「ロシア疑惑」捜査報告書「司法妨害は否定できず」 (4月19日)
米国司法省が公表したロシア疑惑の報告書。疑惑の捜査をめぐって大統領の司法妨害があったかどうかについて「疑いを完全には否定できない」という見解が示された。
証拠面で難しい課題が残っているとしながらも判断する権限は議会になるという認識を示し、大統領の行為が司法妨害にあたるかどうか特別検察官としては判断できないとした。
これに対しバー司法長官は「特別検察官とは法解釈で意見の相違がある」とした上で、罪を問うには証拠が不十分だという判断を示している。...
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米国司法省が公表したロシア疑惑の報告書。疑惑の捜査をめぐって大統領の司法妨害があったかどうかについて「疑いを完全には否定できない」という見解が示された。
証拠面で難しい課題が残っているとしながらも判断する権限は議会になるという認識を示し、大統領の行為が司法妨害にあたるかどうか特別検察官としては判断できないとした。
これに対しバー司法長官は「特別検察官とは法解釈で意見の相違がある」とした上で、罪を問うには証拠が不十分だという判断を示している。
政権から独立した立場の特別検察官のその報告書に対して意見の相違があると司法長官は述べた。
ロシア疑惑の捜査でトランプ大統領は直接の事情聴取に応じなかった。
報告書の公表を受けてトランプ大統領は自らの潔白が証明されたとアピールし「私は良い日を過ごしている。共謀も妨害もなかった。この作り話は二度と米国大統領に起きるべきではない」と述べた。
Twitterには「ゲームオーバーだ」と記した。民主党はモラー特別検察官の議会での証言を求める方針である。
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安倍・トランプ蜜月アピール?再びゴルフで最終調整(4月17日)
今月末、米国を訪問する予定の安倍首相がトランプ大統領と再びゴルフをすることで最終調整していることがNNNの取材で分かった。安倍首相は26日にトランプ大統領と会談後、メラニア夫人の誕生日を祝う少人数の夕食会に出席する。
翌27日にはワシントン近郊にあるトランプ大統領の所有するゴルフコースでプレーを共にする方向である。
トランプ大統領派来月国賓として来日することが固まっているが、滞在は4日間で、来日時に安倍首相と再びゴルフをすることを調整しているほか、米国軍・横須賀基地を訪問し日本の護衛艦「かが」を視察する予定である。...
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今月末、米国を訪問する予定の安倍首相がトランプ大統領と再びゴルフをすることで最終調整していることがNNNの取材で分かった。安倍首相は26日にトランプ大統領と会談後、メラニア夫人の誕生日を祝う少人数の夕食会に出席する。
翌27日にはワシントン近郊にあるトランプ大統領の所有するゴルフコースでプレーを共にする方向である。
トランプ大統領派来月国賓として来日することが固まっているが、滞在は4日間で、来日時に安倍首相と再びゴルフをすることを調整しているほか、米国軍・横須賀基地を訪問し日本の護衛艦「かが」を視察する予定である。
またトランプ大統領は大相撲を鑑賞し、持参したトロフィーを力士に授与することを希望している。
日本側はトランプ大統領に対し拉致被害者家族との面会を打診している。
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米国トランプ大統領“民主党地盤に不法移民”波紋呼ぶ(4月14日)
米国・トランプ大統領はメキシコ国境からの不法移民を野党民主党の地盤・カリフォルニア州などに移送することを検討していると明らかにした。
トランプ政権の不法移民対策に反対する民主党支持者が多い地域に対応を押し付けるかたちで、「政治的な報復だ」などと波紋を呼んでいる。
米国とメキシコの国境では中米などから米国への不法移民が後を絶たず、国境警備当局によると、ことしに入ってから先月までに不法入国で拘束された人は約20万人(去年の同月期の倍近く)と言われている。...
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米国・トランプ大統領はメキシコ国境からの不法移民を野党民主党の地盤・カリフォルニア州などに移送することを検討していると明らかにした。
トランプ政権の不法移民対策に反対する民主党支持者が多い地域に対応を押し付けるかたちで、「政治的な報復だ」などと波紋を呼んでいる。
米国とメキシコの国境では中米などから米国への不法移民が後を絶たず、国境警備当局によると、ことしに入ってから先月までに不法入国で拘束された人は約20万人(去年の同月期の倍近く)と言われている。
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米国大統領選挙の行方(4月6日)
(米国大統領選挙の行方)
ロシア疑惑を払拭し、強気になったトランプ大統領は2020年の大統領選に向けて発言を変えてきている。それまで修正するとしてきた米国版皆保険制度・オバマケアについても司法省に対し、「法律違反だから訴えろ」と言い出し、「全部廃止しろ」と言いだした。結局、議会共和党が代案を出せないとしてオバマケア廃止については先延ばしになった。さらにはメキシコに対し「メキシコ側が米国への移民流入を止めなければ国境を閉める」と強硬に主張し始めた。...
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(米国大統領選挙の行方)
ロシア疑惑を払拭し、強気になったトランプ大統領は2020年の大統領選に向けて発言を変えてきている。それまで修正するとしてきた米国版皆保険制度・オバマケアについても司法省に対し、「法律違反だから訴えろ」と言い出し、「全部廃止しろ」と言いだした。結局、議会共和党が代案を出せないとしてオバマケア廃止については先延ばしになった。さらにはメキシコに対し「メキシコ側が米国への移民流入を止めなければ国境を閉める」と強硬に主張し始めた。オバマケアの廃止とメキシコの壁建設はトランプ大統領の2大選挙公約でもありなんとか大統領選挙までに達成したいが、すでに時間的に間に合いそうもないために、トランプ大統領がやろうとしているのは景気の浮揚である。景気がいいのにも関わらず、FDRの理事長に金利を下げさせるようなこともするかもしれない。とにかく景気を維持させ、経済の数字を今度の選挙に向かって盛り上げていけばそれだけで勝てると考えている節がある。メキシコの壁建設とオバマケア廃止は大統領選後にレガシーとして残す形にしたいのかもしれない。
(米国大統領選挙の行方・トランプ大統領のリスク)
一方でトランプ大統領にはリスクもある。それはトランプ大統領が72歳と高齢である点である。再選された場合、トランプ大統領は任期中に77歳となる。さらなるリスクは、民主党に若い有力な候補者が出てきたということである。候補者選びの最初の山場である民主党員集会が開かれるアイオワ州・エマーソン大学で行なわれた世論調査においてジョー・バイデン前副大統領、バーニー・サンダース上院議員に続いて3位につけ、選挙のプロをびっくりさせたのが、インディアナ州サウスベンドの市長であるピートブーティジェージ(Buttigieg)氏である。彼の売り物は37歳という若さと最近の民主党に多く見られがちな行き過ぎたリベラルではないという点である。兵役経験もあり、安全保障の話もできる上、彼の話は説得力があり多くの米国人が理解できる政策を打ち出す能力があるようだ。これまでの民主党候補にはあまり見られなかった単純な社会主義的な立場でない候補と言え、トランプ大統領を脅かす存在になる可能性がある。世界で一番トランプ大統領の心をつかんでいるのは安倍首相と言われており、大統領がトランプでなくなった場合には日本のポジションはどうなるかということも織り込んでおく必要があるだろう。
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トランプ大統領、劉鶴副総理と会見(4月5日)
4日トランプ大統領は、第9次米中貿易交渉のために訪米していた中国の劉鶴副総理と会見した。劉鶴副総理が習近平主席の伝言を述べるとともに、トランプ大統領が習近平主席の訪米を要請した。
今回の貿易交渉ではかなりの部分の合意を見たようだが、まだ追加関税の撤廃時期や、全面的な撤廃になるのか、一部の撤廃に留まるかなど両国の隔たりが残っている。
このため当初は3月中に、後に4月中には習近平主席の訪米があるとの観測があったが、訪米時期は5月にずれ込む可能性も残っている。...
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4日トランプ大統領は、第9次米中貿易交渉のために訪米していた中国の劉鶴副総理と会見した。劉鶴副総理が習近平主席の伝言を述べるとともに、トランプ大統領が習近平主席の訪米を要請した。
今回の貿易交渉ではかなりの部分の合意を見たようだが、まだ追加関税の撤廃時期や、全面的な撤廃になるのか、一部の撤廃に留まるかなど両国の隔たりが残っている。
このため当初は3月中に、後に4月中には習近平主席の訪米があるとの観測があったが、訪米時期は5月にずれ込む可能性も残っている。習近平主席としては、米国に譲歩したままの妥結を避けたい思いがある一方、国内景気を回復させるためには早い妥結が必要になり、時機の見極めが難しくなっている。
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