宇宙開発を手掛ける民間企業「スペースＸ」のロケット「ファルコン９」が今月１日、米フロリダ州のケープカナベラル空軍基地にある発射台で発射準備の点火テスト中に大爆発を起こした。発射台に人はおらず負傷者はいないという。アフリカ訪問中だった同社創業者イーロン・マスク氏は衛星事故は遺憾だが今後もアフリカの通信環境向上に努力するとコメント。当ロケットにはイスラエル製通信衛星「Ａｍｏｓ６」が搭載されておりアフリカのインターネット通信環境向上が期待されていただけにアフリカへの影響も大きい。スペースＸ社は昨年にも酸素タンク上部のヘリウムタンクを固定する支柱の破損が原因で打ち上げ失敗をしているが、今回の事故原因は調査中だが、今回も恐らく酸素タンクが原因だとされている。

9月1日付露『タス通信』は「ケープカナベラルでのロケット爆発で負傷ゼロ、スペースＸ」との見出しで以下のように報道している。
・米フロリダ州ケープカナベラル空軍基地で、ファルコン９の打ち上げ準備段階で爆発があったとスペースＸ社が発表。「ＡＰ通信」によると複数の爆発が数分続いた模様。
・同社は木曜号外文書で、「点火テスト中に異常が発生。発射台に人は無く負傷者はいない」としている。
・「ファルコン９」にはイスラエル企業の「スペースコム」の通信衛星が搭載されていたが顧客のインターネット通信への影響はないという。...

9月1日付露『タス通信』は「ケープカナベラルでのロケット爆発で負傷ゼロ、スペースＸ」との見出しで以下のように報道している。
・米フロリダ州ケープカナベラル空軍基地で、ファルコン９の打ち上げ準備段階で爆発があったとスペースＸ社が発表。「ＡＰ通信」によると複数の爆発が数分続いた模様。
・同社は木曜号外文書で、「点火テスト中に異常が発生。発射台に人は無く負傷者はいない」としている。
・「ファルコン９」にはイスラエル企業の「スペースコム」の通信衛星が搭載されていたが顧客のインターネット通信への影響はないという。

同日付『ヤフーニュース』は次のように報道している。
・事故現場の発射台から5マイルほどにいた目撃者は、「バーンと音がして窓の外を見るとロケットが45度に傾き黒煙が見えた。ビデオゲームのワンシーンのようだった。」という。ツイッターなどでの目撃談では、地面が揺れた、窓が外れた、オフィスビルの揺れた等。
・ＮＡＳＡのケネディ宇宙センター代表は環境衛生調査員が従業員のために大気の安全性をモニタリング中だとする。

同日付イスラエル『The Times of Israel』は「アフリカのネット拡充用衛星爆発で不満と疑問」との見出しで以下のように報道している。
・フェイスブック創始者はイスラエル製通信衛星「Amos 6」の爆発によるイスラエルの宇宙開発企業とＴＶ局へのダメージへの懸念を払しょくする事を誓った。
・ケニアを訪問中のイーロン・マスク氏は、爆発の数時間後サブサハラへのインターネット普及に早急に取り組む事を確約。「アフリカ訪問中に多くの企業や個人の通信環境向上をもたらす衛星の事故を知り大変残念。今後も通信環境がすべての人に行きわたるよう努力する」と当局との会合で訪れていたナイロビからコメント。
・2億ドルの「Amos 6」はイスラエル製最大の衛星で、スペースＸのロケット搭載の中では最も重い。15年をめどに通信状態の悪い14か国で使われる予定だった。
・当事故はイスラエルの宇宙事業に大きなダメージとなり、同国の市場に影響、関連分野の解雇もあるだろう。同国のＴＶチャンネルにも影響。テレアビブ証券取所のスペースコム株は爆発より2時間で１０％以上値を下げた。

同日付米『スペースフライト・ナウ』は「スペースＸのロケットとイスラエルの衛星が発射台で爆発」との見出しで次のように報道している。
・土曜、約2億ドルで重量6トンのイスラエルのスペースコム製の衛星「Amos6」と発射台とが爆発。事故は発射台と輸送船の異常を確認するための「スタティックファイアーテスト」というテスト点火予定時刻数分前に起きた。ファルコン９の29回目の発射予定だった。国際宇宙ステーションに物資を運ぶ予定の「ファルコン９」の発射台の信頼性が揺らぐ。
・イーロンマスク氏は、異常はケロシン系ロケット燃料ＲＰ－１と液体酸素推進剤が発射台に入った事で起きたとツイート。明らかに問題は酸素タンクで起きたとしたが、原因はまだ不明。昨年も同社は酸素タンクの上部のヘリウム・タンクを固定する支柱が破損したことが原因で原因で打ち上げ失敗をしている。
・スペースＸ社の今年今後の打ち上げ予定は、EchoStar、韓国の KTsatとＳＥＳ，台湾国立宇宙機構とシアトルの宇宙飛行産業との提携衛星など。
・ロケット打ち上げは危険がつきもので失敗はよくあるが、今回のような地上での大爆発は稀。前回の同基地での同様の点火テスト事故は1959年。最近ではブラジルのＶＬＳ衛星打ち上げの際、発射台の点火事故で21人が死亡。
・宇宙保険に詳しい情報筋は、今回の事故は標準的宇宙保険契約の保証範囲であるという。

米オバマ大統領が、銃規制強化策を打ち出す事を発表した。ホワイトハウスで開かれた記者会見では感情的に涙を流す場面があったことを各報道が伝えた。対策には販売業者の免許取得や身元調査を実施する事等が含まれる。共和党はこれを批判している。

1月5日付米『CNNニュース』は、「銃犯罪抑止に”今まさに火急を要する”意識（マーティン・ルーサー・キングJrの言葉より）を持つよう感情的に訴える」との見出しで次のように報じた。
「・政府は銃購入者を調査、銃販売者は銃取扱い免許を取得。
・いわゆる”銃展示会の抜け道”（展示会の業者は免許登録が免除される）で正式登録を免除されている小売り業者をなくす
・火曜、2011年の銃撃事件で重傷を負った元議員で銃規制提唱者のギャビー・ジフォード氏はホワイトハウスの聴衆にスタンディングオベーションで迎えられた。...

1月5日付米『CNNニュース』は、「銃犯罪抑止に”今まさに火急を要する”意識（マーティン・ルーサー・キングJrの言葉より）を持つよう感情的に訴える」との見出しで次のように報じた。
「・政府は銃購入者を調査、銃販売者は銃取扱い免許を取得。
・いわゆる”銃展示会の抜け道”（展示会の業者は免許登録が免除される）で正式登録を免除されている小売り業者をなくす
・火曜、2011年の銃撃事件で重傷を負った元議員で銃規制提唱者のギャビー・ジフォード氏はホワイトハウスの聴衆にスタンディングオベーションで迎えられた。
・銃規制議論では常に身元調査が犯罪抑止に役に立たっていないと議論が上がるが、犯罪抑止のため努力する事が肝要。
・全米ライフル協会に対して銃をすべて取り上げるつもりではない。
・民主党有力候補ヒラリー・クリントン氏は火曜ニューハンプシャーで、当選すればオバマ氏の銃規制を押し進めると誓約。
・世論調査によると身元調査に、全体で８９％、銃所有者の８４％、小売業者の８６％、民主党支持者の９５％が賛成。
・オバマ氏の銃規制政策の支持率は民主党、リベラル派と合わせて３５％でオバマ氏の支持率より下回る。」 　　

同日付英『BBC』紙は、次のように伝えた。
「・米政府は精神疾患や家庭内暴力歴があり銃購入を認められない人物の情報を提供する。
・FBIの人員を身元調査のために230人増員する。
・国防総省、司法省、国土安全保障省は”スマートガン”（カスタマイズされた安全機能付き銃）の技術を向上させ安全性を高める。
・共和党候補テッド・クルーズ上院議員はオバマ氏の政策を違憲とする署名を募る為、迷彩服を着たオバマ氏の写真を掲載したウェブページを自身のツイッターにリンクしている。
・オバマ氏の発表に先立って、銃メーカーのスミスアンドウェッソンの株価が1999年以来最高値を記録した。」

同日付中国『新華社』英語ニュースは、「オバマ氏 銃犯罪を抑制するため大統領令を行使」との見出しで、オバマ大統領の多面相の写真を掲載し以下のように報じた。
「・ホワイトハウスで銃規制活動家と銃犯罪遺族が参加する中、銃販売業者にはライセンス取得と身元調査を実施する旨を演説。 　
・全国の精神疾患患者の治療充実のため5億ドルを投資。
・毎年3万人以上が銃の犠牲となっている。
・オバマ氏の銃規制対策は議会の党派争いを避けるものと見られている。」

また、同日付イスラエル『The Times of Israel』は、「涙のオバマ氏2016年大統領選主要論点に銃規制を押し上げる」との見出しで、以下のように報じた。
「・一か月以内に予備選を控え、賛否を二分する新銃規制案を大統領選挙第一線の主要論点でとして提起。 　
・オバマ氏は演説中珍しく感情的に涙を流した。
・共和党と民主党は当論点では意見が完全に分かれるため、両党は、この提案が予備選の投票に影響を与えるだろうと予想している。
・米世論調査によると、国民は銃購入時の身元調査拡大には大いに賛成しているものの、銃規制強化自体は疑問視しており賛否がある。
・今後数か月は議論が巻き起こるが、秋頃には違っているだろう。（G.W.ブッシュ元大統領の前政治顧問マシュー・ダウド氏）」

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