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【Globali】
中国政府、同国最大のキリスト教会を閉鎖(2018/09/11)
中国当局は今月、北京市北部にあるシオン教会を閉鎖した。その理由について当局は未登録のまま集会などの活動を行うことを禁ずるという規則に違反したと説明している。シオン教会は同国の中でも最大の非公認のプロテスタント教会で、毎週最大1500人が礼拝に通っていたと言われている。同教会の牧師であるジン氏は「当局との間でこの問題を解決する方法がないということを恐れている」と話した。
中国のキリスト教は「地下教会」や「家庭教会」と呼ばれる非公認の組織の礼拝に通う信者と政府公認の礼拝に通う信者とに分かれている。...
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中国当局は今月、北京市北部にあるシオン教会を閉鎖した。その理由について当局は未登録のまま集会などの活動を行うことを禁ずるという規則に違反したと説明している。シオン教会は同国の中でも最大の非公認のプロテスタント教会で、毎週最大1500人が礼拝に通っていたと言われている。同教会の牧師であるジン氏は「当局との間でこの問題を解決する方法がないということを恐れている」と話した。
中国のキリスト教は「地下教会」や「家庭教会」と呼ばれる非公認の組織の礼拝に通う信者と政府公認の礼拝に通う信者とに分かれている。中国共産党は公には無神論者としての立場を取っているが、宗教への締め付けが厳しくなってきているとの指摘もある。Fox Newsによると、2012年以降キリスト教やその他の宗教信者への迫害が報告されており、信者全体の3分の1がとても高いレベルで嫌がらせや暴力、経済的搾取などの被害にあっていることが分かった。ただ、現在は特に弾圧が高まっているようで習近平国家主席によって、宗教活動などの監視体制が強化されているとみられる。
同国河南省南陽市では9月に入って政府当局が教会を襲撃、聖書や十字架、家具などを焼き払ったということが確認されている。非営利組織「チャイナ・エイド」のボブ・フー氏はツイッターを通じて「国際社会は、この暴力と信仰の自由の侵害に激怒すべきだ」と述べ、焼き払っている様子を動画として投稿した。
これらに対し、中国当局は宗教上の自由を尊重しているとの姿勢を崩しておらず、キリスト教徒らによる主張に異議を唱えた。
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