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対面での停戦交渉・再開へ・近くトルコで実施（3月28日）
ロシアのプーチン大統領は２７日、前線の兵士を鼓舞するメッセージを発表。プーチン大統領が、兵士の士気が低下しないか、神経をとがらせている様子もうかがえる。
一方、両国の停戦交渉は、今月７日以来の対面形式で行われる見通しとなった。
最近はオンライン形式で交渉を進めていたが、ウクライナ側の代表団は２７日、双方の仲介役を担ってきたトルコで、２８日から３０日まで対面形式で行われると明らかにし、ロシア代表団のトップ・メジンスキー大統領補佐官も、２９日と３０日に交渉が行われるとしている。...
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ロシアのプーチン大統領は２７日、前線の兵士を鼓舞するメッセージを発表。プーチン大統領が、兵士の士気が低下しないか、神経をとがらせている様子もうかがえる。
一方、両国の停戦交渉は、今月７日以来の対面形式で行われる見通しとなった。
最近はオンライン形式で交渉を進めていたが、ウクライナ側の代表団は２７日、双方の仲介役を担ってきたトルコで、２８日から３０日まで対面形式で行われると明らかにし、ロシア代表団のトップ・メジンスキー大統領補佐官も、２９日と３０日に交渉が行われるとしている。
またトルコ大統領府は２７日、エルドアン大統領とプーチン大統領が電話会談を行ったと発表した。両首脳は、ウクライナ情勢や停戦交渉の進展を巡って議論したほか、エルドアン大統領が早期の停戦や人道状況の改善の必要性を強調したという。その上で、双方は次回の停戦交渉がイスタンブールで行われることで合意したという。
ロシアとしては、東部での戦況を有利に進めることで、停戦交渉を優位に進展させたいねらいもあると見られる。
ただ戦闘の停止や、ロシア軍の撤退などを求めるウクライナ側と、ロシア側の主張の隔たりは埋まっておらず、今回、対面での交渉を再開させることで、具体的に前進を図ることができるかが焦点となる。
市民の犠牲は増え続けている。国連人権高等弁務官事務所は、２６日までにウクライナで少なくとも１１１９人の市民が死亡したと発表した。このうち９９人は子どもだという。
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焦点となるウクライナ東部の戦い（3月27日）
ロシアのルドスコイ第一参謀次長がロシア軍のこの１か月のウクライナにおける戦況を総括した。その中で、彼は「第一段階の主目標はおおむね達成し、ロシア軍はウクライナ軍の弱体化に成功した。今後は、東部のドネツク、ルガンスク２州全域の解放に注力する」と発言した。
この発言は当初の目標であった首都・キエフ陥落を諦めることを意味し、事実上の戦略変更ともいえるものである。同時に停戦に向けた兆候とも読み取ることができる。...
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ロシアのルドスコイ第一参謀次長がロシア軍のこの１か月のウクライナにおける戦況を総括した。その中で、彼は「第一段階の主目標はおおむね達成し、ロシア軍はウクライナ軍の弱体化に成功した。今後は、東部のドネツク、ルガンスク２州全域の解放に注力する」と発言した。
この発言は当初の目標であった首都・キエフ陥落を諦めることを意味し、事実上の戦略変更ともいえるものである。同時に停戦に向けた兆候とも読み取ることができる。
ドネツク、ルガンスクを中心とする東部地域を完全掌握することで国内向けに戦果をアピールし、今回のウクライナ侵攻を正当化することでプーチン大統領の面子を最低限保たせた上で、ウクライナ侵攻の幕引きをはかる意図があるのかもしれない。
なぜこうした大幅な戦略修正を余儀なくされたのかと言えば、①想定以上にゼレンスキー大統領をはじめとするウクライナ軍の抵抗があり、ロシア軍の被害が大きかったこと。
②経済制裁が相当効いており、プーチン政権に対する不満が爆発する可能性が出てきたこと。
③国際司法裁判所でロシアに対し「戦争犯罪」という判決が出され、国連総会でロシアに対する非難決議が出されたり、反ロシア意識が国際世論で高まりを見せ、国際社会においてロシアの居場所がなくなりつつあることなどが挙げられる。
ゼレンスキー大統領も「ウクライナはＮＡＴＯに加盟することはない」と述べ、譲らないとしていた領土問題においても、親ロシア派支配地域について独立を承認するニュアンスの発言を行い始めたことなどから、ウクライナ東部地域占領が停戦に向けた落としどころになる可能性がある。
ロシアとしては、今後できるだけ広範囲の東部地域を手に入れようとしてくることが予想され、ジョージアに駐留しているロシア軍がウクライナに向かう兆候があることも報告されている。
東部の戦いが今後の焦点となる。
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軍事侵攻以降・初の直接協議・米国・ウクライナ・外務防衛の閣僚協議（3月27日）
ウクライナの隣国ポーランドで、米国とウクライナの外務防衛担当の閣僚協議が行われた。ロシアによる軍事侵攻が始まって以降、両国の主要２閣僚が直接協議したのは初めて。ウクライナからはクレバ外相とレズニコフ国防相、米国からはブリンケン国務長官とオースティン国防長官が出席し、バイデン大統領の姿も見える。
ホワイトハウスなどによると、バイデン大統領は今週行われたＮＡＴＯ北大西洋条約機構の首脳会議に触れ、米国がウクライナを支援するため、世界をどのように結束させようとしているのか説明したという。
また、双方は、米国のウクライナに対するさらなる軍事支援の在り方について意見を交わしたとしている。ただ、ウクライナのゼレンスキー大統領は、ＮＡＴＯ首脳会議で戦闘機や戦車といったより攻撃力が高い兵器の供与を改めて要請したのに対し、米国側はロシアとの直接の軍事衝突につながらないことが重要だとして、戦闘機などの供与には慎重な姿勢を崩していない。米国側はさらなる軍事支援についてどのような意見を交わしたのか明らかにしていない。
フランス・マクロン大統領“マリウポリからの避難支援”（3月26日）
ウクライナのゼレンスキー大統領は、マリウポリには２２日の段階でおよそ１０万人の市民が取り残されているとしている。
新たに公開された動画でもゼレンスキー大統領は「悲劇的な状況がずっと続いている。ロシア軍は人道的な援助をさせてくれない」とコメント。こうした中フランスのマクロン大統領は２５日、市民の避難を支援する人道的な作戦をトルコ、ギリシャと共に行う方針を明らかにし「最も緊急を要することであり私たちの義務だ」とコメント。...
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ウクライナのゼレンスキー大統領は、マリウポリには２２日の段階でおよそ１０万人の市民が取り残されているとしている。
新たに公開された動画でもゼレンスキー大統領は「悲劇的な状況がずっと続いている。ロシア軍は人道的な援助をさせてくれない」とコメント。こうした中フランスのマクロン大統領は２５日、市民の避難を支援する人道的な作戦をトルコ、ギリシャと共に行う方針を明らかにし「最も緊急を要することであり私たちの義務だ」とコメント。近くロシアのプーチン大統領と会談して詳細を詰めたいとしている。
２６日、ウクライナのクレバ外相と、レズニコフ国防相がポーランドで米国のブリンケン国務長官とオースティン国防長官と外務防衛の閣僚協議を行うことになった。バイデン大統領とも面会する。
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各地で戦闘激化・ウクライナ軍・激しく抵抗（3月25日）
ウクライナの国防省は、ロシア軍に制圧されたベルジャンシクの港でロシア軍の大型揚陸艦を破壊したとＳＮＳに投稿した。
首都キエフの包囲に向けたロシア軍部隊の一部で後退も見られ、英国国防省は「ロシア軍はほぼ確実に数千人の犠牲者が出ている」と分析した。
ロシア軍はマリウポリの包囲を続けるなど、親ロシア派の武装勢力を支援しながら戦闘を激化させている。
マリウポリでは１０万人の市民が取り残されているとみられ深刻な人道危機が続いている。...
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ウクライナの国防省は、ロシア軍に制圧されたベルジャンシクの港でロシア軍の大型揚陸艦を破壊したとＳＮＳに投稿した。
首都キエフの包囲に向けたロシア軍部隊の一部で後退も見られ、英国国防省は「ロシア軍はほぼ確実に数千人の犠牲者が出ている」と分析した。
ロシア軍はマリウポリの包囲を続けるなど、親ロシア派の武装勢力を支援しながら戦闘を激化させている。
マリウポリでは１０万人の市民が取り残されているとみられ深刻な人道危機が続いている。
ウクライナの南隣に位置するモルドバとの国境にはミコライフから逃れてきた人たちを載せた大型バスが相次いで到着。ミコライフでは無差別ともいえる攻撃が続いていて、現地当局が避難を希望する人のバスを用意し集団で脱出させている。
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ウクライナ・ゼレンスキー大統領 フランス・マクロン大統領提案の「五輪休戦」を拒否、「ロシアを利する」だけ｜TBS NEWS DIG
