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大相撲朝乃山と白鵬八連勝・阿炎は強制休場に(7月27日)
入場制限を敷いて両国国技館で行なわれている大相撲七月場所も中日八日目を終えた。ここまで全勝の新大関・朝乃山は碧山を真っ向から寄り切って八連勝。第一人者の横綱・白鵬も危なげない相撲で全勝を守り、朝乃山とともに中日でのストレート勝ち越しを決めた。
新大関が初日から八連勝するのは昭和以降では元横綱・朝青龍らに並ぶ6位タイの記録。朝乃山は「明日からも自信を持って頑張りたい」と後半戦に向けて意気込みを語った。...
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入場制限を敷いて両国国技館で行なわれている大相撲七月場所も中日八日目を終えた。ここまで全勝の新大関・朝乃山は碧山を真っ向から寄り切って八連勝。第一人者の横綱・白鵬も危なげない相撲で全勝を守り、朝乃山とともに中日でのストレート勝ち越しを決めた。
新大関が初日から八連勝するのは昭和以降では元横綱・朝青龍らに並ぶ6位タイの記録。朝乃山は「明日からも自信を持って頑張りたい」と後半戦に向けて意気込みを語った。白鵬はこれで単独トップの通算50回目となる中日勝ち越しとなった。全勝が2人となったことについて尋ねられ、当然といえば当然。また引っ張っていければなと思う」と余裕のコメント。優勝争いは早くもこの二人に絞られつつあるようだ。
新型コロナ感染拡大の第二波が警戒されるなか、感染症対策に万全を期して場所に当たっている日本相撲協会。ところが前頭五枚目・阿炎が外出自粛の指示を無視して、場所前と場所中の2回にわたり夜の街に行っていた事が判明。七日目から休場となっている。阿炎は37度以上の熱があったため、2度抗原検査を行ったが、結果は陰性だった。師匠の錣山親方は「情状酌量の余地はない」と激怒。今場所は再出場させない意向だ。同部屋のほかの力士については、ガイドラインに従った感染予防を行っており、今後の出場に問題ないという。
26日、Jリーグでは名古屋グランパスの選手とスタッフ3人の新型コロナ感染を確認したため、急きょ広島vs名古屋の試合を中止した。また高校野球でも東邦高が生徒に新型コロナウイルス感染者が出たため、愛知県が行っている代替大会への出場を辞退することとなった。各競技団体で厳格な観戦防止対策と苦渋の判断が取られているなか、阿炎の取った行動はあまりにも無責任だとの誹りは免れないだろう。昨年末にも不謹慎動画の投稿などで処分を受けたばかりだけに、師匠の怒りも収まりそうにない。
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MLBが開幕・日本人メジャーリーガーも出場(7月26日)
新型コロナウイルスの影響による延期から4か月。ついにアメリカのMLBも開幕の日を迎えた。24日に首都ワシントンで開催された昨季ワールドシリーズ王者・ナショナルズvsヤンキース戦と、西海岸LAのドジャースvsジャイアンツ戦2試合に続き、25日には残り28球団もすべてオープニングゲームを行った。うち3球団では日本人メジャーリーガー3選手が出場している。
2年ぶりの投打二刀流に挑むエンゼルス・大谷翔平は3番DHで開幕スタメンに名を連ねた。...
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新型コロナウイルスの影響による延期から4か月。ついにアメリカのMLBも開幕の日を迎えた。24日に首都ワシントンで開催された昨季ワールドシリーズ王者・ナショナルズvsヤンキース戦と、西海岸LAのドジャースvsジャイアンツ戦2試合に続き、25日には残り28球団もすべてオープニングゲームを行った。うち3球団では日本人メジャーリーガー3選手が出場している。
2年ぶりの投打二刀流に挑むエンゼルス・大谷翔平は3番DHで開幕スタメンに名を連ねた。一塁にランナーを置いた今季初打席で、センター前にヒット。幸先の良いスタートを切った。その後、同点の最終回二死満塁という場面で第5打席を迎え、期待が集まったが三球三振に倒れ、チームもサヨナラ負けを喫している。
ド派手なデビューを飾ったのがレイズの筒香嘉智。3番サードでスタメン出場すると、3打席目でレフトスタンドへ飛び込む2ランホームランを放った。ベンチ前ではチームメイトとお辞儀ポーズを披露。今季はこのシーンがたくさん見られそうだ。
レッズ・秋山翔吾は6回に代打で登場。狙い澄ましたようなセンター前タイムリーで初打点をマークした。その後レフトの守備でも好プレーを見せ、見事起用に応えた。
なお、投手陣ではカブス・ダルビッシュ有が、開幕2戦目で日本人ピッチャーの先陣を切って今初先発。4回を投げ被安打6の3失点で黒星スタートとなった。
世界最多のコロナ感染者が報告されているアメリカ。ナショナルズの開幕戦では国立アレルギー感染症研究所・ファウチ所長がマスク姿で始球式を務めた。ベンチでも監督らはマスクを着用。セレモニーではソーシャルディスタンスが保たれるなどの対策が取られている。MLBは当面無観客でリーグ戦を続ける予定になっている。
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池江璃花子・365日後へ向け希望のメッセージ(7月24日)
本来なら206もの国・地域からの選手団が一堂に会する華やかな夜になったはずの7月23日。新国立競技場では無人の観客席の前で記念セレモニーが執り行われた。
2021年に延期された東京オリンピック開幕まで残り1年となることを記念して、大会組織委員会はイベントを開催。1964年の東京オリンピックで使用されたファンファーレが流れる国立競技場のピッチ上、聖火がともるランタンを拾い上げたのは現在白血病からの闘病を続ける競泳の池江璃花子だった。...
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本来なら206もの国・地域からの選手団が一堂に会する華やかな夜になったはずの7月23日。新国立競技場では無人の観客席の前で記念セレモニーが執り行われた。
2021年に延期された東京オリンピック開幕まで残り1年となることを記念して、大会組織委員会はイベントを開催。1964年の東京オリンピックで使用されたファンファーレが流れる国立競技場のピッチ上、聖火がともるランタンを拾い上げたのは現在白血病からの闘病を続ける競泳の池江璃花子だった。彼女が聖火を掲げると会場の照明が点灯され、世界に向けてメッセージを送った。「2020年7月24日、東京国立競技場。本当ならこの場所で世界中から集まったアスリートと6万人を超える大観衆が、燃えさかる聖火を見上げているはずだった。今まで当たり前だと思っていた未来は、一夜にして別世界のように変わる。それは、私も大きな病気をしたからよくわかる」池江は復帰を目指す自身の経験を交えながら語りかけていく。「今から1年後、オリンピックやパラリンピックができる世界になっていたら、どんなに素敵だろうと思う」退場の際は感極まって涙ぐむ場面も見られた。この感動的なメッセージは“東京2020+1”と題された動画で公開されている。
イベントと同時刻、大会に向けて備を進めるアスリートへのエールを込め、東京スカイツリーや有明アリーナ、アクアティクスセンターなどがオリンピックカラーにライトアップ。前日にはIOCのバッハ会長も以下のコメントを発表した。「(東京五輪は)不確かな時代を生きる全人類にとって、トンネルの先にある光になるべくしてなるだろう」。アスリートたちはどんなに厳しい状況でも、可能性を信じて努力を続けていく。それこそがスポーツの持つ力なのだから。
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スポーツイベント最大5000人の入場制限継続(7月23日)
22日、4連休のスタートを前に政府はスポーツやイベントの開催について最大5000人までとしている入場者数の制限を8月末まで維持することを表明した。当初は1日から収容規人数の50%まで緩和するとしていたが、その方針を転換した形だ。
スポーツイベントでのドーム球場や大型のスタジアムの最大入場者数がどれくらいかというと、東京ドームはおよそ4万5000人、日産スタジアムが約7万2000人、埼玉スタジアムで約6万3000人である。...
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22日、4連休のスタートを前に政府はスポーツやイベントの開催について最大5000人までとしている入場者数の制限を8月末まで維持することを表明した。当初は1日から収容規人数の50%まで緩和するとしていたが、その方針を転換した形だ。
スポーツイベントでのドーム球場や大型のスタジアムの最大入場者数がどれくらいかというと、東京ドームはおよそ4万5000人、日産スタジアムが約7万2000人、埼玉スタジアムで約6万3000人である。半分に入場制限したとしても2万人~3万人以上の規模が集まることとなる。現在東京都では連日200人以上の感染者が確認され、大阪、神奈川、福岡など大都市圏では一日の過去最多の感染者数が報告されている。そのなかで緩和に舵を切ることには政府の分科会でも慎重な意見が多かったようだ。
この見直しに先立ちJリーグは20日に臨時の実行委員会で来月10日までの人数制限継続を決定した。NPB・日本野球機構も21日、井原敦事務局長が「政府の方針に従っていくという大前提に変わりはない」との姿勢を表明している。今後についてはNPBとJリーグが合同で実施する「新型コロナウイルス対策連絡会議」の専門家チームと協議を続けていく予定だ。
この日のプロ野球は甲子園球場でここまで5連勝中のタイガースのナイターが開催。Jリーグ第6節では日産スタジアムで13年ぶりの横浜ダービーが行われている。本来ならばともに制限数の10倍もの来場が予想されるような好カードであったが、スタジアムが観衆で埋め尽くされる日はまだしばらく先になりそうである。
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フィギュアスケート新時代・鍵山優真&佐藤駿(7月22日)
21日、フィギュアスケートの全日本シニア強化合宿が公開された(大阪府泉佐野市・関空アイスアリーナ)。この合宿では選手に検診が行われたほか、首都圏のスタッフにはPCR検査が実施されるなど、入念なコロナ対策が施された。男子の注目は何と言ってもユースオリンピック金メダルの鍵山優真(17)と昨年ジュニアGPファイナルを制した佐藤駿(16)の2人。今シーズン、ジュニアからシニアに転向した次世代のエース候補がリンクで顔をそろえた。...
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21日、フィギュアスケートの全日本シニア強化合宿が公開された(大阪府泉佐野市・関空アイスアリーナ)。この合宿では選手に検診が行われたほか、首都圏のスタッフにはPCR検査が実施されるなど、入念なコロナ対策が施された。男子の注目は何と言ってもユースオリンピック金メダルの鍵山優真(17)と昨年ジュニアGPファイナルを制した佐藤駿(16)の2人。今シーズン、ジュニアからシニアに転向した次世代のエース候補がリンクで顔をそろえた。
先季の全日本選手権では羽生・宇野に続く3位に食い込む飛躍を見せた鍵山。この日の練習では4回転からの連続ジャンプを見事に着氷してみせた。練習後のオンライン会見では「自分の力で北京五輪の枠を取りたい」と語り、「何事も恐れずどんどん挑戦したい」とシニアデビューイヤーでの強い決意を表した。今季のショートプログラムはジャズナンバーの「TAKE FIVE」、フリーにはジブリ映画「もののけ姫」のサントラを使用する予定だ。
一方の佐藤もフリーに2本組み入れている4回転ジャンプを次々と成功させ、「今は上り調子で、とてもいい感じに来られています」と好調ぶりをアピール。「トップに行けるように頑張りたい」と抱負を述べた。なお、佐藤のSP曲は映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」を選択。FSは「バトル・ザ・キングス」となっている。
日本スケート連盟は2022年北京冬季五輪の目標を「金を含む複数メダル。そして入賞5つ」と掲げている。五輪プレシーズンに挑む同学年の若き2人のライバルストーリーは、まだ始まったばかりだ。
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