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2024年10月14日(月)
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【Globali】
 

新型コロナウィルス;初期段階で重大感染症と突き止めた湖北省医師が中国政府を擁護【米・中国メディア】(2020/04/21)

猛威を振るう新型コロナウィルス(COVID-19)については、米国を筆頭に、初期段階での中国政府及び世界保健機関(WHO)の対応のまずさが感染流行をもたらしたと責任追及している。これに対して中国側は、問題が深刻化している国々への医療品等の提供、また、医療従事者の派遣等で追及の矛先を逸らそうとしている。そしてこの程、最初にCOVID-19の危険性について警鐘を鳴らした武漢市の呼吸器専門医(後に省政府から勲功賞受賞)が、初期段階からの地元政府や中央政府保健局の対応について称賛していると中国メディアが報じた。ただ、最初に警鐘を鳴らして懲罰を受けた医師(後に死亡)や、担当病院の隠蔽を告発した医師が所在不明になっていること等から、当該呼吸器専門医の証言をどこまで信じてよいか疑問は残る。

4月20日付『ニューズウィーク』誌:「COVID-19の危険性を最初に発信した武漢市専門医、初期段階での政府の対応は“大変迅速”だったと擁護」

COVID-19に関し、国際社会が中国当局の隠蔽等について非難の声を上げているが、最初に同ウィルスの危険性について警鐘を鳴らした地元医師が、初期段階からの政府関係者の対応に問題はなかったと擁護する発言をしている。

湖北省立中国・西洋医療統合病院の呼吸器専門の張集賢(チャン・シーチャン)医師が、中国国営メディア『CGTN(中央テレビ国際版)』の4月18日番組でコメントしたもので、12月26日の段階でCOVID-19の危険性を疑って関係当局にはたらきかけた同医師は、初期段階での地元政府関係者の対応は迅速だったと証言した。...

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ベトナム;中国による南シナ海島嶼への新行政区設置に断固反対【米メディア】(2020/04/20)

4月12日付Globali「したたかな中国;米軍の艦船内ウィルス禍拡大で監視が手薄となる中で南シナ海の制海権拡充(2)」で報じたとおり、中国は、南シナ海周辺国の天然資源探査活動を中国海警艦で妨害したり、人工島に同海域の環境調査用と称した天然資源探査研究所を設営したりして、着々と同海域の制海権を拡充している。そしてこの程、同海域に新たな行政区を設置して、同領海の中国帰属を揺るぎないものにしようとしているが、ベトナムは、今月初めに中国海警艦に自国漁船を沈められたこともあって、強硬にクレームしている。

4月20日付『ロイター通信』:「ベトナム、中国による南シナ海占有強化に反対」

ベトナム政府は4月19日、中国が南シナ海の島嶼に新たな行政区を設置したことに対して、自国の領有権が侵害されるとして断固反対する旨表明した。

中国国営メディア『CGTN(中央テレビ国際版)』によると、中国政府は4月18日、南シナ海のパラセル諸島(西沙諸島、中国が全島実効支配)及びスプラトリー諸島(南沙諸島、中国が人工島を建設して占有)に、海南省三沙市(サンシャ)傘下の行政区を新たに設置したと発表している。...

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