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桐生・ケンブリッジら “リレー侍“たちが始動(8月2日)
「10秒0台は求めていない。1本1本集中して行った先にと京五輪があると思う」1日、山梨県富士吉田市で行われた北麓スプリント・男子100m予選。桐生祥秀が今シーズン初戦に出場。貫録の走りを見せた。
新型コロナの影響で4月以降のレースが中止。実戦の感覚を取り戻すことを課題に挑んだレースだったが、予選を10秒12のタイムで難なく決勝進出を決める。「タイムはもっと上を目指していたので2本目にしっかり上げようという気持ちになった」。...
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「10秒0台は求めていない。1本1本集中して行った先にと京五輪があると思う」1日、山梨県富士吉田市で行われた北麓スプリント・男子100m予選。桐生祥秀が今シーズン初戦に出場。貫録の走りを見せた。
新型コロナの影響で4月以降のレースが中止。実戦の感覚を取り戻すことを課題に挑んだレースだったが、予選を10秒12のタイムで難なく決勝進出を決める。「タイムはもっと上を目指していたので2本目にしっかり上げようという気持ちになった」。その言葉通り決勝では好スタートを切り、得意の中盤も加速。10秒04と上々のタイムで優勝を果たした。トップスピードの桐生は「低い姿勢で出る練習をしていたので家でやっていたデッドリフトの効果が来ていると思う」と筋力トレーニングの手応えを語った。
この日はもう一人のリレー侍、飯塚翔太も出身地の静岡で今季初レースに臨んだ。静岡県陸上選手権・男子200mを20秒70の大会新で優勝。久々のレースに「本当に良かったですし、楽しかったです」と笑顔を見せた。
他のリレー侍メンバーではケンブリッジ飛鳥が先月末に駒沢競技場の東京選手権で100m走に出場し優勝。次なる舞台は8月23日に国立競技場で行われる陸上・ゴールデングランプリだ。桐生、ケンブリッジのほか小池祐貴、山縣亮太、多田修平の出場が決定済み。ハイレベルな頂上決戦に期待が高まる。なお、この大会ではインハイが中止となった高校生のために“ドリームレーン”が設けられ、トップアスリートと戦う機会が与えられる。こちらも楽しみだ。
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【速報】横綱白鵬が休場へ・優勝争いの行方は(7月31日)
大相撲七月場所は12日目を終え、1敗で並んでいた横綱・白鵬が御嶽海に突き落としで敗れる波乱。朝乃山と照ノ富士がトップに並んだ。
今場所は全盛期を思わせる力強い相撲を見せていた白鵬だが、御嶽海との一番では一気に土俵際まで押し込みながらの逆転負け。御嶽海自身「負けたと思った」という万全の立ち合いだったが、最後にしっかりと腰が沈んでいなかったため起死回生の突き落としがものの見事に決まった。前日に大栄翔に不覚を喫したことが焦りを生み、勝負を急いでしまったのだろうか。...
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大相撲七月場所は12日目を終え、1敗で並んでいた横綱・白鵬が御嶽海に突き落としで敗れる波乱。朝乃山と照ノ富士がトップに並んだ。
今場所は全盛期を思わせる力強い相撲を見せていた白鵬だが、御嶽海との一番では一気に土俵際まで押し込みながらの逆転負け。御嶽海自身「負けたと思った」という万全の立ち合いだったが、最後にしっかりと腰が沈んでいなかったため起死回生の突き落としがものの見事に決まった。前日に大栄翔に不覚を喫したことが焦りを生み、勝負を急いでしまったのだろうか。無人の土俵下の溜まり席まで転がり落ちた。初場所以来の連敗となった白鵬の右肩には大きく擦りむいた傷が残り、足を引きずる仕草も見られた。師匠の宮城野親方は「あすも痛みが残るようだったら」と話していたが、31日朝、右膝半月板の損傷などで休場することを発表した。
今場所は横綱・鶴竜が初日の取組で負傷し、2日目から休場。もう一人の大関・貴景勝は11日目に勝ち越しを決めカド番を脱出。しかし、左膝靭帯の損傷で休場が決まった。新型コロナウイルス感染防止のため、一時出稽古が禁止となったほか、部屋でのぶつかり稽古も制限された各力士たち。ただでさえ暑い夏の七月場所では故障者が多く出ることで知られるが、調整不足や相撲勘の鈍りは如何ともし難いところだったのではないだろうか。
横綱不在の場所となってしまったのは残念な限りだが、13日目の取組は1敗同士の朝乃山対照ノ富士戦。本来の割を崩しての対戦が組まれた。2敗をキープしている正代も含めて、賜杯の行方から目が離せなくなってきた。
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改修工事を終えて生まれ変わった日本武道館(7月30日)
来年の東京五輪パラリンピックの会場として使用される九段下の日本武道館。五輪・パラリンピックの競技会場基準を満たすため、去年9月から2年半行われていた改修工事が終了。29日竣工式が行われ、内部が報道陣に公開された。
1964年の東京五輪の際に完成した武道館は築56年を経て老朽化が目立ってきていた。今回の改修では内部の工事が中心。屋根については特徴的な外観はそのままに、新たに葺き替えられた。ポイントは「耐震化」と「バリアフリー化」。...
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来年の東京五輪パラリンピックの会場として使用される九段下の日本武道館。五輪・パラリンピックの競技会場基準を満たすため、去年9月から2年半行われていた改修工事が終了。29日竣工式が行われ、内部が報道陣に公開された。
1964年の東京五輪の際に完成した武道館は築56年を経て老朽化が目立ってきていた。今回の改修では内部の工事が中心。屋根については特徴的な外観はそのままに、新たに葺き替えられた。ポイントは「耐震化」と「バリアフリー化」。天井部分では骨組みの補強を実施。また、車いすスペースについては1階に30席を設置したほか、館内全体で最大150席利用できるようになった。さらに、外周の入場口付近に敷き詰められていた石畳を、車いすがスムーズに通行できるように一部フラット化している。
それ以外にも環境に配慮して場内全ての照明をLED化したほか、トイレも増設。全体の個数は68カ所増え、特にイベントの際に混雑していた女性用トイレは約4割増となった。また改修以外にも武道館右隣に中道場(ちゅうどうじょう)を新設。広さ400畳の練習場は選手のウォームアップに使われる予定だ。
来年の東京五輪では64年大会と同じく柔道会場となるほかパラ柔道も行われる。また、新競技の空手の会場にもなっている。新しく生まれ変わった武道館。武道や格闘技だけなく、古くはザ・ビートルズの公演など内外のアーティストがコンサート会場に使用し、“聖地”として幅広く愛されてきた。一般貸し出しは10月1日から始まるが、これからもこの大きな玉ねぎの下で様々な歴史が紡がれていくことだろう。
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プロ野球・東京ドームでも有観客試合が開催に(7月29日)
プロ野球も開幕から30試合以上を終了。12球団のホーム球場で唯一観客を入れた試合を行っていなかった東京ドームで28日、有観客でのナイターが開催。通常の1割弱の4,915人のファンが久々に生の試合観戦を楽しんだ。
待ち望んだホーム球場へ向かうファンたち。試合開始前、球場周辺では新型コロナウイルスの感染対策として海外メーカーによるハンドジェルの試供品が訪れた観客らに無料配布されていた。球場では感染防止対策として、「入場時のサーモグラフィーによる検温」や「12か所の手洗いスポット」を設置されたほか、換気のため「コンコースに30台の大型送風機」が新たに整備された。...
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プロ野球も開幕から30試合以上を終了。12球団のホーム球場で唯一観客を入れた試合を行っていなかった東京ドームで28日、有観客でのナイターが開催。通常の1割弱の4,915人のファンが久々に生の試合観戦を楽しんだ。
待ち望んだホーム球場へ向かうファンたち。試合開始前、球場周辺では新型コロナウイルスの感染対策として海外メーカーによるハンドジェルの試供品が訪れた観客らに無料配布されていた。球場では感染防止対策として、「入場時のサーモグラフィーによる検温」や「12か所の手洗いスポット」を設置されたほか、換気のため「コンコースに30台の大型送風機」が新たに整備された。球場内では球団マスコットのジャビットが手をアルコール消毒してくれるサービスも行われ、ドーム横には球団初の公認カフェ「G CAFE」もオープン。球場に来るのを待ち望んでいたファンはボールパークの醍醐味を満喫できたことだろう。
試合はジャイアンツ・菅野智之とベイスターズ・井納翔一の先発。菅野は初回犠牲フライで24イニングぶりに1点を失ったものの、4回に4番・岡本和真のリーグトップ12号ソロで逆転。ジャイアンツが4-2で勝利し、両リーグ最速で20勝に到達した。
野球場にファンが戻り、徐々に日常の風景が戻りつつある一方、都内の新型コロナ感染者数は増加のペースが収まらない。プロ野球だけでなくサッカーや大相撲も、感染対策に万全を期しながら興行を継続しているが、関係者に感染が確認されれば即座に中断を余儀なくされる。運営側は神経をすり減らす状況が続きそうだ。
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MLB日本人4投手の初登板・明暗分かれる(7月28日)
693日ぶりの“SHO TIME”は無残なKO劇と化した。エンジェルス・大谷翔平は、開幕戦に続き第3戦に先発登板。立ち上がりにいきなり4点を失い敗戦投手となった。
この日の大谷の初球は148キロのストライク。しかし、2球目にヒットを許すと、その後はボールが先行する厳しい展開に。その後2者連続のフォアボールで無死満塁とすると、押し出しで先制を許してしまう。その後も球速が伸びず、簡単に連続タイムリーを浴びて、1つもアウトを取れないままマウンドを降りた。...
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693日ぶりの“SHO TIME”は無残なKO劇と化した。エンジェルス・大谷翔平は、開幕戦に続き第3戦に先発登板。立ち上がりにいきなり4点を失い敗戦投手となった。
この日の大谷の初球は148キロのストライク。しかし、2球目にヒットを許すと、その後はボールが先行する厳しい展開に。その後2者連続のフォアボールで無死満塁とすると、押し出しで先制を許してしまう。その後も球速が伸びず、簡単に連続タイムリーを浴びて、1つもアウトを取れないままマウンドを降りた。試合後、現地メディアの記事には「手術前の直球の球速に遠く及んでいない」など辛辣な論評が並んだ。
メジャー2シーズン目のマリナーズ・菊池雄星はアストロズ戦に先発。4点の大量援護をもらった4回、こちらも無死満塁のピンチを招くと大谷と同じく連打&押し出しで逆転を許してしまう。この回で降板となり、勝ち負けは付かなかったが被安打5の5失点という内容だった。
もう一人、手痛い洗礼を受けたのがブルージェイズ・山口俊だ。延長タイブレークの10回裏、リリーフで大リーグデビューしたが、逆転打を浴びてサヨナラ負け。敗戦投手となった。
一方で初勝利を挙げたのが、昨オフにトレードで西海岸のドジャースから中西部ミネソタ・ツインズに移籍した前田健太。5回を投げて奪三振6、自責点2の好投で、今シーズン初勝利を挙げた。前田は「新しいチームにきて初登板はすごく大事だった。良いスタートが切れた」と笑顔。ドジャースでは、リリーフで回ることが多かったが、新天地では先発ローテーション入りを果たし、見事期待に応えた形となった。
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