12月1日付フランス
『France 24』オンラインニュース(
『AFP通信』配信):「米アクション俳優がドゥテルテ大統領率いるフィリピン軍を鼓舞」
ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は12月1日、米国アクション俳優のスティーブン・セガール氏(65歳、注1後記)を招聘して、イスラム過激派アブ・サヤフ・グループ殲滅に当るフィリピン軍を鼓舞した。
セガール氏は、1980~1990年代にヒットした映画“Hard to kill”や“Under Siege(沈黙の戦艦)”などに主演した。...
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12月1日付フランス
『France 24』オンラインニュース(
『AFP通信』配信):「米アクション俳優がドゥテルテ大統領率いるフィリピン軍を鼓舞」
ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は12月1日、米国アクション俳優のスティーブン・セガール氏(65歳、注1後記)を招聘して、イスラム過激派アブ・サヤフ・グループ殲滅に当るフィリピン軍を鼓舞した。
セガール氏は、1980~1990年代にヒットした映画“Hard to kill”や“Under Siege(沈黙の戦艦)”などに主演した。
この程同氏は、ドゥテルテ大統領とともに、フィリピン南西部のホロ島(ミンダナオ島とカリマンタン(ボルネオ)島との間のスールー諸島内の島で、アブ・サヤフの最大拠点のひとつ)を訪れ、同島に駐留するフィリピン軍を激励した。
なお同氏はかねてより、国際社会が人権侵害と非難するドゥテルテ大統領推進の麻薬犯罪撲滅政策について、フィリピンを安全な国にするため有益だと称賛している。
同日付米
『ロイター通信米国版』:「フィリピン学生、ドゥテルテ大統領の政策に対して全裸で抗議行動」
フィリピンの学生らは12月1日、ドゥテルテ大統領が進める麻薬戦争や、イスラム過激派との戦闘に伴う一方的な戒厳令に反対して、全裸になって抗議行動を展開した。
学生組織“Alpha Phi Omega(APO、注2後記)所属の学生らは、マスクを付けただけの全裸で、”超法規的殺人中止“や”戒厳令撤廃“のプラカードを掲げてフィリピン大学内を疾走した。
なお、同組織による全裸の抗議行動は、フェルディナンド・マルコス大統領(当時)による独裁政治が行われていた1980年代、フィリピン大学内の活動家に対する当局弾圧に抗議して実施されて以来のことである。
一方、12月2日付フィリピン
『マニラ・ブルティン』紙:「アンダナール大臣-
『ロイター通信』報道に拘らず、麻薬犯罪撲滅運動にフィリピン国家警察が早晩復帰」
マーティン・アンダナール広報担当大臣は12月2日、
『DZRHニュース(マニラ)』のインタビューに答えて、10月発生の麻薬犯罪容疑者の射殺事件に関わる
『ロイター通信』報道に拘らず、フィリピン国家警察(PNP)は早晩麻薬犯罪取り締り任務に復帰すると語った。
『ロイター通信』によれば、マニラ市街で10月11日、3人の麻薬犯罪容疑者(60歳、34歳、18歳)がマニラ警察署警察官によって射殺されたとする。この事件発生の翌日、ドゥテルテ大統領が、PNPを麻薬犯罪取り締り任務から一旦はずし、麻薬取締局に担当させると発表している。
なお、アンダナール大臣は、PNP警察官は、如何なるときも、自身の生命が脅かされない限り発砲することはないと付言した。
(注1)スティーブン・セガール:米国のアクション俳優で、現在テキサス州ハズペス郡保安局の執行官(警察官)。17歳のときから10年以上大阪に在住していたため日本語が堪能。合気道七段。日本人妻含めて4度結婚(3度離婚)。千葉真一氏やジャッキー・チェン氏らと親交あり。2016年にセルビア、ロシアの国籍を取得。
(注2)APO:1925年創立の全米最大の学生組織。米国大学内に350支部があり、活動学生数2万5千人、また、卒業生のメンバーが40万人以上。なお、フィリピンにも250の支部がある。
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