5百万人近くが住むインドで6番目に大きい都市のチェンナイは4つの貯水池から水が供給されているが、水を補充するモンスーンの雨が遅れているため、これらの貯水池はほとんど干上がっている。
貯水池が干上がっていくにつれて、チェンナイの住民は水を探さざるを得なくなった。富裕層や企業は、近隣の地域から水をトラックで運んできている。
これらの配達を買う余裕がない人は、バケツを持って州の給水車の割り当てを待たなければならない。...
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5百万人近くが住むインドで6番目に大きい都市のチェンナイは4つの貯水池から水が供給されているが、水を補充するモンスーンの雨が遅れているため、これらの貯水池はほとんど干上がっている。
貯水池が干上がっていくにつれて、チェンナイの住民は水を探さざるを得なくなった。富裕層や企業は、近隣の地域から水をトラックで運んできている。
これらの配達を買う余裕がない人は、バケツを持って州の給水車の割り当てを待たなければならない。
また、インドの活気ある商業首都ムンバイの本拠地である西マハラシュトラ州のビードは降水が少ないため、穀物が打撃を受け、貯水池が干上がり、住民は移住を強いられてきた。
インドの多くの地域、村や町で水が枯渇し、水への渇望は強まっているが、この問題に取り組む活動家は、雨不足であるのに、地下水の管理をしっかりしなかったことが水不足の原因だという。
「地下水の水位を確認するため監視しているほぼ17,000の井戸の60%以上が、10年前と比べ水位が減少している」とインド中央地下水委員会の会長キショア・チャンドラ・ナイク氏はいう。
インドは需要が供給に勝り、その歴史上最悪で長期の水不足に直面しており、何百万の生命と暮らしを危険に晒していると昨年、政府のシンクタンクNiti Aayogは警告した。
インドはほかのどの国よりも地下水を使用しており、歴代政府が問題に取り組んでこなかったと活動家のヒマンス・タッカール氏はいう。
「我々は中国と米国が使用する地下水を合わせたよりの多くの地下水を使っている。米国のような国は地下水の涵養域を決め、それを守っている。我々は何をした?何もしていない」
とタッカール氏はいう。
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