1週間にわたるカナダ縦断を経て、何万台にも及ぶ大型トラックがワクチン義務化と新型コロナウイルス対策に抗議するために首都オタワに集結した。「フリーダム・コンボイ(自由の輸送団)」と呼ばれるこの運動が、今カナダ国内で話題になっている。
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『BBC』は、この運動は、カナダのトルドー首相率いる自由党政権が今月初めに、米国とカナダの国境を越えるトラックドライバーに対するワクチン接種の義務付けをしたことが端を発したものだと説明している。
ワクチン未接種のカナダ人トラックドライバーが米国との国境を越えて帰国する際、検疫を受けなければならないというこの新しい措置に腹を立てたドライバーたちが、カナダ西部からスタートして国を横断するドライブ運動を始めた。...
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『BBC』は、この運動は、カナダのトルドー首相率いる自由党政権が今月初めに、米国とカナダの国境を越えるトラックドライバーに対するワクチン接種の義務付けをしたことが端を発したものだと説明している。
ワクチン未接種のカナダ人トラックドライバーが米国との国境を越えて帰国する際、検疫を受けなければならないというこの新しい措置に腹を立てたドライバーたちが、カナダ西部からスタートして国を横断するドライブ運動を始めた。そして、東に向かうにつれて勢いを増し、支持を集めていった。トルドー首相と彼の政治にすでに反対していた多くの支持者は、政治的な行き過ぎと見られるパンデミック対策に不満を募らせているという。
ソーシャルメディアやニュース映像では、トラックや伴走車が高速道路を蛇行し、道端や陸橋に集まった人々が、しばしばカナダの国旗やトルドー首相を中傷する看板を振って声援を送っている様子が映し出されている。
1月29日と30日をオタワのダウンタウンにある国会議事堂の近くで抗議デモを行ったドライバーたちは、国境でのワクチンの義務付けを撤回することから、全国的にそのような義務付けをすべて終了させることへと要求を拡大している。トラックドライバーでトラック会社のオーナーであるハロルド・ジョンカーさんは、28日にオタワから115km離れた町から車でやってきたという。「私たちは自由でありたい、再び選択できるようになりたい、そして希望が欲しい。でも政府はそれを奪ってしまった。」とBBCに語っている。数万台もの大型トラックは、カナダの町や都市を、マナーを守りながら通過し、オタワ警察は、主催者は協力的であり連絡を取りあっていると述べている。
こうした中、カナダ紙『トロント・サン』によると、政治家や健康専門家の間でも、カナダが公式に新型コロナウイルスに対する厳格な規制を放棄し、ウイルスと「共存することを学ぶ」時が来たという声が高まっていると伝えている。オンタリオ州保健当局トップのキーラン・ムーア医師は、1月28日に公演を行い、「私たちはこの2年間、相当な恐怖の中で生活をコントロールされてきたが、これからはその考え方を少し変えなければならない。この脅威をなくすことはできない。むしろ、この脅威と共存することを学ばなければならない」と語った。トロント保健当局のアイリーン・デ・ヴィラ医師も29日、人々は新型コロナウイルスがインフルエンザのように管理される未来に備えるきだと述べた。
一方、米『フォックスニュース』によると、先週から抗議デモを避けて秘密の場所に退避し、濃厚接触者になったことで自主隔離しているトルドー首相は、31日の月曜日に陽性になったことを発表し、もう1週間隔離することを明らかにした。また、同日、オンラインでの記者会見を開き、トラックドライバーたちの抗議活動を改めて非難した。「私は過去に、その目標に同意したとき、懸念や問題を表明する人々を支持したとき、抗議行動や集会に参加したことがある。ブラック・ライブズ・マターはその良い例だ。しかし、憎しみのこもった暴言、仲間に対する暴力を表現した抗議活動には近づかないことにしている。科学だけでなく、最前線の医療従事者や、カナダ人の安全と食卓を守るために正しいことをしてきた90%のトラックドライバーに対しても無礼である。」と批判した。
英『デイリーメイル』によると、トルドー首相の記者会見のあと、今度はアルバータ州クーツ市の米国国境沿いで、新たなトラックドライバーによる抗議集会が誕生した。地元警察は、他の車が国境を通ることを妨害しないよう、解散するよう命じたものの、ドライバーたちは譲らず、警察が大勢いるにもかかわらず、今のところ国境は閉鎖されたままだという。
首都オタワで抗議しているドライバーたちは、特に「終了日」は設定されていないと述べており、カナダ政府がワクチン義務化に関する方針をひっくり返すまで、「必要なだけ」首都に留まるつもりだと宣言している。
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