4月15日付米
『U.S.ニュース&ワールドレポート』(AP通信):「ギャラップ最新世論調査、8時間睡眠わずか26%」:
15日に発表されたギャラップの最新世論調査によると、米国人の57%が睡眠不足だと感じている。一方、そうではないと回答したのは42%だった。
これは2001年以降のギャラップ調査で初めてで、2013年には56%が十分な睡眠がとれ、43%がそうではないと回答していた。...
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4月15日付米
『U.S.ニュース&ワールドレポート』(AP通信):「ギャラップ最新世論調査、8時間睡眠わずか26%」:
15日に発表されたギャラップの最新世論調査によると、米国人の57%が睡眠不足だと感じている。一方、そうではないと回答したのは42%だった。
これは2001年以降のギャラップ調査で初めてで、2013年には56%が十分な睡眠がとれ、43%がそうではないと回答していた。特に50歳未満の女性で、十分な休息がとれていないという回答が多い傾向にあるという。
平均睡眠時間の調査では、心身の健康維持に専門家が推奨する「8時間以上」がわずか26%、6~7時間が53%、5時間未満が20%だった。最低限の睡眠時間との回答は2013年から14%増加した。
更にさかのぼると、1942年には大多数の人がしっかりと睡眠をとっており、8時間以上が約59%、6~7時間が33%であった。過去10年の特徴は、睡眠の利点に関する考えが変わったことや、1942年には見られなかった「5時間未満」の層が増加したことが挙げられる。
現代の生活では、睡眠不要の観念が浸透している。一般市民の間で、心身における睡眠の重要性が認識され出したのはごく最近になってからである。一つの理由は、プロテスタントの勤労と成功報酬の考えに基づく、勤勉さと生産性を重要視する米国の文化的背景がある。
また、パンデミックで人々の睡眠パターンも変化した。パンデミック後には、日中に自由になる時間がなかった人がストレス解消の手段として、SNSを見るなどして夜更かしする「リベンジ夜更かし」も話題となった。
同日付『Yahooニュース』(米ザ・ヒル):「最新世論調査、殆どの人が睡眠が足りていないと回答」:
ギャラップ世論調査によると、米国人の大多数となる57%は、睡眠不足だと感じているという。
1000人を対象とした電話調査が昨年12月に行われた。前回2001年に同調査を行った時には、睡眠不足を感じている人は少数派だった。2013年の世論調査時にも、56%が睡眠が十分と回答、睡眠が不足しているとしたのは43%だった。
女性では、睡眠不足の傾向がみられた。2023年の調査では、男性の48%、女性の36%が十分な睡眠が摂れていると回答。2013年の調査では、男性の60%、女性の52%だった。
一般的に、高齢な人ほど、睡眠が十分とれている傾向があり、18~29歳の若い世代や、30~49歳の世代では、2013年と2004年の調査で同様の数字だったが、2023年12月の調査では、全世代で、睡眠の減少傾向がみられた。(最も若い世代ではそれほどの変化はない)
十分な睡眠を摂っている成人の割合は、2013年の70%から、2023年には55%に減少。65歳以上の高齢者では、63%から40%に、50~64歳で46%から34%に、30~49歳で6ポイント下げ、18~29歳で48%から42%に減少していた。
2023年の調査で、推奨される8時間以上の睡眠は26%、2013年には34%だった。一方、5時間未満は2013年の14%から、20%に増加していた。
ストレス傾向に関しては、2017年の44%、2007年の40%から増加し、ほぼ半数の49%が日常的にストレスを「頻繁に感じる」と回答。男女比では、女性の53%、男性の45%が日常生活でよくストレスを感じると回答している。2007年の調査では、男女比はほぼ一緒だった。
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2月23日付
『U.S.ニュース&ワールドレポート』(ロイター通信):「米国からハイチへ輸出される米に危険水準のヒ素混入」:
ハイチでは、米国から輸出される米を主食としているが、ミシガン大学の最新調査によると、その米にガンや心臓病のリスクを高め、健康を損なうレベルのヒ素やカドミウムが含まれていたという。
ハイチはメキシコ、日本と並ぶ主要な米国産米の輸入国で、西半球で最貧国となるハイチでは、国内産よりも輸入品が安価に入手できる。...
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2月23日付
『U.S.ニュース&ワールドレポート』(ロイター通信):「米国からハイチへ輸出される米に危険水準のヒ素混入」:
ハイチでは、米国から輸出される米を主食としているが、ミシガン大学の最新調査によると、その米にガンや心臓病のリスクを高め、健康を損なうレベルのヒ素やカドミウムが含まれていたという。
ハイチはメキシコ、日本と並ぶ主要な米国産米の輸入国で、西半球で最貧国となるハイチでは、国内産よりも輸入品が安価に入手できる。
調査によると、コメに含有されたヒ素やカドミウム濃度は、ハイチ産のコメのほぼ2倍だったという。その中では、国際基準を超えるサンプルも検出され、ほぼ全てのサンプルで米食品医薬品局の小児に対する基準を上回った。
ハイチでは、1980年代から90年代の政治紛争の間に定められた長期契約により、関税が引き下げられた輸入米が店頭を独占、今ではコメのほぼ90%を米国の輸入に頼っている。米国産のコメ助成を行ったビル・クリントン元大統領は後に、ハイチの生産者を壊滅させたこの政策は「間違い」だったと述べている。
輸出量の多い州はルイジアナ州、テキサス州、アーカンソー州で、専門家は米国のヒ素やカドミウム濃度基準の緩さを指摘する。
調査は2020年で、ハイチの1年間のコメ消費量は国民一人当たり平均約85キロ(米国では12キロ)、コメは特にこのような金属を吸収しやすく、成人より子供の方が健康被害を受けるリスクが高くなる。対策としては、米国産米の再調査、ハイチの農業セクター強化や安全基準の見直しが指摘されている。
ハイチでは農村を襲う武装ギャングが横行することで、食料価格をさらに引き上げている。国連統計によると、30万人以上が家屋を逃れ、人口の約40%が飢餓に苦しんでいる。
2月25日付イラン『Webangah』:「アメリカが有害な米をハイチに輸出」:
米国からハイチに輸出されるコメが、ヒ素などの重金属に汚染されていることが調査結果により明らかとなった。最新の米ミシガン大学による研究によると、米国が輸出するコメに危険な病気を引き起こす汚染物質が含まれていたという。
ハイチの主要なコメ輸入国は米国で、コメに含有されたヒ素やカドミウムの濃度はハイチで生産されるコメの約2倍だったという。更に、すべての輸入サンプルで汚染物質が米国当局の基準値を超えていた。
ハイチはメキシコや日本と並び、米国産米の主要な輸入国で、輸入米が国産米の価格を下回っている。
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