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2024年05月05日(日)
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【Globali】
 

北朝鮮の背後にちらつくロシア(2014/12/26)

12月25日付「世界が見る北朝鮮サイバー問題、人権問題と中国」では、北朝鮮問題の背後にちらつく中国の影をお伝えしたが、中国の存在だけではなく、ロシアの影もちらついて見える。現在ウクライナ問題やルーブル下落で、国際社会では追い詰められているように見えるロシアだが、5月の天然ガス供給契約を皮切りに、来年「世界反ファシズム戦争と中国人民抗日戦争勝利70周年」の記念イベントを中国と共同開催するなど、中国に急接近を図っている。ロシアのペスコフ大統領報道官は、ロシアが北朝鮮の金正恩第1書記を来年5月モスクワで開く、対ドイツ戦勝70周年記念式典に招待したことを明らかにしている。もはや、北朝鮮の背後に共に核兵器を持ち、国連安保理の常任理事国でもあるロシアと中国の存在があることを隠そうともしていない。各国は、北朝鮮の背後にちらつくロシアについて以下のように報じた。

12月26日付『フォーブス』(米国)は「重要なのは核とミサイル開発を押し進めるといったような、SPE(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)へのサイバー攻撃以上に危険な行動に北朝鮮が出ることのないように、追い詰め過ぎないようにするべきである」と指摘したが、12月25日付『プレスTV』(米国)は「米国・北朝鮮問題で、中国、ロシアに圧力をかける」との見出しで、「米国下院外交委員会のエドロイス委員長が、SPEへのサイバー攻撃問題で、中国とロシアに圧力をかけるように要求している」と報じ、その理由として「ロシアは、北朝鮮の若いハッカーを受け入れてハッキングの技術を教えている点、北朝鮮のハッキングには、中国のサーバーが使われている点」を挙げた。...
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世界が見る今後の日中関係の行方(2014/12/24)

安倍連立政権が衆院選で圧勝し、安倍首相の再来年までの長期政権が確実になった。今年北京で開催されたAPECでは、2年5か月ぶりに日中首脳会談が行われ、両首脳はホットラインや海上連絡メカニズムの設置で合意し、その後の日中関係にこの会談がどのような影響をもたらすのかが注目されていた。しかしここにきて、中国が尖閣諸島の約300キロ北西にある浙江省の蘭芝島で、最新鋭のレーダーやヘリポートも完備する軍事拠点の整備に着手したことが中国が出した報告書から判明(共同通信)、さらには中国海警2隻が尖閣周辺海域に侵入(今年に入ってから31回目)するなど、日中首脳会談の成果があったとするには疑わしい状況になってきている。加えて来年中国は、ロシアと共同で「世界反ファシズム戦争と中国人民抗日戦争勝利70周年」の記念イベントを開催するなど、日中関係が改善するどころか、「今後中国の日本に対する強硬姿勢が強まるのではないか」との見方も出てきており、日中関係がどのような展開を見せるのかまったく不透明な状況である。各国は今後の日中関係の行方について、以下のように報じた。

12月23日付『ブルームバーグ通信』(米国)は、「日中の係争中の島付近の島に中国が軍事拠点を構築していることがわかった」と報じ、この拠点について「(島は)釣魚島に圧倒的に近く戦略的にも重要な場所にあり、東シナ海防衛識別圏のサポートも行える。まさに中国の沿岸防衛ラインにとって主要な海軍のポイントであると同時に、中国の既存の軍事的プレゼンスをさらに強化するものだ」との中国海軍研究所の李上級研究員のコメントを紹介した。...
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