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キエフ包囲へ攻勢強める・35時間の外出禁止令(3月16日)
ロシア軍は首都キエフの包囲に向けて攻勢を強め、ウクライナ軍も抵抗を続けている。キエフ・クリチコ市長は「多くの民間人が死亡したが正確な数は分からない、行っていることは国際的な犯罪だ」と話した。
キエフ全域では日本時間きょう午前3時から35時間の外出禁止令がだされた。キエフ州では地下の防空壕に野戦病院が設けられている。
ロシア軍はウクライナ東部や南部でも攻撃を強めていて、国連人権高等弁務官事務所は14日までに子供48人を含む少なくとも691人の市民が死亡したと明らかにした。...
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ロシア軍は首都キエフの包囲に向けて攻勢を強め、ウクライナ軍も抵抗を続けている。キエフ・クリチコ市長は「多くの民間人が死亡したが正確な数は分からない、行っていることは国際的な犯罪だ」と話した。
キエフ全域では日本時間きょう午前3時から35時間の外出禁止令がだされた。キエフ州では地下の防空壕に野戦病院が設けられている。
ロシア軍はウクライナ東部や南部でも攻撃を強めていて、国連人権高等弁務官事務所は14日までに子供48人を含む少なくとも691人の市民が死亡したと明らかにした。
EU・ボレル上級代表はマリウポリだけで2400人以上が犠牲になったとしている。米国・FOXニュースは14日に取材チームが攻撃を受け、カメラマンとウクライナ人ジャーナリストの2人が死亡し、記者1人が負傷したと明らかにした。
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ロシア進出企業の約2割が事業停止(3月16日)
緊迫するウクライナ情勢を受け、ロシアに進出する日本の上場企業の約2割が現地での事業の一時停止を決めたことが、民間の信用調査会社・帝国データバンクのまとめでわかった。
経済制裁による部品調達や物流混乱を理由にあげる企業が多い。IT大手・アップルなど人道的理由で事業を見合わせた欧米企業と比べ、対応に温度差もみられるとの指摘もあり、今後日本企業に厳しい目が向けられそうだと分析している。
ウクライナ情勢で米中高官が会談(3月15日)
ウクライナ情勢を巡ってロシアが友好国の中国に軍事物資の支援を求めていると報じられる中、米国と中国の政府高官が会談した。
米国ホワイトハウスで安全保障政策を担当するサリバン大統領補佐官と中国で外交を統括する楊潔チ政治局委員との会談は14日、イタリアで約7時間にわたって行われた。
米国の複数のメディアが政府高官の話として「ロシアが中国に対して軍事物資を支援するよう求めている」と伝える中、今回の会談では中国側の対応が焦点となった。...
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ウクライナ情勢を巡ってロシアが友好国の中国に軍事物資の支援を求めていると報じられる中、米国と中国の政府高官が会談した。
米国ホワイトハウスで安全保障政策を担当するサリバン大統領補佐官と中国で外交を統括する楊潔チ政治局委員との会談は14日、イタリアで約7時間にわたって行われた。
米国の複数のメディアが政府高官の話として「ロシアが中国に対して軍事物資を支援するよう求めている」と伝える中、今回の会談では中国側の対応が焦点となった。
会談後、バイデン政権の高官は記者団に対し、中国がロシアと連携することに強い懸念を伝えたと明らかにした。
一方、中国外務省によると楊政治局委員は「軍事物資の支援を巡る報道を念頭にうその情報を流し中国の立場をおとしめるいかなる言動にも断固反対する」と米国を批判した。
米国としては中国にロシアとの軍事的な連携を強めないようくぎを刺したものの議論は平行線のまま終わったと見られる。
今後の中国の対応について米国のインド太平洋軍司令官の補佐官を務めた経験があるシンクタンクのエリックセイヤー研究員(アメリカエンタープライズ研究所)は「仮にロシアが支援を要請したことが事実であればそれは、ロシア軍がウクライナで苦戦していることを示している。ウクライナほどの規模の国を対象に長期間にわたり軍事行動を取る用意や訓練をしていなかったということだ」と述べた。
また、もしも中国が軍事的な支援を行った場合については「米国政府は中国をロシアの侵略を支援する国と見なすだろう」と述べ、中国も制裁対象となる可能性があるという見方を示した。
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“ロシア軍の攻撃”無差別的な傾向強まる(3月15日)
ロシア軍がウクライナで続ける軍事侵攻について米国国防総省の高官は14日、ロシア軍が人口の多い地域を制圧するため長距離からの砲撃を増やし無差別的な傾向が強まっていると指摘した。
ウクライナの首都キエフの中心部で14日に撮影された監視カメラの映像ではバスとみられる車両が攻撃によって爆発した。ロイター通信は地元住民の話として、この爆発で少なくとも2人が犠牲になったと伝えている。砲撃を受けた寄付のマンションでは複数の部屋から炎や黒煙が上がっている。...
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ロシア軍がウクライナで続ける軍事侵攻について米国国防総省の高官は14日、ロシア軍が人口の多い地域を制圧するため長距離からの砲撃を増やし無差別的な傾向が強まっていると指摘した。
ウクライナの首都キエフの中心部で14日に撮影された監視カメラの映像ではバスとみられる車両が攻撃によって爆発した。ロイター通信は地元住民の話として、この爆発で少なくとも2人が犠牲になったと伝えている。砲撃を受けた寄付のマンションでは複数の部屋から炎や黒煙が上がっている。
ロシア軍は首都キエフの包囲や東部の要所マリウポリの掌握に向けて攻勢を強めている。国連人権高等弁務官事務所は13日までに確認されただけで46人の子どもを含む少なくとも636人の市民が死亡したと明らかにした。
一方、東部のマリウポリについて、EUヨーロッパ連合のボレル上級代表は「マリウポリだけで2400人以上の市民が犠牲になった」と述べた。マリウポリをめぐっては退避する人が乗った車、少なくとも160台が14日、避難ルート通って初めて退避できたと地元の議会などが明らかにした。その一方でマリウポリに救援物資を送ろうとする車列についてロシア側が妨害していると非難している。
米国国防総省の高官は14日、ロシア軍はこれまでに900発以上のミサイルを発射したとした上で、人口の多い地域を制圧するため長距離からの砲撃を増やし、暴力的、無差別的な傾向が強まっていると指摘した。そして、ウクライナ側から激しい抵抗を受けながらもロシア軍は投入した戦力のうち今も90%弱が戦闘可能な状態を維持しているとの見方を示した。
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ロシア国営テレビ放送中“戦争をやめて”(3月15日)
ロシア国営テレビでニュース番組を放送中に突然、職員の女性が「戦争をやめて、プロパガンダを信じないで、あなたは騙されている」という紙を掲げた。
女性は国営テレビで働く編集担当者で警察に拘束され取り調べを受けているという。
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