海上自衛隊の練習潜水艦と護衛艦2隻が、南シナ海に臨むフィリピン北部スービック湾に寄港した。日本の潜水艦がフィリピンを訪れるのは15年振りで、両国は練習航海の一環としているが、南シナ海への進出を強める中国に、連携して対抗する姿勢を強く印象付けている。
4月3日付米
『Yahooニュース』(
『ロイター通信』記事引用)の報道記事「中国との緊張が高まる中、日本の潜水艦が15年振りにフィリピン寄港」:
「・日本の潜水艦が4月3日、15年振りにフィリピンのスービック湾に寄港。
・海上自衛隊保有の潜水艦のうち最大級の最新鋭艦で、中国との緊張が高まっている南シナ海において、日本とフィリピンの連携を示すもの。
・海自の吉野宏昭艦長は、潜水艦活動の訓練であり、特定な国を想定したものではないとコメント。...
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4月3日付米
『Yahooニュース』(
『ロイター通信』記事引用)の報道記事「中国との緊張が高まる中、日本の潜水艦が15年振りにフィリピン寄港」:
「・日本の潜水艦が4月3日、15年振りにフィリピンのスービック湾に寄港。
・海上自衛隊保有の潜水艦のうち最大級の最新鋭艦で、中国との緊張が高まっている南シナ海において、日本とフィリピンの連携を示すもの。
・海自の吉野宏昭艦長は、潜水艦活動の訓練であり、特定な国を想定したものではないとコメント。
・フィリピンは米国と、4月4日から合同軍事演習を始める予定。
・なお、日本はフィリピンに対して、南シナ海監視飛行の助けとなるよう、TC-90哨戒機を3機リースすることを提案しており、今月下旬にはまとまる見込み。」
同日付米
『インターナショナル・ビジネス・タイムズ』オンラインニュースの報道記事「中国との緊張が高まるフィリピンに護衛艦と潜水艦が寄港」:
「・かつて米軍海軍基地があったスービック湾に寄港したのは、護衛艦“ありあけ”、“せとぎり”及び潜水艦“おやしお”。
・フィリピン海軍リュード・リンキュナ報道官は、海域の平和と安定の促進と、日本・フィリピン間の海上防衛の連携の一環とコメント。
・護衛艦2隻はこの後、南シナ海で同じく中国と領有権を争うベトナムに寄港する予定。」
4月4日付シンガポール
『トゥデイ・オンライン』ニュースの報道記事「中国への警告か、日本の潜水艦がフィリピンに寄港」:
「・海自潜水艦のフィリピン寄港とは別に、4月3日の日本での行事の際に中谷元防衛相は、日本は今後も、南シナ海での共同軍事訓練などを通じて、アジア諸国と連携を深めることで、同海域が開かれていて自由かつ平和であることを示していくと表明。
・なお、中谷氏は今月下旬にマニラを訪問し、フィリピンとの防衛協力につき協議予定。
・一方、米国高官は4月2日、オバマ大統領と習主席が会談した翌日に、南シナ海における航行・飛行の自由を確かにするため、“航行の自由作戦”を再度行うとの計画を発表。
・しかし、中国外交部(省に相当)の洪磊(ホン・レイ)報道官は4月2日、中国はこれまで、南シナ海における航行・飛行の自由を保障してきているが、“航行の自由作戦”と称して中国の主権領域を脅かす行動には強く反対する、と主張。」
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