英国では、メイ首相が2月7日にEU本部を訪ね、EU離脱協議の行き詰まり状態からの解決法を模索しているが、最近になって、技術的な方法で厄介なEU側のアイルランドとの国境問題を解決できるのではないかという憶測が飛び交っている。
すなわち、英国政府のEU離脱に関する問題を取る扱う省庁(DEUEX)では、富士通の提案に耳を傾けている。 英国のタブロイド紙『The Sun』2月5日付けに記載された富士通の提案では、人工頭脳(AI)ソフトウエア技術を駆使することで、過去のアイルランドとの間での物理的な国境を無くそうというものである。...
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英国では、メイ首相が2月7日にEU本部を訪ね、EU離脱協議の行き詰まり状態からの解決法を模索しているが、最近になって、技術的な方法で厄介なEU側のアイルランドとの国境問題を解決できるのではないかという憶測が飛び交っている。
すなわち、英国政府のEU離脱に関する問題を取る扱う省庁(DEUEX)では、富士通の提案に耳を傾けている。 英国のタブロイド紙『The Sun』2月5日付けに記載された富士通の提案では、人工頭脳(AI)ソフトウエア技術を駆使することで、過去のアイルランドとの間での物理的な国境を無くそうというものである。
富士通の11ページに及ぶ提案例はちなみに次のとおりである。
ステップ1.人工衛星と監視カメラでの車のナンバープレートの収集による車の追跡システムを構築する。
ステップ2.追跡システムにより車の運転者の旅程や車の持ち主に関する情報が得られる。
ステップ3.得られた追跡データとSNS交信も含めたデータをAIによりさらに詳細な調査が行われる。
商品輸送の大型トラックの場合は、運転手が輸送物品を登録して、インターネットで登録して関税をインターネット経由で支払うこととなる。
しかし、AIを利用したソフトウエア的な税関が、完全に実際の物理的な税関に置き換わるものではない。
今のところ、富士通の提案は、残念ながら、あまりにも多くのIT設備が必要になるという理由で、英国政府に拒否されているとのことである。
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エミレーツ航空(ドバイ)が「窓がない」航空機を開発しているという。窓の代わりに外の景色は(窓枠部分の)モニター画像に映し出され、肉眼で見るより良い画像なのだという。次世代の航空機はテクノロジーにより窓が無くなるのだろうか。安全上問題なく、軽量化、省エネなど利点が多いという。
6月6日付英国
『The Sun』は「エミレーツ航空が高速化と軽量化で窓のない航空機を開発か」との見出しで以下のように報道している。
エミレーツ航空に窓がなくバーチャル窓をつける航空機開発計画があるという。窓を覗くと本物の景色ではなく、光ファイバーカメラにより映し出された画像が見られるしくみで、ファーストクラス・スイートの新しい設計が発表された。
ティムクラーク社長は、「画像の品質は非常に優れており、肉眼で見る景色より良く見える。...
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6月6日付英国
『The Sun』は「エミレーツ航空が高速化と軽量化で窓のない航空機を開発か」との見出しで以下のように報道している。
エミレーツ航空に窓がなくバーチャル窓をつける航空機開発計画があるという。窓を覗くと本物の景色ではなく、光ファイバーカメラにより映し出された画像が見られるしくみで、ファーストクラス・スイートの新しい設計が発表された。
ティムクラーク社長は、「画像の品質は非常に優れており、肉眼で見る景色より良く見える。窓側の席に座っているように見える。飛行機が軽量化すれば更に高速飛行が可能となる。燃料も少なく済み、更に高度も出せる。」と述べている。
別の利点として、より安全性も増すのだという。窓がないとより頑丈で、構造的ひじゃく性の問題も解消できるという。
(今年4月に起きた)サウスウェスト航空では、一部の窓から女性が投げ出される事故があった。ニューヨーク発ダラス行ボーイング機が飛行中エンジンが大破し、飛び散った部品によって窓が壊れ乗客1人が死亡)
5月13日付豪州『ABC』は「窓のない飛行機に乗りたい?エミレーツ航空のバーチャル窓計画」との見出しで以下のように報道している。
エミレーツ航空がバーチャル窓を使用したファーストクラス・スイートを発表。
窓の代わりに「窓のディスプレー」を設置し外の画像を映し出す。本物そっくりの画像は肉眼で見る景色より良いくらいだという。
同社の社長は、多くの顧客に受けるわけではないだろうとしながらも、窓がないことの利点の多くをあげている。
飛行機の重力の半分を減らす事が出来る。窓があれば機体を強化する必要があるが、窓なしのドラム型単体構造なら、重量がかなり軽くなる。翼は既に軽い。すると推進力も少なく済み、燃料は少なく済む、環境問題にも良い。窓の周りの強化構造が必要で、窓は貫通や破損に非常に弱い。サウスウェストの事故は構造上の問題から起きており、窓が無ければ防護柵になる。
安全上の問題はないのか。「離陸や着陸時、窓から外を眺めようという発想や窓のシェードをあげようというのは、緊急時の時だけである」と専門家はいう。
だが、航空会社や環境には良いニュースかも知れないが、様々な不安の声が上がっている。「閉所恐怖症だから耐えられない」、とか「ロンドンの地下鉄も最初は窓が無く不評のためすぐに窓付きになった。もっと長時間の飛行機はいかがなものか」、等と言った声がネット上で聞かれる。
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