【Globali】
上海株、パリの同時多発テロの煽り食らう(2015/11/20)
先週末パリを襲った同時多発テロが誘発した世界的緊張は、ご他聞にもれず上海市場をも覆った。今後期待された新規株式公開から資金が逃げるのではとの疑惑から上海株は1%超下落した。一方、その後2016-2020期に実施される中国の「第13次五カ年計画」が公表されたが、投資家たちは習近平国家主席が示唆した「年間経済成長率6.9%で充分」とのサインを完全に無視したため、上海株は4%超も急騰した。パリ同時多発テロの発生前11/8には、上海株は20%超の急騰を見せていた。
『ビジネス・オンライン』 11/19--[上海株、新規株公開ラッシュを見込んで上海株下がる]パリ・テロ攻撃直後高まる緊張が世界の市場不安を煽った結果、潜在的新規株式公開が資金流動性を同市場から逃がすのを投資家が懸念したため、上海株は11/18下落した。上海総合指数[SHCOMP]は+0.48%で1%の下げ、香港恒生指数は+1.19%で0.2%の下げ、一方、日経平均株価[NIK]は+1.07%で0.1%の上げ、オーストラリアS&P/ASX 200指数[XJO]は+2.13%で0.3%の上げ、韓国コスピ指数[SEU]は+1.33%で変わらずだった。...
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『ビジネス・オンライン』 11/19--[上海株、新規株公開ラッシュを見込んで上海株下がる]パリ・テロ攻撃直後高まる緊張が世界の市場不安を煽った結果、潜在的新規株式公開が資金流動性を同市場から逃がすのを投資家が懸念したため、上海株は11/18下落した。上海総合指数[SHCOMP]は+0.48%で1%の下げ、香港恒生指数は+1.19%で0.2%の下げ、一方、日経平均株価[NIK]は+1.07%で0.1%の上げ、オーストラリアS&P/ASX 200指数[XJO]は+2.13%で0.3%の上げ、韓国コスピ指数[SEU]は+1.33%で変わらずだった。
『テレグラフ』 11/19--[次期中国五ヵ年計画の詳細が公表され、世界第2の大規模経済国での成長は鈍化するとはいえ、改革への期待を高めたため、上海株が11/18、4%超急騰した、とディーラーは語った]中国の独裁政党の中国共産党は11/17、先週の最高首脳者会議に続いて、資本市場自由化へのアッピールなどを盛り込んだ2016-2020成長計画要綱を出した。年間成長率6.5%で十分だと語った中国主席習近平がほのめかした過去より低い経済成長というサインを、投資家は一笑に付した。中国は第3四半期に世界的金融危機の煽りを食って以降、GDPが直近6年間で最低の6.9%に止まり、過去最低の経済成長率を記録していた。
『グローブ&メール』 11/8--[中国の上がり相場は増収なしと悲観視される]ある人は既にこうした悪夢を経験しており、その時中国株式市場の強気筋にとってハッピーエンドで終わることはなかった。企業収益の低迷の上に築かれた5ヶ月間にわたる株式ブームは、5兆ドルの大暴落を招いたが、今も同じシナリオが展開中だ。指標の上海総合指数は、銘柄構成企業の68%に対しアナリストが追跡推定した第3四半期つまり期待はずれの減益が続く連続8四半期目だったにもかかわらず、指標の上海総合指数は20%超も急騰した。
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