第37回東京国際映画祭 閉幕・東京グランプリは吉田大八監督『敵』が受賞! 最優秀監督賞、主演男優賞(長塚京三)合わせ3冠達成! 審査員特別賞は『アディオス・アミーゴ』が受賞! クロージングセレモニー・受賞者記者会見
10月28日(月)に日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開幕したアジア最大級の映画の祭典である「第37回東京国際映画祭」が、11月6日(水)に閉幕を迎え、TOHOシネマズ 日比谷スクリーン12にてクロージングセレモニーと東京日比谷ミッドタウンLEXUS MEETS...にて受賞者記者会見が行われた。...
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10月28日(月)に日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開幕したアジア最大級の映画の祭典である「第37回東京国際映画祭」が、11月6日(水)に閉幕を迎え、TOHOシネマズ 日比谷スクリーン12にてクロージングセレモニーと東京日比谷ミッドタウンLEXUS MEETS...にて受賞者記者会見が行われた。
セレモニーでは、各部門における審査委員からの受賞作品の発表・授与。主演男優賞(長塚京三)と最優秀監督賞、【東京グランプリ/東京都知事賞】に吉田大八監督の『敵』が選出され3冠を達成し、審査委員長トニー・レオンよりトロフィーを授与された。
日本映画がグランプリに輝くのは第18回の根岸吉太郎監督作『雪に願うこと』以来19年ぶりの快挙となる(当時の名称は東京サクラグランプリ)。
また、長塚京三さんは東京国際映画祭主演男優賞の最高齢(79歳)となりました。その他、主演女優賞は『トラフィック』のアナマリア・ヴァルトロメイが、審査員特別賞は『アディオス・アミーゴ』が、最優秀芸術貢献賞は『わが友アンドレ』が、そして観客賞は『小さな私』がそれぞれ受賞した。
小池百合子東京都知事に代わり東京都副知事 松本明子より麒麟像の授与を行い、最後に安藤チェアマンによる閉会宣言により第37回東京国際映画祭は閉幕した。
第37回東京国際映画祭 各賞受賞作品・受賞者
コンペティション部門
東京グランプリ/東京都知事賞 『敵』(日本)
審査員特別賞 『アディオス・アミーゴ』(コロンビア)
最優秀監督賞 吉田大八監督(『敵』、日本)
最優秀女優賞 アナマリア・ヴァルトロメイ(『トラフィック』、ルーマニア/ベルギー/オランダ)
最優秀男優賞 長塚京三(『敵』、日本)
最優秀芸術貢献賞 『わが友アンドレ』(中国)
観客賞 『小さな私』(中国)
アジアの未来 作品賞 『昼のアポロン 夜のアテネ』(トルコ)
東京国際映画祭 エシカル・フィルム賞 『ダホメ』(ベナン/セネガル/フランス)
黒澤明賞 三宅唱、フー・ティエンユー
特別功労賞 タル・ベーラ
クロージングセレモニー
<アジアの未来>
作品賞受賞 『昼のアポロン 夜のアテネ』 エミネ・ユルドゥルム(監督) コメント
東京国際映画祭でこのような賞をいただけて、とても光栄です。審査員の皆様、観客の皆様、そしてこの作品の制作に関わったスタッフに感謝を伝えたいです。
<コンペティション>
観客賞受賞 『小さな私』 ヤン・リーナー(監督) コメント:
この映画の持つ物語が最終的に皆さんの心に刺さることがあればいいなと思います。皆さんの映画に対する愛に感謝します。この作品は障害を持つ青年の成長を描いた作品ですが、主人公は普通の人間です。映画の製作に関わったすべてのクリエイターに感謝したいです。
最優秀芸術貢献賞受賞 エニェディ・イルディゴー 講評:
現実を強烈な内なる風景へと変える、大胆なビジョンを見せてくれました。
最優秀芸術貢献賞受賞 『わが友アンドレ』 ドン・ズージェン(監督) コメント:
この場を借りてこの作品に関わったスタッフの皆さんに心から感謝を申し上げたい。この映画は私のデビュー作ですが、周りの友人たちとともに作り上げました。劇中に大雪の場面があったと思いますが、私の心の中の悩みや暗い気持ちを覆ってしまうような気がしていましたが、雪はいつか溶けて太陽があらわれる。希望に満ちているんです。これからも努力していい映画を作っていきたい。
最優秀男優賞受賞 トニー・レオン 講評:
スクリーンに登場したその瞬間から、その深みと迫真性で私たちを魅了しました。
最優秀男優賞受賞 『敵』 長塚京三(俳優) コメント:
ちょっとビックリして、まごまごしています。『敵』という映画は、年を取って一人ぼっちで助けもない。そして敵に閉じ込められるという内容で。でもこういう場に立たせてもらい、結構味方もいるんじゃないかと気を強く持ちました。ボチボチ、引退かなと思っていたので、奥さんはガッカリするでしょうけど、もう少し、この世界でやってみようかな。東京国際映画祭、ありがとう。味方でいてくれた皆さん、ありがとう。
最優秀女優賞受賞 キアラ・マストロヤンニ 講評:
彼女の映画への力強い解釈に、喜んでこの賞を贈りたいと思います。
最優秀女優賞受賞 『トラフィック』 アナマリア・ヴァルトロメイ(俳優) コメント:
なんという驚きでしょう。この賞をいただけて感謝と光栄の気持ちでいっぱいです。テオドラ、協力的で繊細な監督でいてくれて、私をこの作品の一員にしてくれてありがとう。この賞をすべての仲間と共有したいと思います。審査委員長のトニー・レオンさん、あなたは唯一無二の存在で生ける伝説です。私が演じたナタリアはあまり語らず目で多くを表現します。あなたこそが目で語る男と呼ばれる方ですから。他でもないあなたからの賞賛で私の喜びは爆発しそうです。
最優秀監督賞 ジョニー・トー 講評:
この映画の監督はあらゆる視覚的要素を描きながらある老人を表現し、人々に希望を与えました。
最優秀監督賞 『敵』 吉田大八監督 コメント:
この小さな映画を誕生から旅立ちまで見届けてくれてスタッフや俳優の皆さんに感謝しています。私自身がいい監督であるかはわかりませんが、この映画がいい映画になったことは確かです。ありがとうございました。
審査員特別賞受賞 橋本愛 講評:
内戦末期のコロンビアを舞台に、深刻さの中にもユーモラスがあふれていました。個人的には、最初の虹のシーンは映画史に残る伝説的なシーンだと思いました。
審査員特別賞受賞 『アディオス・アミーゴ』 イバン・D・ガオナ(監督) コメント:
素晴らしい賞をありがとうございました。私たちは世界一周するほど遠いコロンビアから来ました。東京国際映画祭の皆さま、光栄です。本当にありがとうございます。
東京グランプリ/東京都知事賞受賞『敵』 トニー・レオン 講評:
本当に心打たれる素晴らしい映画です。ユーモアのセンス、素晴らしいタッチ、そしてエレガントで映画的表現として新鮮な作品。すべて完璧に仕上げていました。
東京グランプリ/東京都知事賞受賞『敵』 吉田大八監督 コメント:
審査員の皆さま、ありがとうございます。10日間映画祭を支えたスタッフの皆さまもありがとうございます。私自身もこの映画祭で多くの映画を観ることができました。味方は意外と多いことに気づけて良かったです。僕も長塚さんも皆さんの敵であり、味方でいたいと思います。これからも映画をよろしくお願いします。
小池百合子東京都知事 コメント(松本明子副都知事代読):
吉田大八監督を含め、受賞者の皆様おめでとうございます。毎年数多くの新しい才能が東京か生まれ、世界に羽ばたいてくれることを大変うれしく思っております。映画は人々の心に潤いをもたらします。世界がいくつもの困難に見舞われておりますが、映画の魅力を発信することで素晴らしい未来につながること期待しています。
審査委員長 トニー・レオン 総評:
東京国際映画祭と審査委員の同志に感謝を伝えます。素晴らしい審査員たちにも感謝します。今回、審査委員長という立場に大変緊張しました。当初は、いい映画に出会えなかったらどうしよう、逆にいい映画ばかりだったらどうしようとハラハラしていました。でも、審査委員全員一致でこの素晴らしい作品を見つけることができました。近い将来、またこの東京国際映画祭に来ることが出来る日を楽しみにしています。
<第37回東京国際映画祭 開催概要>
■開催期間:2024年10月28日(月)~11月6日(水)
■会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区
■公式サイト:
www.tiff-jp.net
©2024TIFF
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第37回東京国際映画祭・「十一人の賊軍」ドルビーシネマ制作過程に迫る特別取材会(2024年10月29日)
10月29日、第37回東京国際映画祭のオープニング作品として上映された「十一人の賊軍」の「Dolby Cinemaの制作過程に迫る」特別取材会が東京ミッドタウン日比谷1階の「LEXUS MEETS・・・」で行われた。...
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10月29日、第37回東京国際映画祭のオープニング作品として上映された「十一人の賊軍」の「Dolby Cinemaの制作過程に迫る」特別取材会が東京ミッドタウン日比谷1階の「LEXUS MEETS・・・」で行われた。
白石和彌監督と録音の浦田和治氏と音響効果の柴崎憲治氏が登壇し、ドルビービジョン、ドルビーアトモスの利点などについて語った。
白石監督は、今回ドルビーシネマで作ろうとした経緯について、企画チームから「世界に持っていきたい映画だから、現状最高の音の環境の作品を作ろう」という流れがあったと言う。このシーンで聞かせたい音は何にするかという選択が難しく、この音が聞こえていないという状況もあり、調整に時間がかかったと話した。
浦田氏と柴崎氏は、雨の音、大砲の音などは以前に収録した音も使用したことを話した。雨の音はザーッと降る音だけでなく、何かに当たると音が変わるため、複数の雨音が必要だったという。大砲や爆発の音については、ほとんどがライブラリから使用したという。今と以前の火薬は種類が異なるため、現在収録する音は時代に合わないのだという。また、銃声などは別に作った音などを当てはめていて、谷間のシーンでの「ゴーン」という音は遠雷の音だと話した。
低い音は音の動きに対して引っ張られて聞こえるので、音圧を感じさせるために全体的に鳴らしている。高い音はリミッターをかけてスピーカーを壊さないようにしているという。過去にはいくつか壊したことがあったと話した。
注目して欲しいシーンの質問で、柴崎氏は失敗した部分として、映画の序盤のシーンは少しやりすぎたと話す。徐々に力が抜けてきて、後半のシーンで音が落ち着いてきた。最後のシーンは気に入っているという。
白石監督はドルビーシネマの環境で観て“体感”をして欲しいと話した。
<動画>
十一人の賊軍
2024年11月1日(金)全国公開
配給:東映
©2024「十一人の賊軍」製作委員会
<第37回東京国際映画祭 開催概要>
■開催期間:2024年10月28日(月)~11月6日(水)
■会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区
■公式サイト:
www.tiff-jp.net
©2024TIFF
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第37回東京国際映画祭・レッドカーペット(10月28日)
10月28日、第37回東京国際映画祭が開幕した。東京ミッドタウン日比谷のステップ広場から日比谷仲通りにかけて敷かれた162メートルのレッドカーペットには、トップバッターとしてオープニング作品の『十一人の賊軍』から白石和彌監督、山田孝之、仲野太賀、鞘師里保らが登場。...
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10月28日、第37回東京国際映画祭が開幕した。東京ミッドタウン日比谷のステップ広場から日比谷仲通りにかけて敷かれた162メートルのレッドカーペットには、トップバッターとしてオープニング作品の『十一人の賊軍』から白石和彌監督、山田孝之、仲野太賀、鞘師里保らが登場。観客とコミュニケーションを取りながら、レッドカーペットを歩いた。その後、フェスティバル・ナビゲーターの菊地凛子が登場すると会場からは歓声が上がった。
そのほか『雪の花 -ともに在りて-』の松坂桃李と芳根京子、『劇場版ドクターX』の米倉涼子と岸部一徳、『ルート29』の綾瀬はるかと大沢一菜、『オラン・イカン』のディーン・フジオカ、『サンセット・サンライズ』の菅田将暉と井上真央と三宅健、『Spirit World』の堺正章、『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』の萩原利久と河合優実、エシカル・フィルム賞審査委員長の齊藤工など豪華ゲストが、観客とのコミュニケーションを楽しみながらレッドカーペットを歩いた。
国内外からは228名の豪華ゲストがカーペットを彩り、国内外のマスコミと多くの観客による熱気に包まれ、大いに盛り上がりを見せるレッドカーペットとなった。
<第37回東京国際映画祭 開催概要>
■開催期間:2024年10月28日(月)~11月6日(水)
■会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区
■公式サイト:
www.tiff-jp.net
©2024TIFF
<TIFFCOM2024開催概要>
■開催期間:2024年10月30日(水)~11月1日(金)
■公式サイト:
www.tiffcom.jp
<動画>
「十一人の賊軍」(山田孝之、仲野太賀、鞘師里保)
「あるいは、ユートピア」(キムユンス監督、藤原季節、渋川清彦、吉岡睦雄、原日出子、渡辺真起子、麿赤児、篠井英介、大場みなみ、杉田雷麟、松浦りょう、愛鈴、金井勇太)
「雪の花 -ともに在りて-」(松坂桃李、芳根京子、小泉堯史監督)
「劇場版ドクターX」(米倉涼子、岸部一徳)
「劇映画 孤独のグルメ」(松重豊)
「オラン・イカン」(ディーン・フジオカ、マイク・ウィルアン監督)
「ルート29」(綾瀬はるか、大沢一菜、森井勇佑監督)
「港に灯がともる」(富田望生、甲本雅裕、麻生祐未)
「サンセット・サンライズ」(菅田将暉、井上真央、三宅健)
「レイブンズ」(浅野忠信、瀧内公美、古舘寛治、池松壮亮、マーク・ギル監督)
アニメ「ルックバック」(吉田美月喜、押山清高)&「数分間のエールを」(伊瀬茉莉也、ぽぷりか監督、三原健司、三原康司)
フェスティバル・ナビゲーター 菊地凛子
「徒花 -ADABANA-」(井浦新、水原希子、甲斐さやか監督)
「雨の中の慾情」(成田凌、中村映里子、森田剛)
「敵」(長塚京三、瀧内公美、吉田大八監督)
「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」(萩原利久、河合優実、伊東蒼、黒崎煌代、大九明子監督)
齊藤工エシカル・フィルム賞審査委員長
「Spirit World」(堺正章)(エリック・クー監督作品)
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第37回東京国際映画祭 いよいよ開催間近! 映画祭ならではのイベント目白押し!
いよいよ28日(月)から開催となる第37回東京国際映画祭。海外からも多くのゲストを迎え、日本最大の国際映画祭がまもなく始まる。国際映画祭ならではの多彩なイベントが出そろった。
(開催日時順に記載。●のついている交流ラウンジ、アニメシンポジウム、タル・ベーラ監督関連はまとめて記載。...
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いよいよ28日(月)から開催となる第37回東京国際映画祭。海外からも多くのゲストを迎え、日本最大の国際映画祭がまもなく始まる。国際映画祭ならではの多彩なイベントが出そろった。
(開催日時順に記載。●のついている交流ラウンジ、アニメシンポジウム、タル・ベーラ監督関連はまとめて記載。★のあるものは一般観覧不可のイベント)
■屋外上映会2024
期間:10/29(火)~11/6(水)※11/3(日)はゴジラ・フェス2024にて上映なし
(上映作品日時等詳細は画像映像素材内のチラシ参照
PDFファイルはこちら)
■『十一人の賊軍』ドルビーシネマ制作過程に迫る
日時:10/29(火)14:00~
会場:LEXUS MEETS...(東京ミッドタウン日比谷1F)
★一般観覧不可
●交流ラウンジ
共催:国際交流基金
今年で5年目となる世界の映画人との交流の場となる交流ラウンジ。今年も様々な対談をお届けします。
① パヤル・カパーリヤー×是枝裕和 対談
日時:10/29(火)18:00~
登壇者:パヤル・カパーリヤー(映画監督)、是枝裕和(映画監督)
② エリック・クー×マイク・ウィルアン 対談
日時:10/30(水)15:00~
登壇者:エリック・クー(映画監督)、マイク・ウィルアン(映画監督)
③ ジョニー・トー×入江 悠 対談
日時:10/31(木)17:00~
登壇者:ジョニー・トー(映画監督/プロデューサー)、入江 悠(映画監督)
④ Nippon Cinema Nowトークセッション「私たちの映画の作り方」
日時:11/1(金)15:00~
登壇者:滝野弘仁(映画監督)、ヤン・リーピン(杨礼平) (映画監督)、マーク・ギル(映画監督)、金允洙(キム・ユンス)(映画監督)、クリスチャン・ジュンヌ(カンヌ国際映画祭代表補佐兼映画部門ディレクター)
⑤ ニア・ディナタ×三島有紀子 対談
日時:11/3(日)16:00~
登壇者:ニア・ディナタ(映画監督)、三島有紀子(映画監督)
会場は全てLEXUS MEETS...(東京ミッドタウン日比谷1F)
★入場はTIFFのパスホルダーを対象となるが、一般の方も若干名を抽選で招待する。詳細は東京国際映画祭公式サイト(www.tiff-jp.net)を確認
※トークは全て配信(録画)でもご覧いただけます。視聴方法などの詳細は映画祭公式サイトを確認
※イベント運営の関係上、やむなく入場を制限させて頂く場合がある
■第14回MPAセミナー
日時:10/30(水)13:30~
会場:東京ミッドタウン日比谷6F BASE Q
※事前申込制。詳細はhttps://www.jimca.co.jp/2024/10/05/mpa-2024/まで
■日本映像職能連合シンポジウム「映適ガイドラインで現場はどう変わったか2」
日時:10/30(水)15:00~
会場:GLOBAL VILLAGE 有楽町ハウス(千代田区有楽町1丁目7ー1有楽町電気ビル北館2階)
登壇者:未定
※事前申込制。
詳細はhttps://eiteki.org/topics_other/5541/まで
■【TIFF×STORY STUDY トークイベント】「アニメーションの中の街」
日時:10/30(水)17:30開場/18:00開演(予定)
登壇者:岡村和佳菜(『きみの色』プロデュ ーサー)、川村元気(STORY inc.)
※招待者のみのイベント
■Dolby Cinema Japan Awards 2024
日時:10/31(木)18:00~
会場:丸の内ピカデリー ドルビーシネマ
登壇者:受賞作品関係者、監督、キャストなど
※招待者のみのイベントになります
●アニメシンポジウム
①「『宇宙戦艦ヤマト』の歴史的意味」
日時:10/31(木)18:30~
会場:東京ミッドタウン日比谷6F BASEQ
登壇者:氷川竜介(アニメ・特撮研究家/明治大学大学院特任教授)
②「日本アニメの新世代」
日時:11/1(金)19:00~
会場:東京ミッドタウン日比谷6F BASEQ
登壇者:ぽぷりか監督、安田現象監督、塚原重義監督
③「アニメーション監督への道」
日時:11/4(月・休)12:30~
会場:LEXUS MEETS...(東京ミッドタウン日比谷1F)
登壇者:アン・ジェフン監督、トーマス・ピカルド=エスピラット監督、ギンツ・ジルバロディス監督、吉浦康裕監督
※いずれも事前申込制。詳細は東京国際映画祭公式サイト(www.tiff-jp.net)を確認
●タル・ベーラ監督関連
①タル・ベーラ監督×山田洋次特別鼎談 ~タル・ベーラ監督TIFF特別功労賞受賞記念~
日時:11/1(金)11:30~
会場:LEXUS MEETS...(東京ミッドタウン日比谷1F)
登壇者:タル・ベーラ、山田洋次、高崎卓馬、市山尚三
※事前申込制。
詳細はhttps://2024.tiff-jp.net/news/ja/?p=64641#ouboまで
②福島浜通り映像・芸術文化プロジェクト×東京国際映画祭2024~巨匠タル・ベーラとみる福島浜通り~スペシャルトークイベント
日時:11/3(日)15:30~17:30(予定)
会場:東京ミッドタウン日比谷6F BASEQ
登壇者:タル・ベーラ監督、小田香、小川真司、西ヶ谷寿一、その他(予定)
■TIFFスペシャルトークセッション ケリング「ウーマン・イン・モーション」
日時:11/1(金)16:30~18:00
場所:TOHOシネマズ 日本橋 スクリーン7
登壇者:菊地凛子(俳優)、磯村勇斗(俳優)、岡野真紀子(プロデューサー)/是枝裕和(映画監督)
※招待者のみのイベント
■サモ・ハン マスタークラス
日時:11/1(金)17:00からの『おじいちゃんはデブゴン』の上映後
場所:丸の内ピカデリー2
■「クリエイター等育成プログラム (仮)」紹介 海外渡航プログラム 1期 選考結果発表
日時:11/1(金)18:00~18:40
会場:LEXUS MEETS...(東京ミッドタウン日比谷1F)
登壇者:クリスチャン・ジュンヌ(カンヌ国際映画祭代表補佐兼映画部門ディレクター)、齊藤工(俳優・映画監督)、市山尚三(東京国際映画祭プログラムディレクター)
★一般観覧不可
■TIFF映画教育国際シンポジウム2024《世界のこどもたちが映画を待っている~社会課題と向き合う映画教育~》
日時:11/2(土)11:20~18:30(予定)
会場:国立映画アーカイブ小ホール
登壇者:セバスティアン・リフォ・バルデニト(アリシア・ベガ文化財団ディレクター/チリ)、ライア・コレル・アパリシオ(A Bao A Qu 創立者・共同ディレクター/スペイン)、ハンナ・アタッラー (Filmlab Palestine 創立者・芸術監督/パレスチナ)、土肥悦子(一般社団法人こども映画教室代表理事)
※事前申込制。
詳細はhttps://www.nfaj.go.jp/exhibition/eigakyoshitsu2024/#section1-2まで
■アジア映画学生交流プログラム2024
日時:11/2(土)13:00~マスタークラス
会場:LEXUS MEETS...(東京ミッドタウン日比谷1F)
登壇者:黒沢清監督
★一般観覧不可
■ゴジラ・フェス2024
日時:11/3(日)12:00~
会場:東京ミッドタウン日比谷+ ゴジラ・スクエアほか
※『ゴジラ 4Kデジタルリマスター版』は同日19:30からTOHOシネマズ日比谷スクリーン1にて上映。山崎貴監督と鈴木儀雄(初代ゴジラ造形助手)が登壇予定
■ウィメンズ・エンパワーメントシンポジウム:女性監督は歩き続ける
日時:11/4(月・休)10:00~17:00(予定)
会場:東京ミッドタウン日比谷6F BASE Q
登壇者:熊谷博子(映画監督)、浜野佐知(映画監督)、松井久子(映画監督)、山﨑博子(映画監督)、佐藤嗣麻子(映画監督)、西川美和(映画監督) ほか
※事前申込制(詳細はhttps://tiffwe-jyoseikantoku.peatix.com/まで)。場内お子様連れ可、託児・見守りサービスあり
■エシカル・フィルム賞
日時:11/5(火)受賞作品発表・授賞式・トークセッション:13:30~15:00
会場:LEXUS MEETS...(東京ミッドタウン日比谷1F)
登壇者:齊藤工(審査委員長)、東京国際映画祭学生応援団
※事前申込制。既に受付終了済。
■黒澤明賞
日時:11/5(火)受賞者記者会見:16:00~、授賞式&晩餐会:19:00~
会場:帝国ホテル本館2F孔雀の間・東
★一般観覧不可
■日本映画監督協会新人賞 上映とトーク
日時:11/5(火)16:30~
会場:角川シネマ有楽町
登壇者:工藤将亮監督、本木克英理事長、市山尚三(MC)
■レッドカーペットのマルチアングル配信&各種イベントの模様などをノンストップ配信
今年のレッドカーペット中継は、視聴者が好きな映像を選ぶことのできるマルチアングル配信を実施。また、会期中の舞台挨拶やQ&A、各種イベントの模様は公式サイトからノンストップで配信。東京国際映画祭公式サイトTOPページからアクセスを。
レッドカーペットマルチアングル配信 10/28(月)14:55~
cyberTIFF Originalノンストップ配信 10/28(月)14:55~22:00、10/29(火)~11/5(火)10:00~22:00、11/6(水)10:00~21:00
※配信時刻は変更になる可能性があります
■Tokyo Cinema Daysキャンペーン
世界中の映画が一堂に会する東京国際映画祭をフックに、改めてこの東京の多様な映画館で多彩な映画を観る愉しさを広げるべく、昨年に引き続き今年も都内の劇場を対象としたキャンペーンを展開する。
期間:10/25(金)~11/10(日)
実施内容:X、Instagram「#」キャンペーン
「#Tokyo映画(ハッシュタグトーキョーエイガ)」をつけて当該期間に東京都内の映画館名を入れた形でそこで上映中の作品の感想を投稿(ストーリーは対象外)した方々の中から抽選で映画グッズ(来年の東京国際映画祭のオープニングセレモニーの招待券や当該時期公開中作品の関連グッズなど)をプレゼント!
◆東京国際映画祭併設ビジネスコンテンツマーケットTIFFCOM 2024 セミナー
場所:東京都立産業貿易センター 浜松町館
① [Special Session] 生成AIが映画にもたらすチャンスとリスク、未来像
登壇者:[イベントプロデューサー、司会] アンドリヤナ・ツヴェトコビッチ博士(TIFFCOMエグゼクティブプロデューサー、TIFFシニア・プログラマー、BrioNexus CEO)
杉原佳尭(日本/在日米国商工会議所 副会頭)、ケヴィン・D.C.・チャン(韓国/メタヴィジョン・カンパニー・リミテッド CEO、プロデューサー、AI デジタル・アーティスト)、ニコラス・アーロン・クー(シンガポール/Nプライム・パートナーズ会長、デジタル・メディア投資委員会)
日時:10/31(木)10:00~11:45
② Hong Kong Films@Tokyo
・香港-アジア映画共同製作助成制度 受賞プロジェクトの成功事例紹介
登壇者:スタンリー・クワン(プロデューサー)、松永大司(監督)、ジュン・リー(脚本家)[受賞作品《酒色男女》“All The Things We Have Done Wrong That Led Us To This”]
古賀俊輔 (プロデューサー)、ヴィンシー・チェク(ディレクター 脚本家)[受賞作品《38.83》]
日時:10/31(木)13:00~14:00
・カンフー映画: 過去、現在、そして未来
登壇者:サモ・ハン (俳優、武術家、アクション振付師、映画プロデューサー、映画監督)
倉田保昭(俳優、武術家)、谷垣健治(映画監督、アクション監督)
日時:10/31(木)15:30~16:30
③ 持続可能な成功の道: 中国の急成長市場における知的財産とコンテンツ戦略
登壇者:蔡公明(ツァイ・ゴンミン/Road Picutures、GuGuGuGu CEO)
日時:10/30(水) 10:30~12:30
他、10本以上のセミナーを開催。
詳細はホームページhttps://tiffcom.jpをご覧ください。
※TIFFCOMはコンテンツ業界向けB2Bイベントです
(業界の方のビジター登録はこちら https://tiffcom.jp/visitor)
※プレスの方は東京国際映画祭のプレスパスで来場いただけます。セミナーは予約不要で取材可能(自由席)です(一部招待のみのイベントを除く)
【TIFFCOMセミナーについてのプレスお問い合わせ】TIFFCOM広報チーム press@tiffcom.jp
<第37回東京国際映画祭 開催概要>
■開催期間:2024年10月28日(月)~11月6日(水)
■会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区
■公式サイト:www.tiff-jp.net
©2024TIFF
<TIFFCOM2024開催概要>
■開催期間:2024年 10 月30日(水)~11月1日(金)
■公式サイト:www.tiffcom.jp
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第37回東京国際映画祭 タル・ベーラ氏に特別功労賞の授与決定!
東京国際映画祭は、永年の国内外を含めた映画界への貢献が目覚ましい方々へ贈る“特別功労賞”を、ハンガリーの映画監督、タル・ベーラ氏に授与することを決定したことを発表した。
タル・ベーラ氏は、1994年に7時間越えの『サタンタンゴ』で第44回ベルリン国際映画祭フォーラム部門で独創的な作品に贈られるカリガリ賞を受賞し、2000年に『ヴェルクマイスター・ハーモニー』が第53回カンヌ国際映画祭の監督週間で上映され、2011年『ニーチェの馬』で第61回ベルリン国際映画祭銀熊賞 (審査員グランプリ)と国際批評家連盟賞をW受賞するも、監督としてはこれが最後の作品となり、以降はサラエボに映画学校を創設するなどして、後進の育成に取り組んできた。...
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東京国際映画祭は、永年の国内外を含めた映画界への貢献が目覚ましい方々へ贈る“特別功労賞”を、ハンガリーの映画監督、タル・ベーラ氏に授与することを決定したことを発表した。
タル・ベーラ氏は、1994年に7時間越えの『サタンタンゴ』で第44回ベルリン国際映画祭フォーラム部門で独創的な作品に贈られるカリガリ賞を受賞し、2000年に『ヴェルクマイスター・ハーモニー』が第53回カンヌ国際映画祭の監督週間で上映され、2011年『ニーチェの馬』で第61回ベルリン国際映画祭銀熊賞 (審査員グランプリ)と国際批評家連盟賞をW受賞するも、監督としてはこれが最後の作品となり、以降はサラエボに映画学校を創設するなどして、後進の育成に取り組んできた。
今年の東京国際映画祭でも「福島浜通り映像・芸術文化プロジェクト×東京国際映画祭2024~巨匠タル・ベーラとみる福島浜通り~」と称して、今年の2月に福島で行ったワークショップで制作された映画の上映とトークイベントのために来日が予定されています。特別功労賞の授与は11月1日(金)に予定されている「タル・ベーラ×山田洋次特別鼎談 ~タル・ベーラ監督TIFF特別功労賞受賞記念~」(会場:東京ミッドタウン日比谷1階LEXUS MEETS...)イベントの中で行われる予定。
■東京国際映画祭プログラミング・ディレクター市山尚三コメント
1995年の東京国際映画祭でタル・ベーラの『サタンタンゴ』が上映されたことはひとつの事件でした。7時間半という上映時間もさることながら、既成の映画言語に挑戦する独特のスタイルは、シアターコクーンに駆けつけた観客たちを圧倒しました。2011年、傑作『ニーチェの馬』を監督した後に発したあまりにも早すぎる引退宣言は世界を驚かせましたが、その後のベーラは、サラエボに開設した映画学校film.factoryをはじめ世界各地でワークショップを開催し、多くの若手映画作家たちを導き、勇気を与えてきました。東京国際映画祭は、映画監督として、そして教育者として世界の映画界に多大に貢献してきた功績に対し、タル・ベーラに特別功労賞を授与いたします。
■タル・ベーラ氏プロフィール
1955年、ハンガリー生まれ。デビュー作『ファミリー・ネスト』(77)はハンガリー批評家賞新人監督賞、マンハイム国際映画祭でグランプリ受賞。1994年発表の『サタンタンゴ』はベルリン映画祭フォーラム部門カリガリ賞を受賞。その後の主な作品に『ヴェルクマイスター・ハーモニー』(00)、ジョルジュ・シムノン原作『倫敦から来た男』(07)など。2011年発表の引退宣言作『ニーチェの馬』はベルリン映画祭銀熊賞と国際批評家連盟賞を受賞。1990年以降、ベルリン・フィルム・アカデミーの客員教授を務め、2012年にサラエボに映画学校film.factoryを創設。2016年の閉鎖後も世界各地でワークショップやマスタークラスを行い、後進の育成に取り組む。2023年、ヨーロッパ・フィルム・アカデミー名誉賞を授与される。
<第37回東京国際映画祭 開催概要>
■開催期間:2024年10月28日(月)~11月6日(水)
■会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区
■公式サイト:www.tiff-jp.net
©2024TIFF
<TIFFCOM2024開催概要>
■開催期間:2024年 10 月30日(水)~11月1日(金)
■公式サイト:www.tiffcom.jp
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