米国では独立記念日の４日、各地でお祝いのイベントが行われているが、世界中で連日テロが起きた直後の大きな行事だけあって、爆発物の蒸気を検出できる警察犬を導入するなど厳重な警備体制を敷いている。ロシアは、プーチン大統領がオバマ米大統領宛てに米国の独立記念日を祝うメッセージを送ったと発表。ＩＳ掃討作戦等において軍事的対立を深める米ロ関係について、プーチン氏は電報の中で、両国間の対話に依る前向きな関係の立て直しに意欲を示している。

７月４日付『ロイター通信』は「厳重警戒下、赤、白、青色鮮やかに独立記念日を祝う」との見出しで次のように報道している。
・米の独立記念日を祝って、テロや銃撃への懸念で警戒を強める中、3色鮮やかなパレード、パン焼きコンテスト、ピクニック等のイベントが催されている。
・英国からの独立記念日を祝い、音楽界巨匠ウィリー・ネルソンがテキサスで一万人を前に熱唱、米国国立公文書館前では植民地時代の衣装を着て独立宣言を読んだ。...

７月４日付『ロイター通信』は「厳重警戒下、赤、白、青色鮮やかに独立記念日を祝う」との見出しで次のように報道している。
・米の独立記念日を祝って、テロや銃撃への懸念で警戒を強める中、3色鮮やかなパレード、パン焼きコンテスト、ピクニック等のイベントが催されている。
・英国からの独立記念日を祝い、音楽界巨匠ウィリー・ネルソンがテキサスで一万人を前に熱唱、米国国立公文書館前では植民地時代の衣装を着て独立宣言を読んだ。
・「自由の国アメリカの長所を思い出す良い機会だ。」と養子を持つ移民の市民。「大きな夢がある」と語るチェリータルトをパン焼きコンテストに出品する少年。
・コニーアイランドで行われた伝統ある「ホットドッグ早食い大会」では、歴代チャンピオンが新人王からベルトを奪還。10分間に70個を平らげ世界記録（自己最高６９個）を塗り替えた。女性部門では須藤美貴氏が３８個で連覇（３年）。
・ニューヨーク警察はバグダッド、ダッカ、イスタンブールで立て続けに起きたテロ後の警戒強化の一環で、爆発物の新たな検出法として「蒸気をかぎ分ける」8頭の警察犬を導入。
・シカゴでも週末、パトロール警官を増員。晴天が期待され花火が各地で行われるが、ミシガン州デトロイトなどでは空気の乾燥から花火を中止した地域もある。

同日付米『ＮＢＣニュース』は、「厳重警戒の米各地で市民が独立記念日の行事に集結」との見出しで次のように報じている。
・米歌手テイラー・ヒックス氏は（治安は）「大丈夫だと思う」といい、厳重警戒態勢が敷かれた都市の一つラスベガスでシーザーの宮殿50周年記念行事に参加。
・政府は情報機関の報告は脅威が差し迫っていることを意味するものでないとしているが、フロリダ・オーランドでの銃撃事件やイラク、トルコ、サウジでのテロを受け警戒を強化。ＩＳはイラクのテロ関与を認め、トルコとサウジのテロ関与も疑われる。
・サンフランシスコでは空気の乾燥のため警官らの指示で花火中止の措置を取った。
・アトランタでは毎年独立記念日は10キロマラソン大会が開かれるが、2013年のボストンマラソンで死傷者が出たテロ以来、警備は強化され、炎天下の爆発などあらゆる事態に備えているとする。
・射撃班がマラソンルートや花火会場に沿って配備され、州兵や私服警官が観客の間を巡回。人の目の届かない箇所には監視カメラが方々に設置されている。警察署長は「ボストンテロ以来被害を最小限する備えなどあらゆる行事への準備方法が変わった」という。

同日付米『ＣＮＮ』は、「ウラジーミル・プーチンがオバマに独立記念日の祝辞」との見出しで次の様に報道している。
・ロシアの報道によると、祝辞で、プーチン大統領は米国とロシアの前向きな関係再開を望むと示唆。「米ロ関係は、両国が対等なパートナーとして行動し、互いの合法的利益を尊重すれば、両国民と世界の人々のため、最も複雑な国際問題解決を可能とする。」と述べている。
・米政府は、当祝辞に関してノーコメントとした。
・ロシアはＩＳ対策においてロシアが空爆でシリア情勢に軍事介入することに建設的でないと懸念する米国と軍事的に対立している。

同日付ロシア『スプートニク』は次の様に報道している。
・クレムリンのメディアが伝えたところでは、プーチン大統領はオバマ氏への祝辞を電報で送った。
・電報によると、両国の相互の良好関係に自信をみせており、議論による建設的対話により関係回復が可能だとしている。

米国大統選挙の民主党候補指名争いでヒラリー・クリントン（Hillary Clinton）前国務長官が、指名に必要な過半数の代議員を確保したと「AP通信」を含む各メディアが報じた。しかし、翌日（火曜）大票田カリフォルニア州他５州（モンタナ、ニュージャーシー、ニューメキシコ、ノースダコタ、サウスダコタ）での百万人の投票を控えており、クリントン陣営も「節目を迎えたが一般投票だけでなく誓約代議員の過半数獲得もめざし火曜夜を迎えるのを心待ちにしている。」と声明し最終結果は6州の選挙中だと慎重である。カリフォルニア州ではライバル候補バーニー・サンダース氏とクリントン氏は拮抗している。

6月6日付『ロイター通信』は「クリントンの民主党指名確定：ＡＰ通信」との見出しで以下のように報道している。
・月曜の「ＡＰ通信」によると前国務長官ヒラリー・クリントン氏が民主党指名に必要な2383の代議員を獲得、米国史上初の女性与党党首への道が開けた。
・「ＡＰ通信」の代議員数調査によると、週末のプエルトリコでの決選を制しスーパー代議員の最後の支持を得た同氏は、予備選挙と党員集会合わせて1812人の代議員及び571人のスーパー代議員を獲得。...

6月6日付『ロイター通信』は「クリントンの民主党指名確定：ＡＰ通信」との見出しで以下のように報道している。
・月曜の「ＡＰ通信」によると前国務長官ヒラリー・クリントン氏が民主党指名に必要な2383の代議員を獲得、米国史上初の女性与党党首への道が開けた。
・「ＡＰ通信」の代議員数調査によると、週末のプエルトリコでの決選を制しスーパー代議員の最後の支持を得た同氏は、予備選挙と党員集会合わせて1812人の代議員及び571人のスーパー代議員を獲得。
・民主党は来月フィラデルフィアで党大会を開き11月8日の本選挙で共和党ドナルド・トランプ氏への対抗馬となる候補を正式に指名する予定。

同日付米『ＡＢＣニュース』は「ヒラリー・クリントンが民主党指名に十分な代議員獲得：ＡＢＣニュース予測」との見出しで以下のように報道している。
・「ＡＢＣ」の最新統計では、クリントン氏に２３人のスーパー代議員が加算されたことでキーナンバーとなる「2383」に代議員獲得数が到達した模様。クリントン氏の獲得代議員数は１８１２プラス５７１（スーパー代議員）、一方バーニー・サンダース氏の獲得代議員数は１５２２プラス４８（スーパー）．
・ライバル候補サンダース氏はこれに即時反応し、「メディアは決断を急ぎすぎだ。民主党全国委員会による夏の党大会での投票前にスーパー代議員数を数え間違ってはならないという声明を無視している。」との声明を出した。
・クリントン陣営はこのニュースを「重要な局面」とするが、「火曜にも６州の予備選挙で数万人の有権者が投票予定だ。一般投票だけでなく誓約代議員の過半数獲得もめざし火曜夜を迎えるのを心待ちにしている。」と声明。火曜夜カリフォルニア、モンタナ、ニュージャーシー、ニューメキシコ、ノースダコタ、サウスダコタ各州で数百の代議員の命運が懸っている。

同日付米『ＮＢＣニュース』は「クリントンが指名を確実にするマジックナンバーに達す」との見出しで、以下のように報道している。
・まだクリントン氏の代議員2,383獲得は１５％のスーパー代議員を含んでの数字のため、クリントン陣営も火曜の6州の投票を慎重にまち、火曜の選挙中にも代議員獲得が決まりそうである。
・カリフォルニア州ではサンダース氏とクリントン氏が拮抗しており、サンダース氏は勝ちを狙うため、デッドヒートが予測される。
・トランプ氏は主張の違いから党のリーダーらとの確執があったものの共和党をまとめるのに成功している一方、クリントン氏がサンダース陣営を初盤から非現実的だとして選挙資金と熱狂的支持者を批判したことで支持が遠のく恐れがある。

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