更新を終了しています
送還期限まで1か月・中国に多くの北朝鮮労働者(11月22日)
北朝鮮と国境を接する中国東北部の遼寧省丹東では北朝鮮のレストランで北朝鮮の女性従業員が働いているのが確認された。
吉林省にある工場でも少なくとも数百人の北朝鮮労働者の姿がある。
国連安全保障理事会はおととし、北朝鮮の核兵器やミサイル開発の資金源を断つため制裁決議を採択し、各国に対し来月22日までに自国で働く北朝鮮労働者を送還するよう求めている。
米国政府がまとめた報告書によると、海外に働く労働者によって北朝鮮は年に数百億円得ていて、合わせておよそ10万人が海外で働いているとしている。...
全部読む
北朝鮮と国境を接する中国東北部の遼寧省丹東では北朝鮮のレストランで北朝鮮の女性従業員が働いているのが確認された。
吉林省にある工場でも少なくとも数百人の北朝鮮労働者の姿がある。
国連安全保障理事会はおととし、北朝鮮の核兵器やミサイル開発の資金源を断つため制裁決議を採択し、各国に対し来月22日までに自国で働く北朝鮮労働者を送還するよう求めている。
米国政府がまとめた報告書によると、海外に働く労働者によって北朝鮮は年に数百億円得ていて、合わせておよそ10万人が海外で働いているとしている。
期限まで1か月となったが送還の実態はわかっていない。中国外務省は国連の決議にのっとり送還する立場を示しているが、北朝鮮の反発も予想される中、友好国の中国やロシアも決議を履行するか注目される。
閉じる
米国紙「ウイグル族収容の内部文書入手」(11月18日)
米国の有力紙ニューヨークタイムズは電子版で中国政府が新疆ウイグル自治区でウイグル族の人たちを強制的に収容していることを示す内部文書400ページ余を入手したと報じた。
それによると中国政府が職業訓練を行っていると主張する施設では外部と通信を遮断され、厳しい規律のもとで徹底した思想教育が行われているとしている。
内部文書には習近平国家主席の非公開の演説内容も含まれるとしていて、2014年に新疆ウイグル自治区での演説で取り締まりを「いっさい容赦するな」などと指示したと伝えている。...
全部読む
米国の有力紙ニューヨークタイムズは電子版で中国政府が新疆ウイグル自治区でウイグル族の人たちを強制的に収容していることを示す内部文書400ページ余を入手したと報じた。
それによると中国政府が職業訓練を行っていると主張する施設では外部と通信を遮断され、厳しい規律のもとで徹底した思想教育が行われているとしている。
内部文書には習近平国家主席の非公開の演説内容も含まれるとしていて、2014年に新疆ウイグル自治区での演説で取り締まりを「いっさい容赦するな」などと指示したと伝えている。
ニューヨークタイムズは内部文書の提供は中国の政治関係者だとした上で、中国共産党の内部にもウイグル族弾圧を疑問視する声が根強いことを示していると指摘している。
閉じる
中国初の国産空母・台湾海峡を通過(11月18日)
台湾国防部は中国初の国産空母が台湾海峡を初めて通過し、台湾軍のほか米国や日本の艦艇も動向を監視していると発表した。
台湾海峡ではこれまで中国がウクライナから購入した空母が通過した事があるが、国産空母の通過は初めて。この空母は近く任務に就くと見られていて、今回の航行は試験的なものと見られている。
台湾では来年1月の総統選挙の立候補の届け出が始まる事から、独立志向が強いとされる民進党・蔡英文総統に圧力を加える狙いがあると見られている。...
全部読む
台湾国防部は中国初の国産空母が台湾海峡を初めて通過し、台湾軍のほか米国や日本の艦艇も動向を監視していると発表した。
台湾海峡ではこれまで中国がウクライナから購入した空母が通過した事があるが、国産空母の通過は初めて。この空母は近く任務に就くと見られていて、今回の航行は試験的なものと見られている。
台湾では来年1月の総統選挙の立候補の届け出が始まる事から、独立志向が強いとされる民進党・蔡英文総統に圧力を加える狙いがあると見られている。
総統府はコメントを発表し「北京当局は両岸と周辺地域の平和と安定を大事にすべきで、域内の安全と福祉への貢献こそが両岸の人々や国際社会が期待すること」などと批判した。
閉じる
国際社会は声をあげられない状態にある(11月16日)
来週の区議選を前に香港デモ隊と香港警察との衝突は過激化する一方である。すでに警察官が市民に発砲するということが当たり前のように起きる状況になっている。警察が強硬姿勢を示す背景にはそれを容認する習近平国家主席の存在がある。習主席はBRICS首脳会議で、香港デモを中国の「一国二制度」に対する重大な挑戦だとして、「香港警察の厳正な法執行と司法機関による法に基づく処罰を断固支持する」との強硬姿勢を示した。...
全部読む
来週の区議選を前に香港デモ隊と香港警察との衝突は過激化する一方である。すでに警察官が市民に発砲するということが当たり前のように起きる状況になっている。警察が強硬姿勢を示す背景にはそれを容認する習近平国家主席の存在がある。習主席はBRICS首脳会議で、香港デモを中国の「一国二制度」に対する重大な挑戦だとして、「香港警察の厳正な法執行と司法機関による法に基づく処罰を断固支持する」との強硬姿勢を示した。5大要求を掲げる香港デモ隊への譲歩については容認しない意向である。中国本土と司法制度が異なる香港では警察がデモ隊を拘束しても早期に釈放されてきたが、今後はそうならなくなる可能性もある。さらに気になるのは中国メディアが「今後混乱が収まらないようならば中国本土の武装警察や人民解放軍を投入する必要がある」とまで言い始めていることである。中国共産党機関紙・環球時報は13日、「香港基本法に基づき、中央政府が直接介入に乗り出す可能性がある」と示唆しており、ワーストシナリオと言われる「第二の天安門事件」の影がすでにちらつき始めている。仮に中国人民解放軍や武装警察がデモ鎮圧に乗り出した場合でも、1989年の天安門事件の時のようにはならない可能性が高い。香港市民の人権を守るはずの米国の法案「香港人権・民主主義法案」によって香港による自治に対する信頼が失われ、米国が認めている貿易上の特権を香港が失ってしまうリスクがある。中国本土はそうしたリスクを織り込み済であり、すでに深センやマカオなどを後継の金融都市として準備しているため、一番痛手を被るのは暴力にさらされた香港市民自身という皮肉な結果となる。デモ指導者の多くが遺言を残して街に出ているといわれているが、国際社会は声をあげられない状態にある。
閉じる
中国で拘束・北海道大の男性教授・解放されきょう帰国(11月15日)
中国を訪問中に当局に拘束されていた北海道大学の男性教授が解放され、きょう日本に帰国した。
中国近現代史が専門で、ことし9月上旬から中国政府系のシンクタンク・中国社会科学院の招きで北京を訪れていて当局に拘束された。
これまで、拘束の理由などを一切明らかにしていなかったが、外務省・耿爽報道官はきょう記者会見で、教授は国家機密に関わる資料を収集していたとして、反スパイ法に違反した疑いで拘束していたことを明らかにした。...
全部読む
中国を訪問中に当局に拘束されていた北海道大学の男性教授が解放され、きょう日本に帰国した。
中国近現代史が専門で、ことし9月上旬から中国政府系のシンクタンク・中国社会科学院の招きで北京を訪れていて当局に拘束された。
これまで、拘束の理由などを一切明らかにしていなかったが、外務省・耿爽報道官はきょう記者会見で、教授は国家機密に関わる資料を収集していたとして、反スパイ法に違反した疑いで拘束していたことを明らかにした。
この問題を巡っては、今月4日、安倍首相が中国・李克強首相と会談した際、来年春の習近平国家主席の日本訪問に向けた環境作りを行うためにも、早期解放と帰国への中国側の前向きな対応を求めた。
李首相は「よく留意する」と答え、両国間で調整が続いていた。
茂木外相は「来春の習近平国家主席の国賓としての訪日をいい環境の中でお迎えしたいという中で懸案をしっかり処理していく。私からも安倍首相からも中国側に強く申し込んできた案件」、安倍首相は「無事に帰国されご家族の皆様と再会できたことは本当に良かった」と述べた。
閉じる
「中国情勢」内の検索