「着飾る恋には理由があって」第1話 TBS 4月20日(火)22時ー
インターネット通販で若者に人気を集めるインテリアメーカー「エル・アルコ・イリス」の広報として日々プレスリリースやメルマガ作成、SNS更新などに奔走する真柴くるみ(川口春奈)。SNSフォロワー10万人のインフルエンサーとして活躍している。
くるみは社長の葉山祥吾(向井理)を心密かに想いを寄せていて会社のため、社長に認められるため背伸びして頑張っている。
ある日、毎日多忙なくるみは桜上水と玉川上水を間違えてしまい打ち合わせに遅刻してしまうピンチに陥る。...
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インターネット通販で若者に人気を集めるインテリアメーカー「エル・アルコ・イリス」の広報として日々プレスリリースやメルマガ作成、SNS更新などに奔走する真柴くるみ(川口春奈)。SNSフォロワー10万人のインフルエンサーとして活躍している。
くるみは社長の葉山祥吾(向井理)を心密かに想いを寄せていて会社のため、社長に認められるため背伸びして頑張っている。
ある日、毎日多忙なくるみは桜上水と玉川上水を間違えてしまい打ち合わせに遅刻してしまうピンチに陥る。
タクシーがなかなかつかまらず焦っているとSNSのフォロワーか?くるみのことを知っている男がキッチンカーで通りかかり桜上水まで乗せてくれる。
そんなある日、マンションの契約更新を忘れていたせいで部屋を追い出されたくるみは学生時代に知り合った人気フードコーディネーター・早乙女香子(夏川結衣)のはからいで表参道の超高級マンションに住ませてもらうことに。
高級マンションで1人暮らしだ!とウキウキして引っ越すと・・・なんと、あのキッチンカーの男・藤野駿(横浜流星)が隣の部屋に。驚くくるみだったが実は一人暮らしではなくルームシェアのメンバーになっただけだったのだ。他にもオンラインカウンセラーの関西人・寺井陽人(丸山隆平)、バイトをしながら現代アートを創作するアーティスト・羽瀬綾夏(中村アン)らがメンバーだった。
この4人の若者と香子という年齢も仕事もバラバラな5人での共同生活が始まった。
TBS火曜22時枠、キュンキュン枠の新ドラマ。
見始めていつキュンな展開が始まるのかなぁーと待っていましたがどうやら今回は今までのキュン系ドラマとはちょっと違うような。
まず駿(横浜流星)の王子様感がまったくない。
駿は女子ウケする王子様キャラではなくて今までの横浜流星のイメージが一新するような普通の・・・いやむしろそっけない系の男子。
これはこれでいいです。いいんだけど、華やかさが皆無なのは少々淋しいなと感じました。
せっかくの横浜流星が・・・もったいない。
視聴者的にはもうちょっとキラキラな感じをお願いします!と言いたいです。
その分、社長の葉山祥吾(向井理)はいかにも女性にモテそうな、甘えん坊な面と仕事ができる面を絶妙なバランスで持っているタイプ。
くるみがメロメロなのもなんだか分かります。
でも早くも2人が両想いになるのは難しそうな予感がします。
インフルエンサーとして頑張ってスマホにかじりつきで更新したり自分のファッションも隙がないよう気を張って生きているくるみ。
今、くるみみたいに外から見える自分に縛られて息もつけない状態になっている人が結構多いのではないでしょうか。
ちょっとでもスキを見せればSNSで叩かれて炎上。
上手く立ち回るうちに息が詰まってしまう。
そんなくるみとスマホも家に置きっぱなしで仕事は気が向いた時だけキッチンカーを走らせカレーを売る駿がどんな関係を築くのか予想不可能。
第1話ではちょっと反発しあっている感じでしたがここからどう展開するのでしょう。
元祖キュンキュン系ドラマ「恋はつづくよどこまでも」の脚本家・金子ありさと「アンアチュラル」「MIU404」などの演出家・塚原あゆ子のコラボでどういう作品になるのか。
第1話はまだちょっと走り出し切っていない感じでしたが新感覚のドラマが誕生する予感は十分。
「麒麟が来る」で完全に一皮むけた川口春奈さんにも魅力を存分に発揮してもらって盛り上がって欲しいと願う次第です。
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「青天を衝け」第10回 NHK 4月18日(日)
幕府では暗殺された井伊直弼(岸谷五朗)に代わって老中・安藤信正(岩瀬亮)が孝明天皇(尾上右近)の妹・和宮(深川麻衣)の将軍・家茂への降嫁を進めていた。
朝廷との結びつきを強めて幕府の権威回復を図った和宮降嫁は尊王攘夷派の志士に火をつける。
念願の江戸へ来た栄一(吉沢亮)は尊王論者の大橋訥庵(山崎銀之丞)を紹介され安藤の暗殺計画を知る。
長七郎(満島真之介)はその計画のために命を捨てる覚悟をするが…
幕末の動乱の中で日本をどうするか語り合う若者たちの姿がまぶしい!
念願の江戸へ行った栄一は地元とのカルチャーギャップに驚き、すぐに感化されます。...
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幕府では暗殺された井伊直弼(岸谷五朗)に代わって老中・安藤信正(岩瀬亮)が孝明天皇(尾上右近)の妹・和宮(深川麻衣)の将軍・家茂への降嫁を進めていた。
朝廷との結びつきを強めて幕府の権威回復を図った和宮降嫁は尊王攘夷派の志士に火をつける。
念願の江戸へ来た栄一(吉沢亮)は尊王論者の大橋訥庵(山崎銀之丞)を紹介され安藤の暗殺計画を知る。
長七郎(満島真之介)はその計画のために命を捨てる覚悟をするが…
幕末の動乱の中で日本をどうするか語り合う若者たちの姿がまぶしい!
念願の江戸へ行った栄一は地元とのカルチャーギャップに驚き、すぐに感化されます。
これは現代の若者も同じでしょう。何に影響されるかはその時代次第。
生まれて初めて真剣を手にし、人を斬ることを意識した栄一が怖さと高揚感がないまぜになって錯乱してしまうシーンが良かったです。
長七郎は尊王攘夷の思想を語る大橋訥庵に心酔し命も捨てると言います。
大儀のために命を捨てるのが嬉しいかのような長七郎ですが尾高惇忠(田辺誠一)に「無駄死にだ」と諫められ身を隠すことに。悔しそうな長七郎。国のために命を落とすこそが自分の生きざまだというこの熱量はこれから来る動乱の時代を映しているように感じました。
栄一と妻・千代にはなかなか子が出来ず悩んでいたのですがついに懐妊。喜びのひと時を過ごしますが栄一は江戸への思いを断ち切れない様子です。
時代が大きくうねり変わっていく実感の中で俺がやらねば誰がやると熱くなる姿をちょっとうらやましくも感じました。
これからの日本でまたこんなに人々が熱くなる時代は来るのでしょうか・・・??
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「リコカツ」第1話 TBS 4月16日(金)22時-
水口咲(北川景子)は雪山で遭難した際に助けてくれた航空自衛隊航空救難団の紘一(永山瑛太)と運命的な出会いから交際0日婚をする。
しかし新婚初日から朝4時に起床ラッパで起こされたり家訓を唱和させられたり。
会社の後輩・なつみ(大野いと)に愚痴をこぼすがなつみには元カレの貴也(高橋光臣)の方が良かったんじゃないかと言われてしまう。
休日、紘一は咲を外食に誘うが店選びからファッション、ショッピングまで何から何までセンスが違う紘一にキレた咲は大げんかしてしまい離婚を決意。...
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水口咲(北川景子)は雪山で遭難した際に助けてくれた航空自衛隊航空救難団の紘一(永山瑛太)と運命的な出会いから交際0日婚をする。
しかし新婚初日から朝4時に起床ラッパで起こされたり家訓を唱和させられたり。
会社の後輩・なつみ(大野いと)に愚痴をこぼすがなつみには元カレの貴也(高橋光臣)の方が良かったんじゃないかと言われてしまう。
休日、紘一は咲を外食に誘うが店選びからファッション、ショッピングまで何から何までセンスが違う紘一にキレた咲は大げんかしてしまい離婚を決意。離婚活動・リコカツを開始する。
2人は紘一の両親・母・薫(宮崎美子)、父・正(酒匂芳)に離婚したいことを話そうとするが
その前に薫は「お母さんはお父さんと離婚します」と宣言、2人は言い出せなくなってしまう。
さらには咲の両親、父・武史(佐野史郎)、美土里(三石琴乃)の仲にも不穏な空気が・・・
離婚から始まる物語。
主人公2人が離婚を決意しないと話が始まらないので、そこまでのエピソードはかなり駆け足。
離婚理由は結構あるあるな内容かな?
しかし咲のキレる理由はちょっと子どもっぽいかな?と感じました。
でもDVとか深刻なものでもそれはそれで
違う話になってしまうし、その辺の匙加減は
微妙かなぁ。とりあえずテンション高めで結婚した人たちが冷静になってからモメるという
コメディとお見受けしました。
永山瑛太の自衛官キャラがかなり強めで
相当ドタバタコメディになってる印象。
自衛官のお仕事も多少描かれていますが
自衛官の特徴を笑いにしたドラマは今までなかったのでは?
全体的に「愛の不時着」の焼き直し感もあるけど
父母たちも離婚しそうだというのに興味をそそられます。
現在3組のカップルが離婚を考え中ですが
その理由は3者3様で視聴者はこのうち誰かには共感できるでしょう。
エヴァンゲリオンなどに出演の三石琴乃さんがご出演。
咲の母親で美容の仕事で大成功した実業家役で、お美しい三石さんにピッタリ。注目です。
咲と紘一のエピソードに負けず劣らず父母チームの話が面白くなりそうなのでそちらにも期待しています。
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「レンアイ漫画家」第2話 フジ 4月15日(木)22時-
刈部清一郎(鈴木亮平)は久遠あいこ(吉岡里帆)に早瀬(竜星涼)と別れるよう指示。清一郎の描く漫画のためのミッションとはいえ
早瀬に本気になりかけているあいこには受け入れ難い。
清一郎とあいこが押し問答をしているとレン(岩田琉聖)が学校に行きたいと言い出す。
清一郎はレンの学校関連のことをあいこに押し付けてしまう。
その夜、あいこは二階堂藤悟(真栄田郷敦)の店で担当編集者・向後達也(片岡愛之助)から学校手続きを終えたことを慰労される。...
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刈部清一郎(鈴木亮平)は久遠あいこ(吉岡里帆)に早瀬(竜星涼)と別れるよう指示。清一郎の描く漫画のためのミッションとはいえ
早瀬に本気になりかけているあいこには受け入れ難い。
清一郎とあいこが押し問答をしているとレン(岩田琉聖)が学校に行きたいと言い出す。
清一郎はレンの学校関連のことをあいこに押し付けてしまう。
その夜、あいこは二階堂藤悟(真栄田郷敦)の店で担当編集者・向後達也(片岡愛之助)から学校手続きを終えたことを慰労される。
そんなあいこの携帯に早瀬からメッセージが。
向後は漫画のためにも予定どおり早瀬と別れてくれと頼む。
そんな中、あいこが学校にレンを送っていくと強烈な個性の女性が子どもを送ってくるのに遭遇。その女性は有名漫画家・金條可憐(木南晴夏)で子どもは彼女の姪っ子だった。
第1話を見逃していたため、ちょっと設定が分かりづらく
最初はついていけなかったのですが何となくわかってきました。
天才漫画家はなんとけったいなことを考えるのでしょう!!
自分が恋愛ができないから疑似恋愛のミッションを課すとは・・・
鈴木亮平さんの風貌からはアクション漫画でも描いていそうな雰囲気ですが
清一郎が描いているのは超人気ロマンチックSFラブロマンスらしい。
あいこがその漫画を読みだしたら朝まで一気読みしてしまうというシーンがありましたが
どうやらめちゃくちゃハマる漫画らしい。
そして今38巻くらいまで出ているらしい。
この漫画を読んでみたいですね。チラ映りした漫画の内容から予測するに
なかなかドラマティックで面白そうでした。
清一郎のキャラが今後どう変化していくかに興味をそそられます。
恋愛下手な男性はどんなきっかけで変わって行くのでしょう。
そして誰と恋愛するのか??金條という女性漫画家が絡んできそう。
最初の設定を理解するまで時間がかかったけど、2話を見てだいたいの土台は分かって来たので
今後はこの物語がどう展開していくかに集中してみることができるのではないでしょうか。
今回のドラマの鈴木亮平さん、妙にイケメンなんでビジュアル面も楽しみです。
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「珈琲いかがでしょう」第2話 テレ東 4月12日(月)23時06分-
「キラキラ珈琲」
みかん畑に囲まれた田舎の道端でたこ珈琲を開店する青山(中村倫也)。
営業を終え東京へ帰る車にみかん畑の娘・雅(山田杏奈)が勝手に乗り込んでいた。
ピンクに髪を染めた雅は田舎を出て東京で「何かしらになりたい」と言う。
仕方なく東京まで連れていく青山。
翌朝、インスタで出会った親切なお姉さんにタレントオーディションに連れて行ってもらうと言う。
雅のインスタのファンという礼(臼田あさ美)に原宿駅で落ち合い
東京を満喫する雅。...
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「キラキラ珈琲」
みかん畑に囲まれた田舎の道端でたこ珈琲を開店する青山(中村倫也)。
営業を終え東京へ帰る車にみかん畑の娘・雅(山田杏奈)が勝手に乗り込んでいた。
ピンクに髪を染めた雅は田舎を出て東京で「何かしらになりたい」と言う。
仕方なく東京まで連れていく青山。
翌朝、インスタで出会った親切なお姉さんにタレントオーディションに連れて行ってもらうと言う。
雅のインスタのファンという礼(臼田あさ美)に原宿駅で落ち合い
東京を満喫する雅。途中スカウトされたりゴキゲンだったが
オーディションはさんざんな出来。落ち込んで礼のシェアハウスにお世話になろうとするが
怪しい男たちに囲まれ絶体絶命・・・
そこになんと!青山が乗り込んできて雅を助け出す。
雅の父に頼まれて尾行してきたのだという。
東京の厳しさ、怖さを知った雅は一旦田舎に帰る決心をする。
「だめになった珈琲」
雅を陥れようとした礼の物語。
雅がスマホを礼の部屋に忘れ、取りに行く青山。
そこで礼から壊れたエスプレッソマシーンがあることを聞きなおしてやる。
そんな中、どうして礼が雅を男たちに売ろうとしたのか、今までどういう道をたどって来たのか
話を聞くことに。
礼は画家を目指す画学生だった。
真剣に絵をかいて勉強熱心だったが同級生がどんどん出世してくのを横目に
ふがいない毎日を送っていた。
おエライさんに媚びを売ったり枕営業をしたりする同級生が世間にもてはやされていると考えた礼は自分も有名なアーティストに取り入ろうとするが失敗。
何もかも嫌になってしまい自暴自棄な生活に堕ちてしまった。
そんな自分を壊れたエスプレッソマシーンになぞらえて「こびりついた汚れはもう取れない。絵にしがみついてみじめだ」と青山にぶちまける礼。
青山は「しがみついてでも続けられることも大事。そんな人はきっと得難いものを得ている」と諭す。
30分2本立ての内容となっている本ドラマ。
2本立てですが微妙な感じで内容がつながっていて登場人物もかぶっていたり。
映画監督・荻上直子が「凪のお暇」などで知られるコナリミサトの原作漫画を映像化。
独特のマッタリした世界観のお話かな、
と思いきや、今日は青山に裏の顔がありそうな
気配が…
金髪の謎の男を磯村勇斗が演じ、1話から青山に別の一面があることを仄めかしていましたが
今回は「人を殺したことのある目をしている」
というキーワードが出ましたね。
あの優しい珈琲屋さんが人殺し?!
ううむ、あまりにかけ離れているけど雅を襲おうとしたチンピラを撃退した時の殺気は
本物だった…?!
中村倫也の真骨頂、狂気の演技が見られて
テンション上がりました。
毎回、ゲストの悩みをひたすら聞いてくれる青山。今回は画家を目指していた礼の話が
切なくて胸に刺さりました。
紆余曲折もまた人を豊かにする、と青山は言いたかったのかな。
礼が苦しんでいるのも絵に対する情熱を持ち続けているから。世間に認められる人しか持たない何かを持ってなくても続けて行ける人にはその道の中で得た深みがあり十分輝くことができる、と。
青山が自分に言い聞かせるようにこの言葉を
言っていたのも印象に残りました。
地味なドラマだけど深夜にまったりしみじみ見るのにピッタリです。
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