【Globali】
米メディアが度重なる中国石炭鉱山の死亡事故報道
8月21付「米国メディアが見た中国石炭鉱山の安全性」の中で、中国では昨年、1,049人の鉱山労働者が死亡、行方不明となっており、依然世界で最悪の犠牲者を出していると報じた。この程、またも中国石炭鉱山で死亡事故が発生した旨、米メディアが伝えた。
11月26日付
『USAトゥデイ(『AP通信』記事引用)』は、「中国北部の炭鉱火災により26人の鉱山労働者死亡」との見出しで、「中国国営メディアによると、中国東北部の遼寧省の阜新(ふしん)煤炭公社の坑内掘り炭鉱で、11月26日未明に火災が発生し、26人の炭鉱労働者が死亡し、50人が重軽傷を負ったという。
『新華社通信』と
『CCTVニュース』は、午前1時過ぎに起きた小規模地震の影響で火花が散り、それが空気中の石炭ダストに引火したとみられると伝えた。...
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11月26日付
『USAトゥデイ(『AP通信』記事引用)』は、「中国北部の炭鉱火災により26人の鉱山労働者死亡」との見出しで、「中国国営メディアによると、中国東北部の遼寧省の阜新(ふしん)煤炭公社の坑内掘り炭鉱で、11月26日未明に火災が発生し、26人の炭鉱労働者が死亡し、50人が重軽傷を負ったという。
『新華社通信』と
『CCTVニュース』は、午前1時過ぎに起きた小規模地震の影響で火花が散り、それが空気中の石炭ダストに引火したとみられると伝えた。中国煤炭公社の報告では、2013年に604件の鉱山事故が発生し、1,067人が死亡しているが、10年以上前と比べると、犠牲者は6,000人以上減少している。」と報じた。
遼寧省は中国東北部に位置する省で、日本軍侵攻の折りには満州と呼ばれていた。州都は瀋陽市で、南東部には大連市がある。なお、今回事故が発生した阜新市は、同省の北西部に位置し、かつては中国の重要な石炭工業都市であったが、過度な採掘により、資源枯渇が進行した1990年代以降、多くの鉱山が閉山に追い込まれている。また、同市では2005年にも、210人以上が犠牲となったガス爆発事故が発生している。
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