UAE・バーレーン・イスラエルと国交正常化・中東の安定につながるか不透明(9月16日)
イスラエルとUAE(アラブ首長国連邦)およびバーレーンは米国の仲介のもと、それぞれ国交正常化の文書に署名し、長年にわたって対立してきたイスラエルとアラブ諸国の関係改善を印象づけたが、パレスチナ問題の解決に向けた道筋は示されておらず中東の安定につながるかは不透明である。
対立の原因となってきたパレスチナ問題の解決に向けてはイスラエルとUAEが交わした合意文書の中で包括的かつ現実的で永続的な解決を実現するために努力を続けると言及するにとどまった。...
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イスラエルとUAE(アラブ首長国連邦)およびバーレーンは米国の仲介のもと、それぞれ国交正常化の文書に署名し、長年にわたって対立してきたイスラエルとアラブ諸国の関係改善を印象づけたが、パレスチナ問題の解決に向けた道筋は示されておらず中東の安定につながるかは不透明である。
対立の原因となってきたパレスチナ問題の解決に向けてはイスラエルとUAEが交わした合意文書の中で包括的かつ現実的で永続的な解決を実現するために努力を続けると言及するにとどまった。
パレスチナ暫定自治区のラマラでは抗議集会が開かれ、住民がイスラエルとの国交正常化に反対していた。
パレスチナ暫定自治政府は声明を出し、東エルサレムを首都とする独立国家を樹立する権利が認められないかぎり地域に平和は訪れないとして非難した。
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国交正常化で合意・イスラエル・バーレーン・トランプ大統領・大統領選前に外交成果アピールか(9月15日)
米国・トランプ大統領は11日、米国の仲介によって長年対立してきたイスラエルとバーレーンが国交の正常化に合意したと発表し、外交成果を強調した。
トランプ政権は先月には、イスラエルとUAEアラブ首長国連邦の国交正常化の合意も仲介している。
トランプ大統領がイスラエルとアラブ諸国の関係改善に力を入れる背景には、みずからの支持基盤であるキリスト教福音派の存在があると見られている。
敵対してきたアラブ諸国との国交正常化はイスラエルの安全保障の改善につながり、イスラエルへの支援を重視する福音派の支持をつなぎ止めやすくなるためだ。...
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米国・トランプ大統領は11日、米国の仲介によって長年対立してきたイスラエルとバーレーンが国交の正常化に合意したと発表し、外交成果を強調した。
トランプ政権は先月には、イスラエルとUAEアラブ首長国連邦の国交正常化の合意も仲介している。
トランプ大統領がイスラエルとアラブ諸国の関係改善に力を入れる背景には、みずからの支持基盤であるキリスト教福音派の存在があると見られている。
敵対してきたアラブ諸国との国交正常化はイスラエルの安全保障の改善につながり、イスラエルへの支援を重視する福音派の支持をつなぎ止めやすくなるためだ。
トランプ大統領は今月15日、ワシントンで合意の署名式を行う予定で、秋の大統領選挙を前に外交成果をアピールするねらいがあると見られる。
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米国ジャーナリスト・政権の内幕描く本・2017年当時・対北朝鮮の作戦計画・核兵器使用も選択肢か(9月15日)
米国の著名ジャーナリスト・ボブウッドワードが、トランプ大統領との18回のインタビューなどをもとに政権の内幕を描いたとする新たな本「RAGE」は、きょうから販売が始まった。
本では取材をもとに、北朝鮮がミサイルを繰り返し発射していた2017年当時の政権内部の対応などを描いている。
この中では、当時のマティス国防長官はトランプ大統領が北朝鮮に先制攻撃をするとは考えていなかったとする一方、米軍内部では北朝鮮の体制転換に向けた作戦計画の再検討と研究が慎重に進められていたとしている。...
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米国の著名ジャーナリスト・ボブウッドワードが、トランプ大統領との18回のインタビューなどをもとに政権の内幕を描いたとする新たな本「RAGE」は、きょうから販売が始まった。
本では取材をもとに、北朝鮮がミサイルを繰り返し発射していた2017年当時の政権内部の対応などを描いている。
この中では、当時のマティス国防長官はトランプ大統領が北朝鮮に先制攻撃をするとは考えていなかったとする一方、米軍内部では北朝鮮の体制転換に向けた作戦計画の再検討と研究が慎重に進められていたとしている。
そして、米国の報復攻撃には核兵器80発の使用も含まれていた可能性があると指摘している。
米国軍は作戦計画を検討する際、さまざまな想定や選択肢を幅広く議論するとされているが、ウッドワードはこの検討内容がどこまで具体的だったかは記していない。
ただ、韓国のメディアは、「計画に核兵器80発の使用が含まれていると明らかになるのは初めてだ」などと伝えていて波紋が広がっている。
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TikTok・マイクロソフトに売却せず(9月14日)
TikTokをめぐり、米国・トランプ大統領は利用者個人情報が中国政府に悪用され安全保障を脅かす恐れがあるとして、バイトダンスとの取引を今月下旬から禁じる大統領令をだし、米国での事業を売却するようバイトダンスに命じていた。
中国政府は先月TikTokにも採用されているAIなどの先端技術を対象に海外移転規制強化を打ち出し、買収交渉の行方が不透明になっていた。
13日バイトダンスがマイクロソフトには売却しないと連絡。...
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TikTokをめぐり、米国・トランプ大統領は利用者個人情報が中国政府に悪用され安全保障を脅かす恐れがあるとして、バイトダンスとの取引を今月下旬から禁じる大統領令をだし、米国での事業を売却するようバイトダンスに命じていた。
中国政府は先月TikTokにも採用されているAIなどの先端技術を対象に海外移転規制強化を打ち出し、買収交渉の行方が不透明になっていた。
13日バイトダンスがマイクロソフトには売却しないと連絡。米国の複数メディアはオラクルが交渉に勝ち残ったと報道。オラクルは技術面のパートナになる見込みだ。
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米国大統領「軽く見せたかった」(9月10日)
米国メディアは著名なジャーナリストのボブウッドワードがトランプ大統領と行った単独インタビューの音声とそれをもとに書かれた近く出版される本の内容を報じた。
このなかでトランプ大統領は1月下旬に側近から新型コロナウイルスの危険性の詳しい説明を受け「インフルエンザよりも命に関わる」などと深刻さを認識していたというが、その後も記者会見で「リスクは極めて低い」と述べていた。
これについてトランプ大統領は「私は軽く見せたかった。...
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米国メディアは著名なジャーナリストのボブウッドワードがトランプ大統領と行った単独インタビューの音声とそれをもとに書かれた近く出版される本の内容を報じた。
このなかでトランプ大統領は1月下旬に側近から新型コロナウイルスの危険性の詳しい説明を受け「インフルエンザよりも命に関わる」などと深刻さを認識していたというが、その後も記者会見で「リスクは極めて低い」と述べていた。
これについてトランプ大統領は「私は軽く見せたかった。パニックを起こしたくなかったからだ」と述べ、ウイルスの危険性をあえて低く表現していたことを認めた。
報道を受けトランプ大統領は「国民を怖がらせてパニックを起こしたくなかった。」と述べ、野党民主党は大統領候補のバイデンが「トランプ大統領はウイルスの脅威を知りながらうそをつき国民を裏切った」と批判するなど波紋が広がっている。
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