韓国文大統領:北非核化にまだ多くの重大な局面(2018/03/08)
韓国は北朝鮮へ特使団を送り金正恩党委員長と会談、来月には南北首脳会談が予定されるなど、非核化プロセス作りで一つの重大な局面を乗り越えた。しかし、北朝鮮が米韓に歩み寄りをみせている一方、「朝鮮半島の非核化と恒久の平和を実現するには、まだ多くの重大な局面が多くある」と文大統領が述べている。特使2人の高官は米トランプ政権に先日の訪朝結果報告のため米国に向かったという。
3月7日付
『AP通信』は「韓国首脳:北朝鮮の非核化に更なる障壁」との見出しで以下のように報道している。
韓国の文大統領は木曜、教会指導者との会合で、対北朝鮮問題に関し、「我々は一つの重大な局面を乗り越えた。だが朝鮮半島の非核化と恒久の平和を実現するには、まだ多くの重大な局面が残されている」と述べた。
先日行われた韓国の特使団との面会で、北朝鮮は米国との国交や非核化に関する米国との会談を求めたという。...
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3月7日付
『AP通信』は「韓国首脳:北朝鮮の非核化に更なる障壁」との見出しで以下のように報道している。
韓国の文大統領は木曜、教会指導者との会合で、対北朝鮮問題に関し、「我々は一つの重大な局面を乗り越えた。だが朝鮮半島の非核化と恒久の平和を実現するには、まだ多くの重大な局面が残されている」と述べた。
先日行われた韓国の特使団との面会で、北朝鮮は米国との国交や非核化に関する米国との会談を求めたという。また会談中の核開発やミサイル試射停止に合意し、北への軍事的脅威がなくなり安全保障が成されれば、核兵器を持つ理由がなくなると述べたという。
これは北が核開発計画を正当化させてきた理由でもある。北朝鮮はこれまで、非核化会議で支援や譲歩を求める影で核開発を進めていた経歴がある。そのため、専門家からは北の誠実さがいかほどか懐疑の声がある。
米朝対話に対し米国がどう反応するかは不明である。トランプ米大統領は「どちらに転ぶか分からない」としながらも、前進への期待を示している。
来月米韓は春の合同軍事演習を開始する予定だが、これに北朝鮮がどれほど過敏に反応するかが今後の和解ムードを決めるといえるだろう。
文氏と金正恩氏は4月後半国境付近で会談する予定で、これは米韓合同軍事演習の最中となる。
3月8日付韓国『ヨンハップ・ニュース』は「文大統領:非核化と和平には多くの障壁」との見出しで以下のように報道している。
全国祈りの朝食会(5千人参加)で文大統領は、北朝鮮とは「異例」の歩み寄りと軍事挑発の停止がみられたにもかかわらず、北朝鮮の非核化と恒久平和実現までには多くの障害にまだ立ち向かわねばならないだろうと述べている。
また、「2日前特使が帰国したが、朝鮮半島の非核化と和平への大きな一歩となった。この南北の対話は米国の強い支援も得ている。」更に、「我々は命運を他者の手に委ねてはならない。韓国は北朝鮮との対話において、米国や国際社会と連携し、朝鮮半島の平和と繁栄の礎を築くだろう。」と述べた。
韓国特使は北朝鮮の非核化協議国メンバーである中国、ロシア、日本にも訪問予定。
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北朝鮮が米韓軍本部をパラグライダー奇襲計画(2017/10/11)
韓国軍の発表では、先月数日間、北朝鮮の特殊戦部隊がパラグライダーを使って韓国にある韓米連合司令部を奇襲する訓練をしていたという。パラグライダーは軽いため背負うこともでき、山頂から標的に降りる事が可能。また、音もなく低空を飛ぶため、ドローン(無人機)同様の奇襲効果があり、韓国軍のレーダーでは夜間の探知が難しいといい、北が限られた物資を使い奇襲してくることに警戒を強めている。
10月10日付韓国
『聯合ニュース(ヨンハップ)』は「北朝鮮特殊部隊がパラグライダーでの指令部襲撃作戦の訓練実施」との見出しで以下のように報道している。
「北朝鮮軍の特殊部隊が9月の数日間、パラグライダーを使用した米韓統合本部への襲撃作戦の訓練を行っていたと、韓国軍当局が火曜発表。パラグライダーは操縦が簡単で、重量も僅か3,4キロで軽いため、折り畳み式のパラグライダーを肩に背負い、山頂から標的に奇襲をかけられる。...
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10月10日付韓国
『聯合ニュース(ヨンハップ)』は「北朝鮮特殊部隊がパラグライダーでの指令部襲撃作戦の訓練実施」との見出しで以下のように報道している。
「北朝鮮軍の特殊部隊が9月の数日間、パラグライダーを使用した米韓統合本部への襲撃作戦の訓練を行っていたと、韓国軍当局が火曜発表。パラグライダーは操縦が簡単で、重量も僅か3,4キロで軽いため、折り畳み式のパラグライダーを肩に背負い、山頂から標的に奇襲をかけられる。パラグライダー訓練は特殊部隊の陸・海・空軍の数班に分かれて実施され、参加した北朝鮮兵は司令部に見立てた地点で訓練を行ったという。既に、韓国の大統領府をモデルとした建物を使った奇襲訓練をしていることは知られていた。
国防当局によると、韓国陸軍のレーダーは夜間、空からの襲撃(パラグライダー)を探知する能力は低く、音のしない低空飛行のパラグライダーはドローンのように効果があるため懸念されている。先月の米韓空軍による米空母参加の合同軍事演習は、このパラグライダー奇襲作戦を受けて行われていたのだという。」
同日付英国『エクスプレス』は「第三次大戦:北朝鮮が米韓合同軍へのパラグライダー奇襲訓練」との見出しで以下のように報道している。
「本日の韓国軍の発表によると、北朝鮮の陸空海軍が9月にパラグライダー訓練を行っていたという。昨夜の電話会談でロシアのラブロフ外相は米国ティラーソン長官に対し、朝鮮半島の緊張の高まりは「容認できない」と警鐘を鳴らした。また、軍事訓練を行う米国に対し、対話での解決をするという決意との矛盾点を指摘したという。
今日は先週3日間北朝鮮を訪問してきたロシアのモロゾフ議員が、北は米国やグアムを射程とする弾道ミサイル開発を進展させるつもりだと述べている。同氏によると米国の西海岸に達する計算のようであるという。」
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