※2022年2月、更新を終了しています
イチローに見る日本人気質(8月8日)
イチローの米国での3000本安打は、日本の我々にも様々な示唆を与えている。
メジャーで16年大リーグ史上30人目の達成は、オリンピックたけなわの日本でも段違いの「ビックニュース」として取り上げられている。
目の覚めるような、右翼フェンス直撃の3塁打で、サードベースに佇んだその表情は、なかなか思い通りにならなかった、ここ数日間の辛さを一気に払しょくするかのような感無量の表情であった。
27歳で米国に渡り、その後積み上げてきた安打が、その日の記録となった。...
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イチローの米国での3000本安打は、日本の我々にも様々な示唆を与えている。
メジャーで16年大リーグ史上30人目の達成は、オリンピックたけなわの日本でも段違いの「ビックニュース」として取り上げられている。
目の覚めるような、右翼フェンス直撃の3塁打で、サードベースに佇んだその表情は、なかなか思い通りにならなかった、ここ数日間の辛さを一気に払しょくするかのような感無量の表情であった。
27歳で米国に渡り、その後積み上げてきた安打が、その日の記録となった。
42歳の現在まだ、現役大リーガーとして活躍している、その姿はなんといっても畏敬の存在という一言である。
打って良し、走って良し、送球して良し、の三拍子そろった選手は、そう多くない。
更にイチロー選手が、テレビのインタービュー番組に出演する時も、感心するのは、いつも足の筋を伸ばす運動を絶え間なくやっている。
いつも時間を惜しんで、体の手入れをやっていますというメッセージだろうと思って拝見している。
見るところ、まだまだ現役選手としてやっていけるのではないかと、そして4000本安打は達成できるのではないかと期待を感じている。
最近では、なかなか先発メンバーとして打席に立てず、ピンチヒッターとしての出番が多くなってきたが、それでもここまで来た。
極端な長打力はないが、3000本目の3塁打のように、時折目の覚めるようなライナーを打つ。
その後、ベースを駆け抜ける、疾風のような走塁力は、爽快そのものである。
また、外野への大飛球を好捕してからのバックホームへのレーザービーム投球は、なんといっても胸がすく。
日本が生んだ、大選手が今後、何歳まで活躍できるのか、期待が膨らむ。
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リオ・オリンピック始まる(8月5日)
ジカ熱から始まり、ロシアのドーピング問題で大揺れになり、これまで受難続きであった「リオ・オリンピック」 もいよいよ開催される。
ブラジル政府や地元の努力もあって、何とか開催にまでこぎ着けたようだ。
テレビ報道では、サンバのリズムに乗ったダンサーが、画面一杯に映し出され、なるほど「リオ・オリンピック」が来たことを感じさせる。
これから18日間の間オリンピック一色になる。
日本ではこの期間に、甲子園での高校野球が重なり、世の中は当分の間スポーツ一辺倒になる。...
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ジカ熱から始まり、ロシアのドーピング問題で大揺れになり、これまで受難続きであった「リオ・オリンピック」 もいよいよ開催される。
ブラジル政府や地元の努力もあって、何とか開催にまでこぎ着けたようだ。
テレビ報道では、サンバのリズムに乗ったダンサーが、画面一杯に映し出され、なるほど「リオ・オリンピック」が来たことを感じさせる。
これから18日間の間オリンピック一色になる。
日本ではこの期間に、甲子園での高校野球が重なり、世の中は当分の間スポーツ一辺倒になる。
国際オリンピック委員会は4年後に行われる「東京オリンピック」で、野球など5競技18種目を行うことを決め、日本ではその関係者の歓喜の模様を伝えている。
東京では、史上最多の33競技が行われることになる。
よりコンパクトなオリンピックを志向しながら、開催国の希望により競技種目が増え続けるという現象は、この先も続くのだろうか。
米国のテレビ放送権による収入が圧倒することで、オリンピックの開催時期も真夏に開催となる。
日本でも、2020年以降の経済等の状況を憂う声も聞こえるが、それまでに国や都は大型の投資をオリンピックに向けて行ってゆくことになる。
リオ・オリンピックを最大限楽しみながら、「将来のオリンピック」の在り方について、よく考える機会にもしたい。
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東京オリンピックに向けた国と都の駆け引き始まる(8月4日)
安倍首相は首相官邸で2日就任した東京都・小池知事と会談した。先の都知事選挙の結果についてそれが民意だと述べたうえで、4年後の東京五輪パラリンピックの成功に向けて政府と東京都が連携していくことで一致した。小池知事・東京オリンピック・パラリンピックは国民的にも都民的にも大変重要なことで互いに連携を確認したとコメント。
そのあと小池知事は自民党・二階幹事長と会談し、東京五輪パラリンピック成功に向けて連携して取り組むことで一致した。...
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安倍首相は首相官邸で2日就任した東京都・小池知事と会談した。先の都知事選挙の結果についてそれが民意だと述べたうえで、4年後の東京五輪パラリンピックの成功に向けて政府と東京都が連携していくことで一致した。小池知事・東京オリンピック・パラリンピックは国民的にも都民的にも大変重要なことで互いに連携を確認したとコメント。
そのあと小池知事は自民党・二階幹事長と会談し、東京五輪パラリンピック成功に向けて連携して取り組むことで一致した。
自民党内では党の推薦を受けずに立候補して当選した小池知事の処分を求める意見が出ていることに関連して、二階幹事長は小池知事の処分には慎重な考えを示した。
小池知事は都知事選で自らを支援した国会議員らの処分を行わないように求め、二階幹事長は時間をかけて対応したいとの考えを伝えた。
そもそも小池知事と二階幹事長は、長い付き合いである。
安倍首相と小池都知事は、「東京オリンピックの成功」に向けて、都知事選のいきさつを水に流して、互いに協力して成功させようと政治的判断をしたようだ。
残された自民党東京都連が、敗戦の責を負い、石原都連会長をはじめ責任をとる動きだ。
オリンピック担当大臣には、丸川珠代氏が就任し、女性対女性の組み合わせになっている。
一方、稲田朋美氏は、小池都知事に次いで、2代目の女性の防衛大臣に就任した。
都知事選が終わってみると、こうした政治の後始末やこれからの攻防が妙に浮き立って見える。
これが政治と言えるのだろうが、国民、都民の税金も効率良く使っていただき、「東京オリンピック」が将来の日本や東京の財産になるように使って欲しいものである。
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国境の長い壁(8月3日)
国を守る長い壁と言えば、中国の万里の長城を思い出す。
現代では、その中国が今度は南シナ海に長城ならぬ、埋め立て地に軍事基地を築こうとやっ気になっている。
国際仲裁裁判所の判決が出ても、何ら変わらぬその姿勢は、強気一点張りというよりも最早死にもの狂いになっているようにも見える。
その中国では、恒例の避暑地で行われる「北戴河会議」が始まったようだ。指導者らが続々と集まって来ている模様だ。
現在7人いる党政治局常務委員の定員を変更するかどうかが議論されることになっているという。...
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国を守る長い壁と言えば、中国の万里の長城を思い出す。
現代では、その中国が今度は南シナ海に長城ならぬ、埋め立て地に軍事基地を築こうとやっ気になっている。
国際仲裁裁判所の判決が出ても、何ら変わらぬその姿勢は、強気一点張りというよりも最早死にもの狂いになっているようにも見える。
その中国では、恒例の避暑地で行われる「北戴河会議」が始まったようだ。指導者らが続々と集まって来ている模様だ。
現在7人いる党政治局常務委員の定員を変更するかどうかが議論されることになっているという。
こちら中国でも、習主席の22年に来る引退の慣例を見直し、続投の道を開くかが大いに注目されている。
また、米国では共和党大統領候補トランプ氏は、メキシコとの国境に壁を築き不法移民対策をすると明言している。
焦点は、すでに定住しまじめに働いている不法移民についての考え方だ。
納税もきちんとしている不法移民については、この先も定住や労働の許可をしても良いのではないかというメキシコ側からの反論もある。
米国とメキシコの国境に長い壁を作るということで、メキシコから不法移民を阻止しようという動きであるが、その費用をメキシコ側が負担するということは考えづらい。
トランプ氏はカナダ、メキシコとの間で結ばれている北米自由貿易協定も見直す考えだという。
「アメリカファースト」という考え方を徹底する方針のようだ。
時同じくして、世界にはこうした自国最優先の考え方の大国が生まれる可能性が出てきている。
遅れてきた帝国主義と、自国の利益を徹底して押しとうそうとする国家が生まれる土壌には、危険な気配が漂う。
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現代に生きるということ(7月29日)
毎日激動の中で生きているが、我々現代人はどのように生きているのだろうか。
ここでは本当に大雑把に、論じてみることにした。
例えば私は、毎日朝から職場に行って、夜に自宅に帰ってくるのが基調になっている。
家族がいるので、一緒に夕食を取り、しばしテレビを点けている。
朝は起きると食事をし、支度を終えると駅まで急ぎ、電車に乗る。
やはり、仕事中心の生活をしている。そしてそこから糧を得ることになる。...
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毎日激動の中で生きているが、我々現代人はどのように生きているのだろうか。
ここでは本当に大雑把に、論じてみることにした。
例えば私は、毎日朝から職場に行って、夜に自宅に帰ってくるのが基調になっている。
家族がいるので、一緒に夕食を取り、しばしテレビを点けている。
朝は起きると食事をし、支度を終えると駅まで急ぎ、電車に乗る。
やはり、仕事中心の生活をしている。そしてそこから糧を得ることになる。
その分週末は、情報の整理だとか、自転車に乗り川沿いを走り、気分転換をすることにしている。
「自然」に接すると、開放感があり、花も美しく、小鳥達のさえずりも心地良く聞こえる。
たまには、友人知人とメール交換やSNSでのやり取りをし、歓談することもある。
こうしてみると、私は「家族」「遊び」「仕事」「交流」といったことで、今の生活を概ね構成しているように感じる。
中でも、「仕事の時間」は大半を占めているように見える。
この仕事の時間の中身が、今変化していると感じる。
ほとんどが、パソコンやネットを通じたものになっている。
更に分析すると、だんだん「情報の分析」や「それの活用」になってきているように感じる。
職種によっても違いはあるが、都会で仕事をしている人々は、大体同じような働き方ではないだろうか。
この働き方に、先進国では中身にさらなる変化が訪れている。
米国でも、トランプ氏やサンダース氏による主張にその一端が垣間見られる。
更にその流れが、AIやIoT等によって変わって行く動きが顕著のように感じられる。
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