２９日午前５時５７分ごろ北朝鮮の順安から弾道ミサイルが発射され北海道の襟裳岬東方の太平洋上に落下したという。日本領土を通過したミサイルを受け、警報システム「Ｊアラート」が作動した。北朝鮮の核ミサイル開発への反発が続く中で日本を取り巻く国際的緊張が高まると見られる。

８月２９日付韓国『ヨンハップ』は「北朝鮮の弾道ミサイルが日本通過：韓国軍」との見出しで以下のように報道している。
「韓国軍合同参謀本部の発表では北朝鮮の順安地区から発射されたミサイルの最大高度は約５５０キロ、飛行距離は約２７００キロ。
米国もミサイルの日本領土通過を確認。米国防総省ロブ・マニング報道官は「ミサイル発射に関しまだ調査中だが、北アメリカ航空宇宙防衛司令（NORAD）はこれによる米国への脅威はないと判断した。...

８月２９日付韓国『ヨンハップ』は「北朝鮮の弾道ミサイルが日本通過：韓国軍」との見出しで以下のように報道している。
「韓国軍合同参謀本部の発表では北朝鮮の順安地区から発射されたミサイルの最大高度は約５５０キロ、飛行距離は約２７００キロ。
米国もミサイルの日本領土通過を確認。米国防総省ロブ・マニング報道官は「ミサイル発射に関しまだ調査中だが、北アメリカ航空宇宙防衛司令（NORAD）はこれによる米国への脅威はないと判断した。」としている。 日本の菅官房長官は「これまでにない深刻かつ重大な脅威」と述べており、韓国大統領府は政府は国家安全保障会議（NSC）を招集した。
再度のミサイル発射は、対話再開による緊張緩和を模索していた文政権およびトランプ米政権にとっての大きな痛手。トランプ大統領は先週北朝鮮の指導者は「我々を尊重し始めている」と述べていた。米韓合同軍事演習の一方で、ティラーソン国務長官も日曜、同盟諸国と協調しながら北との交渉に向け平和的圧力をかけ続けているとしていた。」

同日付『ロイター通信』は「北朝鮮の発射したミサイルが日本を通過、一気に緊張が高まる」との見出しで次の様に報道している。
「日本の公共放送NHKはミサイルが３つに分割され北海道沖に落下したと報道。自衛隊はミサイル迎撃を行わず、領土を6：07頃通過したという。日本の安倍首相は「北朝鮮の向こう見ずな行動は、我々の国に対するこれまでにない重大な脅威だ」と非難。
菅官房長官によると、ミサイルは北海道のえりも岬1180キロの海上に落下した模様だという。国民へのミサイル警報、日本政府の「Jアラート」システムがラジオやテレビ番組で発信された。新幹線は一時運行を停止し、北海道の市町村ではスピーカーから大音量の警報が流れたという。
米国はミサイルの日本付近落下を確認したが、北アメリカへの脅威を及ぼすものでないとし情報収集を続けているとしている。米韓は１９５０～53年の朝鮮戦争休戦以来、実質的には戦争状態が続いている。北朝鮮は米国に敵対する必要から兵器開発を辞める気はないとしている。
この緊張を受け世界市場は動き、安定資産である金、スイスフラン、日本円などが買われた。」

携帯電話と半導体メモリー製造で最大手の韓国サムスン電子は、４～６月・第２四半期の営業利益が昨年比７割増の14兆ウォン（約１兆3700億円）で過去最高となる見込みだという。その背景には、携帯機器やパソコンに搭載される半導体メモリーの世界的需要増による値上がりや、新型スマートフォン「ギャラクシーＳ８」が好調な点、また同社が力を入れている有機ELディスプレイ　(OLED) も関連しているとされる。今年の売り上げで「インテル」を抜き半導体半導体市場で世界１位となると見られる。
サムスンは昨年の「ギャラクシーノート７」の発火事故で回収となった「ギャラクシーノート７」のリコールによる不振で中国に市場を奪われ、また政治収賄疑惑での幹部逮捕もブランドイメージを損なっていた。 今年は同社に有利な半導体市場の状況が当分続くが、今年の市場成長により、今後数年間は予測されていた半導体市場の爆発的伸びはやや収まりを見せると見られている。

７月６日付英国『ＢＢＣ』は「サムスンが半導体で４半期記録的利益」との見出しで以下のように報道している。
「韓国大手ＩＴ企業サムスン電子が、世界的な半導体需要を背景に、過去最高利益を達成した。需要増とコスト安で恩恵を受け、４～６月期の営業利益は14兆ウォン（１２０億ドル）で前年比７２％の伸び。「ギャラクシーＳ８」を含むスマートフォンの売り上げを武器に、販売は１８%増の６０兆ウォンとなった。...

７月６日付英国『ＢＢＣ』は「サムスンが半導体で４半期記録的利益」との見出しで以下のように報道している。
「韓国大手ＩＴ企業サムスン電子が、世界的な半導体需要を背景に、過去最高利益を達成した。需要増とコスト安で恩恵を受け、４～６月期の営業利益は14兆ウォン（１２０億ドル）で前年比７２％の伸び。「ギャラクシーＳ８」を含むスマートフォンの売り上げを武器に、販売は１８%増の６０兆ウォンとなった。
アナリストは同社が発火で回収となった「ギャラクシーノート７」のリコールによる不振を脱却したと見ている。
７日には「ギャラクシーノート７」の部品を使用することで環境に極力配慮した韓国国内向けの携帯電話を発売。
調査機関によると、サムソンは今年の売り上げでインテルを抜き半導体市場で世界一となると見られる。
サムソン社は第１四半期では、「ギャラクシーノート７」回収では世界的スマートフォンメーカーとしてのブランド力の地位を落とし、アップルや中国の「Huawei」、「Xiaomi」、「Oppo」が市場を占めていた。また政治収賄疑惑での幹部逮捕によってもブランドイメージが低下していた。」

７月７日付韓国『ヨンハップ』は「サムソンが第２四半期過去最高の営業利益達成」との見出しで次の様に報道している。
「 ７日韓国ＩＴ大手サムソン電子は、半導体市場の活況を背景に、第２四半期の営業利益が７２%の伸びとなり過去最高を記録すると予想。同社の定例報告によると、営業利益は前年の８．１４兆ウォンと比べ、４~６月期は１４兆ウォンとなると見込まれている。２番目に営業利益が高かった時期は２０１３年の第３四半期で営業利益は１０．１兆ウォンだった。同社内の部門別営業利益は未公表で、今月後半には発表の予定。同社株は６日、１．０１％高の２４０．３万ウォンで取引を終えた。」

７月６日付『ロイター通信』は「メモリー価格上昇でサムスンが第２四半期の記録的利益」との見出しで以下のように報道している。
「アナリストの予測に反し、サムスン電子がメモリーチップ高価格で利益を伸ばし、第２四半期で昨年比７２％の営業利益達成となる見込みである。今年はこのチップ好景気に支えられ、同社は過去最高の利益となる見込み。
アナリストは今年いっぱいはＤＲＡＭとＮＡＮＤチップの供給薄は継続され、スマートフォンやサーバー等の通信機器への需要高と供給薄が続くことがメモリーメーカーには利益をもたらすと見ている。
一方、利益増につながった理由としては有機ELディスプレイ　(OLED) も関連しているとされ、サムスンは曲がる次世代画面（アップル社のアイフォンに今年１０月頃発売予定）にも力を入れている。
「HMCインベストメント」のアナリストは、「７月にはＤＲＡＭ価格が再上昇するが、８月中旬からはＯＬＥＤパネルがアップル社に供給される」とし、サムソン社の第３四半期営業利益は１５兆ウォンを超えると予測しているという。
クラウドコンピューティングや人工知能への需要高から今後数年メモリーチップ産業界は猛烈な勢いがあるとアナリストは予測しているが、業界の成長率は今年の驚異的伸びの後はやや安定したものとなるだろう。
サムソン社は火曜、メモリーチップや次世代ディスプレイへの投資を１８６億とするとした。８月同社は新機種の携帯電話を発表する予定。」

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