幅広くドラマをウォッチしてレビューを上げていきたいと思います!
「ドラゴン桜」第3話 TBS 5月9日(日)21時ー
東大合格者を見送るシンボルとして桜木は校庭に桜の木を植え
「ドラゴン桜」と名付けた。
そんな中、東大専科には天野(加藤清史郎)、菜緒(南紗良)、楓(平手友梨奈)
に続いて偏差値が学年最下位の瀬戸(高橋海人)も加わった。
理事長の久美子(江口のりこ)は東大専科に生徒が集まり始めたことを焦っていた。
もし東大合格者が5人出たら辞任しなくてはならない。
早めに専科をつぶそうと対抗する難関大コースを新設し理系トップの秀才
藤井(鈴鹿央士)を引き入れる。...
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東大合格者を見送るシンボルとして桜木は校庭に桜の木を植え
「ドラゴン桜」と名付けた。
そんな中、東大専科には天野(加藤清史郎)、菜緒(南紗良)、楓(平手友梨奈)
に続いて偏差値が学年最下位の瀬戸(高橋海人)も加わった。
理事長の久美子(江口のりこ)は東大専科に生徒が集まり始めたことを焦っていた。
もし東大合格者が5人出たら辞任しなくてはならない。
早めに専科をつぶそうと対抗する難関大コースを新設し理系トップの秀才
藤井(鈴鹿央士)を引き入れる。
桜木は藤井に「お前に東大は無理だ」と断言。
反発した藤井は東大の過去問を使った「東大専科」VS「難関大コース」での勝負を持ち掛け
負けた方のクラスは即廃止。勝負は3週間後・・・・
東大専科の生徒たちは早くもやる気を見せるが
自分たちの実力のなさに直面して心が折れそうにもなる。
そんな彼らを引っ張る桜木の言葉は全て断定調で厳しいけれど常に前向き。
この強引さがやっぱり爽快!誰もがこんな風に引っ張っていってもらえたらなぁ
と思うでしょう。たとえ大人でも。
確かに桜木の言うとおり、東大に受かる人も今底辺でもがく東大専科のみんなも
頭のつくりは大差ないのかも。要は考え方を鍛えることが重要だ、と。
そんな中、典型的な秀才タイプの藤井が反発する。
藤井がひねくれてしまった理由もなんとなく分かる。
高校受験で挫折して不本意な学校に入ってしまって他を見下さないとやっていられなかったのでしょう。
そんな藤井の鼻っ柱をへし折る桜木。
「半沢直樹」の系譜を継ぐ時代劇の勧善懲悪の世界・・・
教育に勧善懲悪も何もないと正論を言い出せばきりがないけれど
エンタテインメントとしては最高です!
ラストの桜木の演説、これまた最高。
阿部寛さん演じる桜木の説得力は他に類を見ない迫力で何を言われても信じてしまいそう。
藤井は今回のことで東大専科に入るのか。
久美子理事長は逆襲してくるのか・・・?
そして桜木が目をつけている東大合格候補の2人は専科に参加してくれるのか。
見ているだけで明日から勉強頑張ろうと思えるドラマ。
日曜の夜にピッタリですね。月曜からやる気満々になれそう!
まさに「見ると元気が出る」ドラマです。
来週から前シリーズでおなじみの品川徹さん演じる数学の先生登場??
これまた楽しみです。
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「リコカツ」第4話 TBS 5月7日(金)22時-
咲(北川景子)は紘一(永山瑛太)が自分と結婚した理由に心打たれ初めて気持ちが通じ合う。
しかし家に帰ると咲の元彼・貴也(高橋光臣)がいた!
咲の母・美土理(三石琴乃)が弁護士の貴也に自分の離婚の相談をしたのがきっかけだったがこの一件で再び咲と紘一の間に距離ができてしまう。
翌日、咲は異動になった文芸部で今人気絶頂の恋愛小説家・水無月蓮(白洲迅)の担当になるよう命じられる。
そんな時、美土里の誕生日を咲と紘一の家で開くことに。...
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咲(北川景子)は紘一(永山瑛太)が自分と結婚した理由に心打たれ初めて気持ちが通じ合う。
しかし家に帰ると咲の元彼・貴也(高橋光臣)がいた!
咲の母・美土理(三石琴乃)が弁護士の貴也に自分の離婚の相談をしたのがきっかけだったがこの一件で再び咲と紘一の間に距離ができてしまう。
翌日、咲は異動になった文芸部で今人気絶頂の恋愛小説家・水無月蓮(白洲迅)の担当になるよう命じられる。
そんな時、美土里の誕生日を咲と紘一の家で開くことに。紘一の同僚の自衛隊員も招かれ
紘一に密かに想いを寄せる隊員・純(田辺桃子)もやって来て…
今週から咲のお父さん役が佐野史郎さんから平田満さんへ変わりました。
佐野史郎さん体調不良のためとのこと。
一日も早く快癒されますように。
そんな中、今回は咲パパと咲ママの大事件勃発!
咲の母・美土里さんはあっけらかんとした明るいキャラですが内面には色々抱えているようで、
みんなの前で堂々の離婚宣言!
浮気と言ってもママゴト程度のもんだったし許されるだろうとと思いきや
まさかの離婚宣言を受けてしまった咲のパパ。落ち込む姿はかわいそうでしたが
なんだかんだ言って大丈夫だろうと甘く見すぎていた故の離婚宣言だったのでは。
そして離婚を突き付けた咲ママの方は体に不調があるのかも。
乳がんの再検査通知を見ている姿に不安が募ります。
そんな親の姿を見て自分たちの離婚を切り出せない咲と紘一。
ヨリを戻しそうになるとなんだかんだあってまたギクシャクのパターン。
最初はイラっとしていましたがなんだかそれも含めて結婚生活の悲喜こもごもなんだなぁ
と思えて、ただ離婚に向けて突っ走るだけの内容ではないのがこのドラマの魅力になってきていると
感じました。
離婚を切り札にしつつ互いの出方を探りながら進んでいく3組の夫婦の姿は
傍から見たら滑稽ですが結婚生活の本質も見え隠れしている気がして
大人向けのコメディとして見ごたえが出てきました。
新キャストの平田満さんのパパさん像もこれはこれでアリ!と一粒で2度美味しい感覚で
スンナリ受け入れられました。
3組の夫婦の結論が出るまで見逃せないドラマとなってきました。
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「警視庁・捜査一課長」第4話 テレ朝 5月6日(木)20時-
わさび入りのシュークリームを握ったご遺体が発見された。
深夜にも関わらず大岩純一捜査一課長(内藤剛志)は現場に臨場する。
被害者はめったに褒めることのない辛口スイーツ評論家・渡会健斗(柏原収史)で
自宅マンションの駐車場で何者かに胸部を刺され死亡していた。
足元に落ちていたボックスには抹茶クリーム味のシュークリームが4つ入っていたが
そのうち一つだけ抹茶の代わりにワサビが入っており被害者はそれを食べた直後に
刺されたようだった。...
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わさび入りのシュークリームを握ったご遺体が発見された。
深夜にも関わらず大岩純一捜査一課長(内藤剛志)は現場に臨場する。
被害者はめったに褒めることのない辛口スイーツ評論家・渡会健斗(柏原収史)で
自宅マンションの駐車場で何者かに胸部を刺され死亡していた。
足元に落ちていたボックスには抹茶クリーム味のシュークリームが4つ入っていたが
そのうち一つだけ抹茶の代わりにワサビが入っており被害者はそれを食べた直後に
刺されたようだった。
マネージャー・浮田美貴(桜木梨奈)によると渡会は辛い物が嫌いで特にワサビは苦手だったらしく
それを知っているのは美貴の他元妻の佐東幸子(阿部純子)ぐらいだという。
幸子は陽菓子メーカーの商品開発担当者でありながらスイーツの妖精を名乗り自社製品のCMにも
出演している有名パティシエールだった。
渡会は幸子の抹茶シュークリームを酷評していた事実が浮上し小山田管理官(金田明夫)らは
幸子が腹いせのために元夫を殺害したのではないかと推理する。
しかし大福こと平井真琴(斉藤由貴)は幸子が老舗和菓子店の娘であり実は激辛料理が好きなことを知り
独自に捜査を開始する。
今回もロリコン風服装のパティシエール・幸子が登場したり
笹川刑事部長(本田博太郎)がターバンを巻いてカレーを振舞ったり
コスプレが目立ちました。
そういった方向に振り切ったのか??ネタもかなり攻めている回が続いています。
ファンとしてはツボを押さえた内容に嬉しい限りですが
だんだん「果たしてこれはドラマなのか、コントなのか」と一抹の不安を感じるようになりました。
ま、コントでもいいんですけど一応ドラマであるという一線を越えていないところが
捜査一課長の魅力なんで、そこは死守してもらいたいなと思う次第であります。
一応ドラマ要素としては大福・平井真琴とその父の間にあった確執が語られていました。
また「辛い」と「辛い」(からいとつらい)のごろ合わせのようなセリフを多用して
テーマ性を持たせていたのもじわじわと面白かったです。
今回も安定のご遺体についての電話がかかってくるシーン、「必ず、ホシを、あげる」「ふぁい!」が2回、
笹川刑事部長登場シーン、謎解きは全員集合で・・・などなど基本は抑えた構成でした。
これはもう絶対外さないという強い意思を感じます。
事件の方はといえばワンパターンな最初に犯人と疑われるが犯人ではなくて
案外影の薄い人が犯人という、これも基本に忠実でした。
謎解き…というか全編にわたって視聴者が突っ込みを入れながら見られるという
今だかつてなかった楽しみ方ができるドラマです。
来週の予告もまるでバラエティみたいな笑えるものだったので
最後までこのスタンスで突っ走ってくれるものと信じています。
急に真面目にだけはならないで欲しいと願うばかりです。
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「青天を衝け」第12回 NHK 5月2日(日)
役人に追われる栄一(吉沢亮)と喜作(高良健吾)をボロ屋に引き込んだのは
円四郎(堤真一)だった。円四郎は一橋家に仕えないかと勧めるが栄一たちは断る。
血洗島村に帰った栄一は惇忠(田辺誠一)らと高崎城乗っ取り計画の準備をしていた。
そこに京都から長七郎(満島真之介)が戻り涙ながらに中止を訴える。
計画を断念した栄一を喜作は再起をはかるため村を離れ京都に向かうことを決心する。
国のためにはやる気持ちを抑えられない栄一。...
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役人に追われる栄一(吉沢亮)と喜作(高良健吾)をボロ屋に引き込んだのは
円四郎(堤真一)だった。円四郎は一橋家に仕えないかと勧めるが栄一たちは断る。
血洗島村に帰った栄一は惇忠(田辺誠一)らと高崎城乗っ取り計画の準備をしていた。
そこに京都から長七郎(満島真之介)が戻り涙ながらに中止を訴える。
計画を断念した栄一を喜作は再起をはかるため村を離れ京都に向かうことを決心する。
国のためにはやる気持ちを抑えられない栄一。
しかし安藤信正暗殺計画の際に水戸の浪士が大勢犬死にしているのを目の当たりにしている
長七郎は命を大切にしなければならないと涙を流して訴えます。
計画を中止にする決断は重く、挫折感も大きかったと思いますが
血洗島村に帰った栄一は大事なお千代や生まれたばかりの赤子の顔を見て
自分の本当に大事なものについて気づかされます。
国を背負う大志を持った若者たちにとっては命を国に捧げるのは名誉なことなんでしょうが
それと同じ、またはそれ以上に身近な人を大切にすることに価値がある、
そのようにすんなり思える栄一はやはりこの時代にしては先進的な考え方の人物だったのでしょう。
横浜焼き討ち計画を遂行していたら渋沢栄一という人がここで命を落とし
近代日本の発展が大きく遅れていたかもしれないと思うと
長七郎ありがとう!という気持ちでいっぱいになりますね。
いよいよ血洗島村のお話は終わり。
これからは京都で慶喜出会って栄一の人生は一気に加速していくわけで
今回で青春篇はおしまいでした。
来週の予告がまたワクワクが止まらない内容。
出た!ディーンフジオカ!五代様ですよ~
「あさが来た」と同じ役を演じるなんて粋なことしますね!!
舞台が京に移ることで新たな登場人物が続々出てきますし
何より徳川慶喜(草ナギ剛)と栄一との出会いに期待度MAXです。
来週が待ちどおしい!
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「コントが始まる」第3話 5月1日(土)22時ー
マクベスのコント「奇跡の水」は誰が見ても怪しい水にハマり執ように勧めてくる兄と
それを説得する弟をテーマにした作品だった。
1年半前、廃人同様だった姉・里穂子(有村架純)を自宅で見つけて以来
転がり込んで生活を共にしているつむぎ(古川琴音)。
里穂子はマクベス解散が報じられて以来溜息ばかりついている。
誰も知らず売れないお笑いトリオのマクベスがなぜそんなに里穂子の心をつかんでいるのか。...
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マクベスのコント「奇跡の水」は誰が見ても怪しい水にハマり執ように勧めてくる兄と
それを説得する弟をテーマにした作品だった。
1年半前、廃人同様だった姉・里穂子(有村架純)を自宅で見つけて以来
転がり込んで生活を共にしているつむぎ(古川琴音)。
里穂子はマクベス解散が報じられて以来溜息ばかりついている。
誰も知らず売れないお笑いトリオのマクベスがなぜそんなに里穂子の心をつかんでいるのか。
一方、春斗(菅田将暉)が気にかけているのは完璧人間だった兄(毎熊克哉)のこと。
非の打ちどころのない完璧な人生を歩んできたが突如怪しい水にハマって人生を挫折。
現在は実家で引きこもっている。
自分が好きな道に進めたのはしっかり者の兄がいたからだと、春斗は
自分が兄を追い込んてしまった一端を担っていると感じている。
里穂子とつむぎの姉妹の話、春斗と兄の話
2組のきょうだいのお話が軸になっていた3話。
近いようで友達より遠い存在だけど最終的には思いやっている
2組のきょうだいの話にしみじみ。
春斗の兄が順風満帆の優等生から一気に転落したのも、里穂子が元カレに振られて
何もかも投げ捨てて廃人になったのも真剣に人生を生きようと思っていたから。
何かがプツンと切れてしまったんですね。
また、自分が一方的に支えられていると感じていた春斗もまた兄を支える存在だったのです。
たとえ社会的成功を収めていなくても周りから落ちこぼれと思われていても
存在しているだけで誰かの支えや必要不可欠な存在なのです。
センシティブな内容で静かな会話がほとんどのドラマですが
出演者たちの繊細な演技で画面から目を離せません。
大きな流れの物語を小さなエピソードで作っていく脚本が素晴らしい。
冒頭のコントの内容をその後のドラマで伏線回収しているスタイルが3話でやっと
自分の中で定着しました。
でもコント部分はまだ見ている方がこっぱずかしくて違和感があるなぁ・・・
まぁこの寒い感じがマクベスというトリオなのかな。
解散の話がだんだん撤回されそうな流れですが一度出した結論を
春斗たちはどうひっこめるのか。
また来週、マネージャーが出てきて何か展開があるのかな。
回を重ねるごとに深みが増してくる感じがたまらないドラマです。
来週も楽しみにしています。
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