介が来てくれて本当に良かった。
でもいきなりの「彼女だから」に奈未はドギマギ・・・
潤之介のことは好きにならない、石橋は叩いて壊せ!と思っていたのと裏腹に
どうしても惹かれてしまう。
今まで恋の話の分量がそれほど多くなかったですが
いよいよ4話からはキュン展開が見えてきましたね。
潤之介だけでなく編集長が副社長を好きだし
ドS先輩・中沢(間宮祥太朗)のことを遥(久保田紗友)が好きみたいだし
周りも動き出しました。どうなるんだろう。
副社長・宇賀神のユースケサンタマリアさん、かっこよすぎますね。
ナギサさんよりオジ萌え味が深いんじゃないですか??
こりゃ鬼編集長も好きになりますね。
副社長がらみだと麗子編集長がなぜかドジっ子になるのが可愛いです。
なぜこのドラマが面白く感じられるのか?それはきっと
主人公を取り巻く悩み、不満、ときめきなどが等身大で無理がなく
視聴者が抱くであろう疑問はきちんとその回で解消してくれる、
とてもしっかりした脚本だからなんでしょうね。
少女漫画みたいな展開だけどおじさんおばさんでも十分キュンキュンしながら
楽しめるドラマだと思います。
これからのみんなの恋の行方が気になります~
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「アノニマス」第2話 テレ東 2月1日(月)22時-
親友を自殺に追いやった犯人として“裏K察”に追い詰められた
古賀由希(中田青渚)は重傷を負う。
投稿者のアノニマスとはだれか???
新たに芹沢亜里沙(深川麻衣)が相談に訪れる。
ネットで炎上中の、店員に土下座をさせる動画の女性が亜里沙であるという
デマが流される。
顔写真や勤務先もさらされ誹謗中傷を受けているという。
指殺人対策室が調査したところ、ネットの女性と亜里沙は一致しなかった。...
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親友を自殺に追いやった犯人として“裏K察”に追い詰められた
古賀由希(中田青渚)は重傷を負う。
投稿者のアノニマスとはだれか???
新たに芹沢亜里沙(深川麻衣)が相談に訪れる。
ネットで炎上中の、店員に土下座をさせる動画の女性が亜里沙であるという
デマが流される。
顔写真や勤務先もさらされ誹謗中傷を受けているという。
指殺人対策室が調査したところ、ネットの女性と亜里沙は一致しなかった。
完全にデマだったのだ。
指殺人対策室は会見を行い、亜里沙も婚約者の翔平(田中俊介)とともに
徹底的に戦うという意志を示した。
しかし亜里沙の叔父が上場企業の重役だったことから「上級国民を警察がかばっている」
として炎上してしまう。
亜里沙を応援してくれると言っていた会社の同僚達だがある日机の中に
「騒ぎ立てるな さもなくば全てがさらされる 社員一同」という
怪文書が入れられていて・・・
指殺人対策室・万丞渉(香取慎吾)と碓氷咲良(関水渚)は悪質ニュースサイトの
捜査をしようとするが亜里沙から訴えをやめると言い出す。
過去に隠したいことを持つ人が卑怯な手で誹謗中傷の渦中に巻き込まれたら?
自分の過去に引きずられて黙って大人しくしていなければならないのか。
今回のお話はたとえ過去に何かがあったとしても「忘れられる権利」があり
今、いわれなく誹謗中傷を受けているとしたらそれを訴え出る権利があるという内容でした。
現代のネット社会ではどんなに隠したい過去でも一度拡散されてしまったら
一生背負わなければならないのか?
”忘れられる”ことがかなわない社会の恐怖を感じさせる内容でした。
亜里沙も恋人の翔平も過去に消したいことがあり
それが弱みとなり今降りかかっていることを振り払うことができないでいました。
過去を消すことはできないかもしれないけれど「未来を書き足すことはできる」
という万丞渉の言葉が胸に刺さりました。
今回も少々複雑な展開ながら順を追ってしっかり構成されているため
スンナリついていける内容となっています。
初回演技の拙さが感じられた関水渚さんですが今回は
その一途な雰囲気に好感が持てました。
まっすぐとは彼女のためにある言葉ですね。
刑事・咲良のキャラにぴったりだと思います。
「指殺人対策室」という設定はいかにもフィクションですが
話の内容は非常にリアルで見ごたえあるドラマになっています。
来週からも楽しみにしたいと思います。
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「俺の家の話」第2話 TBS 1月29日(金)22時-
プロレスラーを辞めて実家に帰った観山寿一(長瀬智也)は第二十八世観山宗家を継ぐことに。
しかし門弟からは不満が続出。
1週間後に「高砂」を披露して襲名を認めてもらうことにする。
実家での寿一には要介護の人間国宝の父親・寿三郎の介護に加え離婚した妻に支払う養育費が用意できないなど問題が山積。
父の内弟子・寿限無(桐谷健太)に借金を申し出るがなんと、観山家には現金の資産はほぼないことが判明する。...
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プロレスラーを辞めて実家に帰った観山寿一(長瀬智也)は第二十八世観山宗家を継ぐことに。
しかし門弟からは不満が続出。
1週間後に「高砂」を披露して襲名を認めてもらうことにする。
実家での寿一には要介護の人間国宝の父親・寿三郎の介護に加え離婚した妻に支払う養育費が用意できないなど問題が山積。
父の内弟子・寿限無(桐谷健太)に借金を申し出るがなんと、観山家には現金の資産はほぼないことが判明する。
そんな中、父親の介護士・さくら(戸田恵梨香)がほうぼうで後妻業をやって遺産を掠めとっているのではないかという疑惑が浮上。弟で弁護士の踊介(永山絢斗)が証拠の写真を発見、家族に暴露するのだが…
大きな山場と思われた介護士・さくらの後妻業暴露からの寿三郎に近づいたワケの告白が案外アッサリでしたが、このくらいの扱いの事件で逆にスッキリ。エンタメ要素は早々に解決を見たことで、やはり親の介護や家族のあり方に焦点を当てたけっこう重い内容なんだということがはっきりしました。
それにしても宗家の通帳の中身がお粗末なのにはビックリ。寿一は仕事も辞めてしまったし
宅配の配達員になるしかない。
覚悟を決めて実家に帰ったのだからプロレスに未練を残さずたとえバイトしても頑張る寿一、えらい。かっこいい。長瀬智也さんはこういう一本気な男の役がよく似合います。
寿一と観山家のお金の問題も先行きに深刻な影を落とすことになるかもしれないですね。
また、さくらにお金目当てで近づいた、恋愛感情なはい、とハッキリ言われたけど認知症気味で
すぐに忘れてしまった寿三郎おじいちゃん。
認知症も捨てたもんじゃない、周りもちょっとホッとしてるのかも。
いい歳こいても父に褒められたい、じいじに褒められてる息子に嫉妬しちゃう感情など
人生のモヤッとする場面を上手くドラマに落とし込んで、見ている方もなんだか色々な感情を引き出される良ドラマ。
来週も楽しみです。
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