キムイルソン主席・生誕110年・関係国警戒(4月15日)
きょう4月15日は北朝鮮のキムジョンウン総書記の祖父、キムイルソン主席の生誕110年の節目に当たる。北朝鮮指導部はこの節目を盛大に祝うとしていて軍事パレードが行われるという見方が出ているほか、さらなる弾道ミサイルの発射や7回目の核実験に踏み切る可能性も指摘されていて、関係国が警戒を続けている。
2012年キムイルソン主席の生誕100年の際の軍事パレードでは最高指導者となったばかりのキムジョンウン総書記も初めて公の場で演説した。...
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きょう4月15日は北朝鮮のキムジョンウン総書記の祖父、キムイルソン主席の生誕110年の節目に当たる。北朝鮮指導部はこの節目を盛大に祝うとしていて軍事パレードが行われるという見方が出ているほか、さらなる弾道ミサイルの発射や7回目の核実験に踏み切る可能性も指摘されていて、関係国が警戒を続けている。
2012年キムイルソン主席の生誕100年の際の軍事パレードでは最高指導者となったばかりのキムジョンウン総書記も初めて公の場で演説した。正規軍による軍事パレードが行われれば去年1月以来となる。
このほか、さらなる弾道ミサイル発射や7回目の核実験に踏み切る可能性も指摘されている。北朝鮮は今年に入ってかつてない頻度でミサイル発射を繰り返していて、弾道ミサイル発射は10回にのぼっている。
こうした中、政府は自治体と共同で住民参加の避難訓練を約4年ぶりに再開する方向で調整を進めることになった。今年夏ごろからの再開を目指したいとしている。
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米国政府・北朝鮮問題担当の高官「キムイルソン主席・誕生日に核実験・懸念」(4月7日)
北朝鮮ではキムジョンウン総書記の祖父・キムイルソン主席の誕生日の4月15日は「民族最大の祝日」とされ、生誕から110年の節目のことしについて指導部は「盛大に祝う」としている。
米国国務省で北朝鮮問題を担当するソンキム特別代表は電話での記者会見で「北朝鮮が新たな挑発行為に出るのではないかと懸念している。新たなミサイル発射かもしれないし核実験かもしれない」と述べ、強い懸念を示した。北朝鮮への対応について「軍の同僚たちが日米韓の3か国で何ができるのか検討している」と述べ、日米韓で連携し抑止力を強化したいという考えを示した。...
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北朝鮮ではキムジョンウン総書記の祖父・キムイルソン主席の誕生日の4月15日は「民族最大の祝日」とされ、生誕から110年の節目のことしについて指導部は「盛大に祝う」としている。
米国国務省で北朝鮮問題を担当するソンキム特別代表は電話での記者会見で「北朝鮮が新たな挑発行為に出るのではないかと懸念している。新たなミサイル発射かもしれないし核実験かもしれない」と述べ、強い懸念を示した。北朝鮮への対応について「軍の同僚たちが日米韓の3か国で何ができるのか検討している」と述べ、日米韓で連携し抑止力を強化したいという考えを示した。
米国は北朝鮮によるミサイル発射を受け、国連安全保障理事会での北朝鮮に対する新たな制裁決議の採択をめざし常任理事国の中国やロシアとも協議を続けている。これについてキム特別代表は「残念ながらこれまでのところ生産的な議論が行われたと言うことはできない」と述べ、現時点では新たな制裁決議の採択は難しいという認識を示した。
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北朝鮮への新たな制裁決議・実現へ連携で一致(4月5日)
北朝鮮が先月、新型のICBM(大陸間弾道ミサイル)だとする「火星17型」を発射したことを受け、米国と韓国の政府高官が会談し、国連安全保障理事会での北朝鮮に対する新たな制裁決議の実現に向けて連携していくことで一致した。
北朝鮮は先月24日、新型のICBMだとする「火星17型」を発射して、高度がこれまでで最も高い6000キロを超えた。これを受けて、米国国務省で4日、北朝鮮問題を担当するソン・キム特別代表と、韓国外務省のノ・ギュドク(魯圭悳)朝鮮半島平和交渉本部長が会談した。...
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北朝鮮が先月、新型のICBM(大陸間弾道ミサイル)だとする「火星17型」を発射したことを受け、米国と韓国の政府高官が会談し、国連安全保障理事会での北朝鮮に対する新たな制裁決議の実現に向けて連携していくことで一致した。
北朝鮮は先月24日、新型のICBMだとする「火星17型」を発射して、高度がこれまでで最も高い6000キロを超えた。これを受けて、米国国務省で4日、北朝鮮問題を担当するソン・キム特別代表と、韓国外務省のノ・ギュドク(魯圭悳)朝鮮半島平和交渉本部長が会談した。
終了後の共同記者会見で、キム特別代表は「緊張を高める北朝鮮の行動に対し、国連安保理が強力な対応をとることの重要性を確認した」と述べ、安保理での北朝鮮に対する新たな制裁決議の実現に向けて連携していくことで一致したと明らかにした。
キム特別代表は今週、中国政府で朝鮮半島問題を担当する劉暁明特別代表とも会談する予定。ただ、安保理で中国は、ロシアとともに制裁を緩和するための決議案を準備するなど、米国との立場の隔たりが大きく、現時点で、北朝鮮に対する新たな制裁決議の採択は難しい情勢。
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米国研究グループ・北朝鮮・核実験場で復旧作業か(4月2日)
北朝鮮が4年前に閉鎖したとしている北東部の核実験場について、米国の研究グループは衛星写真を分析した結果、坑道で掘削作業が行われている可能性があると指摘し、将来の使用に向けた復旧作業ではないかという見方を示した。
北朝鮮は、史上初の米朝首脳会談を前にした2018年5月に北東部プンゲリ(豊渓里)の核実験場の坑道などを爆破し閉鎖したと発表した。
この核実験場について、米国の研究グループ「38ノース」が先月31日に撮影した衛星写真を分析した結果、「3番坑道」の付近では掘削で出たと見られる廃棄物が積み上げられていた他、付近の道路に多くの車両が行き来した様子が見られたという。...
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北朝鮮が4年前に閉鎖したとしている北東部の核実験場について、米国の研究グループは衛星写真を分析した結果、坑道で掘削作業が行われている可能性があると指摘し、将来の使用に向けた復旧作業ではないかという見方を示した。
北朝鮮は、史上初の米朝首脳会談を前にした2018年5月に北東部プンゲリ(豊渓里)の核実験場の坑道などを爆破し閉鎖したと発表した。
この核実験場について、米国の研究グループ「38ノース」が先月31日に撮影した衛星写真を分析した結果、「3番坑道」の付近では掘削で出たと見られる廃棄物が積み上げられていた他、付近の道路に多くの車両が行き来した様子が見られたという。
そのうえで、新たな掘削作業が行われている可能性があると指摘し、将来の使用に向けた復旧作業ではないかという見方を示した。
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“閉鎖の核実験場で復旧作業の動き”(3月29日)
3月29日付けの北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は思想教育や体制の宣伝を担う党の幹部らを集めた初めての大会にキムジョンウン総書記が書簡を送ったと伝えた。この中でキム総書記は社会の思想強化を妨げる反社会主義的な行為を一掃すべきだと強調し、党のトップに就任してから来月11日で10年となるのを前に内部の引き締めを図った。
一方、チョンウィヨン外相は北朝鮮が史上初の米朝首脳会談を前にした2018年5月に坑道を爆破し閉鎖したとしていた北東部・豊渓里の核実験場で復旧作業を進める動きがあるという認識を示した。...
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3月29日付けの北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は思想教育や体制の宣伝を担う党の幹部らを集めた初めての大会にキムジョンウン総書記が書簡を送ったと伝えた。この中でキム総書記は社会の思想強化を妨げる反社会主義的な行為を一掃すべきだと強調し、党のトップに就任してから来月11日で10年となるのを前に内部の引き締めを図った。
一方、チョンウィヨン外相は北朝鮮が史上初の米朝首脳会談を前にした2018年5月に坑道を爆破し閉鎖したとしていた北東部・豊渓里の核実験場で復旧作業を進める動きがあるという認識を示した。
これに先立って通信社の聯合ニュースは複数の軍・政府消息筋の話として、早ければ来月中旬以降に北朝鮮による7回目の核実験が可能になると判断していると伝えた。
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