帆船で・COP25参加へ・グレタ隣国に到着・期待・海草など増やすこと・“温暖化対策に有効”(12月4日)
スペインで開かれている地球温暖化対策の国連会議COP25。温暖化対策の有効な選択肢とされているのが日本でも検討されている海草の活用だった。
ポルトガル・リスボンの港に到着したのは地球温暖化対策を訴えるグレタトゥーンベリ。COP25に参加するために米国から約3週間かけて船でやってきた。グレタトゥーンベリは権力者が地球温暖化の問題を優先して取り組むよう圧力をかけていきたいとコメントした。
そのCOP25の会場で注目されたのがブルーカーボンだが、海中で海草などが吸収する二酸化炭素のことで、ブルーカーボンを増やしていくことが温暖化対策の有効な選択肢になるとしている。...
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スペインで開かれている地球温暖化対策の国連会議COP25。温暖化対策の有効な選択肢とされているのが日本でも検討されている海草の活用だった。
ポルトガル・リスボンの港に到着したのは地球温暖化対策を訴えるグレタトゥーンベリ。COP25に参加するために米国から約3週間かけて船でやってきた。グレタトゥーンベリは権力者が地球温暖化の問題を優先して取り組むよう圧力をかけていきたいとコメントした。
そのCOP25の会場で注目されたのがブルーカーボンだが、海中で海草などが吸収する二酸化炭素のことで、ブルーカーボンを増やしていくことが温暖化対策の有効な選択肢になるとしている。COP25の議長国チリ・シュミット環境相は状況を変えなくてはいけないとコメントした。
二酸化炭素を減らそうとする取り組みは北海道・泊村でも。鉄分が含まれている袋を海においてこれを栄養に昆布を育てようとしている。
国は温暖化対策として効果が期待されると検討を始め、2030年に二酸化炭素の吸収量を34%増やせると見込んでいる。COP25で議長国はBlue COPと位置づけ、会期中温暖化対策を進める上での海の重要性を訴えることにしている。
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COP25開幕・温暖化対策・機運高まるか(12月3日)
「COP25」が開幕した。開幕にあたって国連のグテーレス事務総長のコメントで、195超える国と地域が参加して地球温暖化対策を話し合う「COP25」が始まった。
来年から本格的に動き出すパリ協定を前に温室効果ガスの削減目標を引き上げる機運が高まるかどうかが焦点である。
パリ協定では世界の平均気温の上昇を産業革命前に比べ1.5度に抑える努力をすることや、世界全体の温室効果ガスの排出量を今世紀後半に実質的にゼロにすることを目標に掲げている。...
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「COP25」が開幕した。開幕にあたって国連のグテーレス事務総長のコメントで、195超える国と地域が参加して地球温暖化対策を話し合う「COP25」が始まった。
来年から本格的に動き出すパリ協定を前に温室効果ガスの削減目標を引き上げる機運が高まるかどうかが焦点である。
パリ協定では世界の平均気温の上昇を産業革命前に比べ1.5度に抑える努力をすることや、世界全体の温室効果ガスの排出量を今世紀後半に実質的にゼロにすることを目標に掲げている。
そして、発展途上国を含むすべての国が排出削減に取り組むことを定めている。しかし、世界第2の排出国・米国はトランプ政権が先月、パリ協定からの離脱を正式に通告。米国不在の中、会議ではまず、30以上の国と地域の首脳級が参加する会合が開かれた。
この中でEUのフォンデアライエン委員長は温室効果ガスの削減に向けて、EU域内で次の10年間に日本円で総額120兆円に上る投資を行う考えを明らかにした。
各国ともパリ協定のもとで対策の強化に取り組む姿勢を相次いで打ち出している。一方で首脳級の会合には、中国やインド、日本などの主要な排出国は参加していない。「COP25」は今月13日まで開かれる。
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「COP25」開幕へ“具体的な対策の強化表明を”(12月2日)
台風や豪雨、そして前例のない森林火災。地球温暖化が影響している災害が相次いでいる。地球温暖化対策を話し合う国際会議・COP25が、きょうスペイン・マドリードで開幕する。
開幕を前に国連・グテーレス事務総長が記者会見を開き、自然災害の頻度が増し人的、経済的な被害が大きくなっていると指摘した。
グテーレス事務総長は「足りないのは政治的な意思だ」と述べ、温室効果ガスの削減目標を引き上げるなど、具体的な対策強化を表明するよう各国に求めた。...
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台風や豪雨、そして前例のない森林火災。地球温暖化が影響している災害が相次いでいる。地球温暖化対策を話し合う国際会議・COP25が、きょうスペイン・マドリードで開幕する。
開幕を前に国連・グテーレス事務総長が記者会見を開き、自然災害の頻度が増し人的、経済的な被害が大きくなっていると指摘した。
グテーレス事務総長は「足りないのは政治的な意思だ」と述べ、温室効果ガスの削減目標を引き上げるなど、具体的な対策強化を表明するよう各国に求めた。キーワードはパリ協定である。
すべての国が温暖化対策に取り組む。来年から本格的に動き出す事になる。ポイントは1.5度。国連のIPCCは“早ければ2030年には異常気象がさらに増加”と予測している。
各国がいま掲げている目標では、世界の平均気温は約3度上昇してしまうと指摘し、開幕に先立ち、この予測は関係者の危機感を強め、温暖化を1.5度に抑えることが世界的に意識されるようになった。
日本はどうするのか?石炭火力発電所を利用し続けている日本に対し、国際的な批判が高まっている。専門家は「2050年排出ゼロ」に相当する示すことが世界の期待にこたえることになると指摘している。
東京大学・高村ゆかり教授は「日本の長期的な石炭火力に対する方針・計画が見えてこない」と指摘している。
日本をはじめ各国はこれまでの対策を上回る具体策の提示を求められている。国連機関は各国が掲げる対策ではパリ協定の目標が達成できないと指摘した。
世界各国で豪雨や森林火災など温暖化が一人の災害が相次ぎ危機感が広がっている。米国のパリ協定離脱の動きも水を差されることがなく、対策強化に向けて一致した姿勢を打ち出せるかどうかが問われている。
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去年1年間・温室効果ガスの排出量・過去最悪(11月26日)
UNEP・国連環境計画が発表した報告書で去年1年間に世界で排出された温室効果ガスの量は553億トンで、過去最悪の多さになったと明らかにした。1970年の統計開始以降、歯止めがかからない状態が続いている。
報告書では、生態系への影響を抑えるため、世界の平均気温の上昇を産業革命前に比べて2度未満にするには、2030年の時点で150億トン減らす必要があると指摘した。
しかし、現状では実現は難しく、各国に環境政策の大幅な強化を求めた。...
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UNEP・国連環境計画が発表した報告書で去年1年間に世界で排出された温室効果ガスの量は553億トンで、過去最悪の多さになったと明らかにした。1970年の統計開始以降、歯止めがかからない状態が続いている。
報告書では、生態系への影響を抑えるため、世界の平均気温の上昇を産業革命前に比べて2度未満にするには、2030年の時点で150億トン減らす必要があると指摘した。
しかし、現状では実現は難しく、各国に環境政策の大幅な強化を求めた。
日本の温室効果ガスの排出量は、国のまとめでは2017年度まで4年連続で減少しているが、原発事故のあと、火力発電の比率が高まり、昨年度は76%に上る。報告書は日本に対し、石炭火力発電所の建設の中止と、再生可能エネルギーの利用で、石油の利用を段階的にやめることなどを求めた。
市民の環境意識に企業が動かされた例も出てきた。オランダの航空会社は鉄道会社と提携し、500キロ以下の短距離路線は、鉄道などに置き換えることを検討している。
北海道苫小牧市にある施設では、製油所から排出されるガスの中の二酸化炭素を分離して回収し、地下深くに封じ込める実証試験が進められている。
大気から直接、二酸化炭素を回収する技術も開発が始まっている。特殊な化学物質を詰めたパイプに、二酸化炭素を通して吸収させる、国の委託を受けた研究である。
ただ、いずれの技術も、まだ研究開発の段階にすぎず、環境省もまずは二酸化炭素の排出を、できるかぎり減らすことが重要だとしている。来月2日からは、地球温暖化対策について話し合う国連の会議、COP25がスペインで始まる。
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グレタ・スペインに向け出航(11月14日)
16歳の活動家・グレタトゥーンベリが温暖化対策に関する国際会議・COP25に参加するため米国の港からスペインに向けて出航した。
船は全長およそ15メートルの帆船で船内で必要な電気も太陽光などで賄うため、温暖化の原因の1つとされる二酸化炭素をほぼ排出しないとのことだ。
ことし8月から米国に滞在していたグレタは、COP25が開かれる予定だった南米のチリに陸路で向かうことにしていた。
しかしチリが開催を断念したため、代わりの開催地となったスペインへの移動手段を探していたところ、オーストラリア人のカップルから船を提供してもらうことになった。...
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16歳の活動家・グレタトゥーンベリが温暖化対策に関する国際会議・COP25に参加するため米国の港からスペインに向けて出航した。
船は全長およそ15メートルの帆船で船内で必要な電気も太陽光などで賄うため、温暖化の原因の1つとされる二酸化炭素をほぼ排出しないとのことだ。
ことし8月から米国に滞在していたグレタは、COP25が開かれる予定だった南米のチリに陸路で向かうことにしていた。
しかしチリが開催を断念したため、代わりの開催地となったスペインへの移動手段を探していたところ、オーストラリア人のカップルから船を提供してもらうことになった。
グレタを支援する団体によると、大西洋を横断してスペインに到着するまでおよそ3週間かかる見通しである。
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