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池江璃花子が練習風景を公開・新たなる目標へ(7月3日)
昨年12月に退院した競泳の池江璃花子が2日、白血病を公表して以来初めて練習の様子を報道陣に公開した。プールサイドにあの弾けるような璃花子スマイルが帰ってきた。
3月17日には406日ぶりにプールでの練習を再開したことを自身のインスタグラムで報告。現在は週4回のトレーニングを行っているという。やはり長いブランクの克服は天才スイマーにとっても大変なものだったようだ。「みんなと泳ぎ始めた時、全然練習についていけなかった。...
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昨年12月に退院した競泳の池江璃花子が2日、白血病を公表して以来初めて練習の様子を報道陣に公開した。プールサイドにあの弾けるような璃花子スマイルが帰ってきた。
3月17日には406日ぶりにプールでの練習を再開したことを自身のインスタグラムで報告。現在は週4回のトレーニングを行っているという。やはり長いブランクの克服は天才スイマーにとっても大変なものだったようだ。「みんなと泳ぎ始めた時、全然練習についていけなかった。だいぶみんなと同じように練習できるようになった。でもこれではまだ満足していない(池江)」6月中旬から本格的に練習を再開。この日はバタフライなど約2時間3.5kmを泳いだ。
池江は今年の春、日本大学スポーツ科学部の2年生に進級している。4日には二十歳の誕生日を迎えるが、まだ10代の若さであるということに改めて驚きを覚えてしまう。目下の目標は10月2日開幕予定の日本学生選手権(東京辰巳国際水泳場)。入学直前に闘病生活が始まった彼女にとっては初めてのインカレ出場となる。昨年1月の三菱養和スプリント以来1年9カ月ぶりの実戦復帰を目指す。
彼女にはもう一つニュースが入っている。東京五輪組織委員会は開幕1年前の7月23日に国立競技場で行われるイベントへ、池江の起用を決定した。ここで世界のアスリートらに向けたメッセージを発信する大役を担うこととなるようだ。「内面的に強くて美しい女性になりたい」そう語る若き天才スイマーは完全復活に向け新たなスタートを切った。4年後の2024年のパリ五輪に向けてあくなき挑戦が続く。
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高校野球・夏の甲子園地方予選の代替大会開幕(7月2日)
新型コロナウイルスで中止となった夏の甲子園の地方予選に代わり、今月から全国47都道府県で独自大会が開催される。1日、先陣を切って夏季岩手県大会(参加65校・連合チーム含む)が始まった。岩手大会では県内の地区予選を勝ち抜いた31チームがトーナメント戦に進出することとなる。初日は梅雨前線の接近による悪天候のなか、地区予選4試合が開催された。
岩手県は7/1現在、全国で唯一新型コロナウイルスの感染者ゼロの県だが、大会開催に当たっては入念な感染防止対策が取られている。...
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新型コロナウイルスで中止となった夏の甲子園の地方予選に代わり、今月から全国47都道府県で独自大会が開催される。1日、先陣を切って夏季岩手県大会(参加65校・連合チーム含む)が始まった。岩手大会では県内の地区予選を勝ち抜いた31チームがトーナメント戦に進出することとなる。初日は梅雨前線の接近による悪天候のなか、地区予選4試合が開催された。
岩手県は7/1現在、全国で唯一新型コロナウイルスの感染者ゼロの県だが、大会開催に当たっては入念な感染防止対策が取られている。入場前に選手は検温と手の消毒を実施。シートノックは行わないなど練習内容も制限された。また、グラウンド整備時にはマスクを着用。原則観客を入れない形での開催だが、控え選手と1選手につき2人まで保護者の入場が認められて、スタンドから拍手による声援を送った。
この日、金ケ崎町で行われた水沢商業と専大北上の試合は8-7とルーズベルトゲームの熱戦に。勝利した水沢商業・小澤優斗主将は「まずは今日の試合をしっかり楽しんでやることをチームとして目標で掲げてきたので9イニングしっかり楽しんで勝つことができた」とコメント。敗れた専大北上・粟野元斗主将も「指導者や保護者の方たちに恩返しという思いが大きかった」と感謝の気持ちを述べた。
岩手・大船渡高校出身・佐々木朗希(マリーンズ)は「素晴らしい未来に向けて、この3年間で行ってきた積み重ねを忘れずにこれからも頑張り続けてください」と郷里の後輩たちにコメントを寄せている。4日には沖縄県などでも大会が開幕の予定。今年も球児たちの夏が始まる。
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ジャイアンツ・会田コーチがAEDで人命救助(7月1日)
スポーツの力が人命救助に貢献した。プロ野球の読売ジャイアンツは30日、会田有志3軍投手コーチ都内の地下鉄駅構内で人命救助したことを公表した。
球団の発表によると会田コーチは28日夜、都営新宿線の馬喰横山駅構内でエスカレーターから転落し意識を失った男性を発見。周囲の人たちに119番通報を依頼すると、胸骨圧迫による心肺蘇生法を施したうえ、駅備え付けのAED(自動体外式除細動器)による電気ショック処置を行った。...
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スポーツの力が人命救助に貢献した。プロ野球の読売ジャイアンツは30日、会田有志3軍投手コーチ都内の地下鉄駅構内で人命救助したことを公表した。
球団の発表によると会田コーチは28日夜、都営新宿線の馬喰横山駅構内でエスカレーターから転落し意識を失った男性を発見。周囲の人たちに119番通報を依頼すると、胸骨圧迫による心肺蘇生法を施したうえ、駅備え付けのAED(自動体外式除細動器)による電気ショック処置を行った。その結果、男性は意識を回復して会話が出来るようになり、救急車で病院に搬送された。現在は快方に向かっているという。
会田コーチは中継ぎ投手として現役時代はジャイアンツでプレー。引退後にアスリートのリハビリを専門とするアスレチックトレーナーの資格を取得。それ以降、救命講習を積極的に受講してきた。そのことが今回の殊勲の救助劇につながったものだ。彼が救命活動に高い意識を持っていたのは2009年にともに引退セレモニーを行った木村拓也の存在が大きかったという。2010年、木村氏が練習中にくも膜下出血で倒れ37歳の若さで亡くなったことが契機となり、以後毎年救命講習を受け続けているそうだ。
ジャイアンツでは社会貢献プロジェクト「G hands」の一環で、チーム全員がAED講習を受けている。同様の取り組みは、独立リーグのBCリーグでも行われ、発足以来地域へのAED寄贈活動を継続してきた。また、日本サッカー協会による啓発・寄贈活動も有名だ。これからもスポーツの力でAEDの普及を推進し、救える命を増やしていってもらいたい。
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火の鳥NIPPON守備の要・新鍋理沙コートを去る(6月30日)
長年にわたりバレーボール女子日本代表で活躍し、2012年のロンドン五輪で日本28年ぶりの銅メダル獲得の立役者・新鍋理沙が、29日現役引退の記者会見を行った。
高校時代は鹿屋中央でインターハイ制覇。久光製薬スプリングス入団後はとしてレギュラーを務め5度のリーグ制覇に貢献。長岡望悠、岩坂奈々らとともに久光黄金時代を築いてきた。ロンドン五輪後には故障で全日本を辞退し、リオ五輪には不出場。その後のW杯や世界選手権で代表復帰し、2020東京を最後の目標に設定していた。...
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長年にわたりバレーボール女子日本代表で活躍し、2012年のロンドン五輪で日本28年ぶりの銅メダル獲得の立役者・新鍋理沙が、29日現役引退の記者会見を行った。
高校時代は鹿屋中央でインターハイ制覇。久光製薬スプリングス入団後はとしてレギュラーを務め5度のリーグ制覇に貢献。長岡望悠、岩坂奈々らとともに久光黄金時代を築いてきた。ロンドン五輪後には故障で全日本を辞退し、リオ五輪には不出場。その後のW杯や世界選手権で代表復帰し、2020東京を最後の目標に設定していた。それだけに「東京五輪の延期は絶望というか…私にとっての1年は本当にとても長く感じました」と語り、引退を決断した大きな理由が五輪の1年延期だったことを明かした。
新鍋と言えば何と言っても全日本屈指のレシーブの安定感だろう。レセプション(サーブレシーブ)、ディグ(スパイクレシーブ)ともに完璧にキャッチしてセッターにボールを返す、日本のコンビパレ―にとってなくてはならぬ存在だった(その守備の要を欠いたリオ五輪では日本チームのレセプションの成功率は一気に低下し、メダルを逃している)。また、サーブ効果率も非常に高く、小柄な体格で攻守ともに火の鳥NIPPONを支え続けてきた。彼女が日本のバレー界に残した功績は計り知れない。
「皆さんと一緒に戦った11年間は、私の一生の財産です。本当にありがとうございました」涙で声を詰まらせながらファンへの感謝の言葉を語った新鍋。今後は久光の運営会社とマネジメント契約を結び、バレーボールの普及活動に関わっていくことになる。
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プロ野球序盤の攻防戦・抜け出したチームは?(6月29日)
開幕から10日間を終えたプロ野球。セ・パともに各球団9試合を戦いスタートダッシュに成功した球団、つまずいてしまった球団とはっきり明暗が分かれている。ここまでの戦いぶりを振り返ってみたい。
まずはセントラルリーグから。首位を行くジャイアンツは6勝2敗1分け。開幕からの3カード連続負け越しなしと好調な滑り出しだ。岡本和真は36打数17安打の打率.472で現在リーグトップ。28日まで8試合連続安打中でホームランも4本放っている。...
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開幕から10日間を終えたプロ野球。セ・パともに各球団9試合を戦いスタートダッシュに成功した球団、つまずいてしまった球団とはっきり明暗が分かれている。ここまでの戦いぶりを振り返ってみたい。
まずはセントラルリーグから。首位を行くジャイアンツは6勝2敗1分け。開幕からの3カード連続負け越しなしと好調な滑り出しだ。岡本和真は36打数17安打の打率.472で現在リーグトップ。28日まで8試合連続安打中でホームランも4本放っている。球団史上89代目の4番は本格的にチームの顔としての風格を身にまとってきたようだ。
ジャイアンツと同じく6勝を挙げ2位につけるはベイスターズ。チーム打率は12球団トップの.306。打撃10傑に宮﨑敏郎を筆頭に4人がランクインする強力打線は今シーズンを通して大きな脅威となりそうだ。
一方のパシフィックリーグは2週目から史上初の同一カード6連戦がスタートしている。このなかで一気に抜け出したのは意外な伏兵マリーンズだった。チーム7年ぶりとなる8連勝で、バファローズを6タテ。逆転勝利あり、サヨナラ勝ちありと、いまはリードされても一気に試合をひっくり返してしまう勢いがある。注目は今季初めて支配下登録された50m5秒8の俊足・和田康士朗。彼をはじめとした、脚を使った機動力野球もチーム躍進の要因と言えよう。
一方でそのマリーンズに6連敗を喫したバファローズはなかなか長いトンネルを脱し切れていない。決して打線・投手力とも他球団に遜色の無い戦力を持ちながら、連係プレーやエラー等守備の乱れが失点に結びついてしまっているのはいただけない。一週間にわたる同じ球場での同一カードとの対戦は、一旦歯車が狂い出すとなかなか修正するのが難しいだろう。この変則日程をうまく行かせるかが熱パを制する鍵となるのかもしれない。
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