7月28日付米
『NYSEポスト』オンラインニュース:「BRICS新興国グループ、貿易での協調宣言」
BRICS新興国サミットの議長国となった南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領は7月27日、同グループの持続的開発及び成長を成し遂げるため一致協力していくことで合意したと表明した。
また、中国国営『新華社通信』によると、同サミットに出席した習近平(シー・チンピン)国家主席とナレンドラ・モディ首相も7月25日に中印首脳会談を持ち、その中で、両国間に依然未解決の国境問題があるものの、両国が協力して、台頭する一国主義や保護主義に対抗していくことで合意したという。...
全部読む
7月28日付米
『NYSEポスト』オンラインニュース:「BRICS新興国グループ、貿易での協調宣言」
BRICS新興国サミットの議長国となった南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領は7月27日、同グループの持続的開発及び成長を成し遂げるため一致協力していくことで合意したと表明した。
また、中国国営『新華社通信』によると、同サミットに出席した習近平(シー・チンピン)国家主席とナレンドラ・モディ首相も7月25日に中印首脳会談を持ち、その中で、両国間に依然未解決の国境問題があるものの、両国が協力して、台頭する一国主義や保護主義に対抗していくことで合意したという。
更に、習国家主席は、結局誰も得することのない貿易戦争は拒絶していくべきだとも強調した。
なお、BRICS新興国グループ5ヵ国の国内総生産(GDP)合計は、既に米国のGDPの90%以上に達している。
7月27日付フランス『フランス・ラジオニュース』:「BRICS新興国グループ、貿易面で“反トランプ”を形成」
7月25~27日にヨハネスバーグ(南アフリカ)で開催されたBRICS新興国サミットにおいて、グループ5ヵ国は共同声明で、米国は名指ししなかったものの、台頭する保護主義に対抗し、自由貿易を推進していくことで一致した旨表明した。
2009年にBRICSグループが立ち上げられた際、中印両国はさほど仲が良くないこともあって、結束力という点で疑問があった。
しかし、中印両国含めたBRICS5ヵ国合計の経済規模が、世界全体の42%を占めるまで成長した現在、超大国の米国に経済力でも引けを取らなくなっている。
そこで経済専門家は、トランプ政権が推し進める保護貿易主義の悪影響を受けている中印両国にとって、習国家主席・モディ首相の両首脳が協力体制を敷くと表明するのは当然の帰結と言えるとする。
閉じる