英国とアイルランドでは国をあげて食品のカロリー削減へ努めており、２０２５年までに１食あたりの食品カロリーの２０％を削減することが目標であるというガイドラインを発表している。...

英国とアイルランドでは国をあげて食品のカロリー削減へ努めており、２０２５年までに１食あたりの食品カロリーの２０％を削減することが目標であるというガイドラインを発表している。調査によると、英国人の８００万人が肉を食べなくなる傾向にあり、大手ファーストフードチェーンであるKFCもその影響を受けている模様だ。そのため、単に菜食主義者のためのメニューを開発するのではなく、通常よりカロリーの低いメニューを開発し、人々のライフスタイルに合わせたものを提供したい考えだ。

同社の食品開発担当のヴィクトリア・ロバートソン氏は「人々が食についてこれまで以上の関心を持っており、我々が提供するもので人々の意識を変えるという挑戦が求められている」「新しいメニューがこれまでのものと変わらないほど美味しいものでなくてはいけない」と述べている。

同社は今後２０２０年までに６００カロリー以下のランチやディナーの提供や、低カロリーもしくはゼロカロリーの炭酸飲料の導入を検討している。また、ベジタリアンメニューが世界中で提供されるかどうかは不明だ。