文化庁 令和五年度日本映画の海外発信事業 「ベルリン国際映画祭 若手日本人監督海外プロモーション」派遣監督3名を決定(12月26日)
文化庁 令和五年度日本映画の海外発信事業「ベルリン国際映画祭 若手日本人監督海外プロモーション」において、ベルリン国際映画祭及び併設見本市へ派遣する映画監督3名が決定しました。
本事業は、この数年国内外においてめざましい活躍をみせる若手日本人映画監督を、世界三大映画祭のひとつであるベルリン国際映画祭および併設見本市「ヨーロピアン・フィルム・マーケット」へ派遣し、講義・ワークショップへの参加やスピードデーティングの実施等を通し、監督の国際的な知名度の向上、業界関係者とのネットワーク構築等を図るプログラムです。...
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文化庁 令和五年度日本映画の海外発信事業「ベルリン国際映画祭 若手日本人監督海外プロモーション」において、ベルリン国際映画祭及び併設見本市へ派遣する映画監督3名が決定しました。
本事業は、この数年国内外においてめざましい活躍をみせる若手日本人映画監督を、世界三大映画祭のひとつであるベルリン国際映画祭および併設見本市「ヨーロピアン・フィルム・マーケット」へ派遣し、講義・ワークショップへの参加やスピードデーティングの実施等を通し、監督の国際的な知名度の向上、業界関係者とのネットワーク構築等を図るプログラムです。 本年度は、昨年、一昨年を上回る、参加意欲の高い監督の方々からの応募が集まりました。選考を重ねた結果、金子由里奈監督、工藤将亮監督、藤元明緒監督が選ばれました。3名には第74回ベルリン国際映画祭及び併設見本市「ヨーロピアン・フィルム・マーケット2024」に現地参加し、視察、プロモーション活動を通し国際的な映画産業への見識を深め、今後の国内外での活動の糧としていただくとともに、後日この機会に得た学びを映画製作者へ共有していただく予定です。
本事業への応募条件は、令和2年以降に国内外の対象映画祭の長編部門に出品実績があり、劇場公開した長編監督作品が3本以内の日本人映画監督で、参加時にピッチする企画があることとしました。
■参加する映画監督 ※五十音順
金子由里奈監督
東京都出身。立命館大学映像学部在学中に映画制作を開始。山戶結希 企画・プロデュース『21 世紀の女の子』(2018年)公募枠に約200名の中から選出され、伊藤沙莉を主演に迎えて『projection』を監督。また、自主映画『散歩する植物』(2019年)が PFF アワード 2019に入選し、ドイツ・ニッポンコネクション、ソウル国際女性映画祭、香港フレッシュ・ウェーブ短編映画祭でも上映される。初長編作品『眠る虫』(2020年)は、MOOSIC LAB2019においてグランプリに輝き、自主配給ながら各地での劇場公開を果たした。初商業作品『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』(2023年)は、大阪アジアン映画祭、上海国際映画祭で上映されるほか、第15回TAMA映画賞最優秀新進監督賞を受賞した。
工藤将亮監督
京都府出身。森田芳光、石井岳龍、山崎貴、白石和彌ら現代の日本映画界を代表する名監督達のもとで、時代劇からSF、ファンタジーまで幅広いジャンルで研鑽を積む。初長編監督作『アイムクレイジー』が第22回富川国際ファンタスティック映画祭にて NETPAC 賞(最優秀アジア映画賞)を受賞。コロナ禍でステイホーム出来ない若者を描いた長編2作品目『未曾有』(2021年)がタリンブラックナイト国際映画祭 Rebels with A Cause 部門で正式上映され、23年の富川国際ファンタスティック映画祭でも再び公式招待を受けている。長編3作目『遠いところ』(2022年)が第56回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭のメインコンペティション部門にノミネートされ、第2回東京フィルメックスではコンペティションに選出。観客賞を受賞した。
藤元明緒監督
大阪府生まれ。ビジュアルアーツ専門学校大阪で映画制作を学ぶ。在日ミャンマー人家族を描く初長編『僕の帰る場所』(2018年)が第30回東京国際映画祭アジアの未来部門 作品賞&国際交流基金アジアセンター特別賞を受賞。2021年、ベトナム人技能実習生を描く長編第二作『海辺の彼女たち(日本ベトナム国際共同製作)』を公開。同作品はPFF第3回「大島渚賞」、2021年度「新藤兼人賞」金賞、第13回TAMA映画賞最優秀新進監督賞、第31回日本映画批評家大賞・新人監督賞などを受賞。主にアジアを舞台に合作映画を制作し続けている。
■プログラム内容 派遣期間:2024/2/15-2/21(予定)
監督3名は、渡航前に事前講義を受講し欧米の映画祭マーケットの役割について学び、各自準備している新企画のピッチングのアドバイスを受けます。 派遣中は「ヨーロピアン・フィルム・マーケット」に文化庁が設ける「ジャパン・ブース」を活動拠点とし、講義、交流会、企画ピッチングの機会を通じてプロデューサー、セールスエージェント、映画祭プログラマーなど業界プロフェッショナルとの関係構築を深めます。映画祭期間中に配布される業界紙への広告掲載も予定しています。
本件のお問い合わせは「ジャパン・ブース事務局」まで
【主 催】文化庁 【事務局】公益財団法人ユニジャパン
【お問い合わせ】ユニジャパン ジャパン・ブース事務局
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俳優・宮沢氷魚さん、日本人初・AFAのYouth Ambassadorに就任(12月25日)
アジア・フィルム・アワード・アカデミー(以下、AFAA)は、アジア全域版アカデミー賞「第17回アジア・フィルム・アワード」(以下、AFA)のYouth Ambassador(ユース・アンバサダー)に、AFA史上初めてアジアの国と地域から4人の若手俳優を迎えることを発表しました。...
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アジア・フィルム・アワード・アカデミー(以下、AFAA)は、アジア全域版アカデミー賞「第17回アジア・フィルム・アワード」(以下、AFA)のYouth Ambassador(ユース・アンバサダー)に、AFA史上初めてアジアの国と地域から4人の若手俳優を迎えることを発表しました。
日本から宮沢氷魚さんが日本人としては初めて就任するほか、リウ・グァンティンさん(台湾:劉冠廷)、マリオ・マウラーさん(タイ)、ウィル・オーさん(香港:柯煒林)が17回目のAFAを盛り上げます。Youth Ambassadorの4人は、AFAの授賞式に登壇するだけではなく、多くの関連イベントに参加し、ファンや映画好きとの交流を通じて彼らの作品やアジア映画への情熱について語る予定です。
宮沢さんは、TVドラマ「コウノドリ」第2シリーズで俳優デビュー以降、テレビや映画等多くの作品に出演し、活躍。2020年には映画『his』で初主演し、新人賞を多数受賞したほか、『騙し絵の牙』(2021)では日本アカデミー賞で新人賞も受賞しています。そのほか、『ムーンライト・シャドウ』(2021)や『レジェンド&バタフライ』(2023)等、様々な作品に出演しています。第35回東京国際映画祭コンペティション部門でワールド・プレミア上映された『エゴイスト』(2023)では、第16回のAFA最優秀助演男優賞を受賞しており、今活躍が最も注目される俳優の一人です。
宮沢氷魚さんコメント:
この度AFAのYouth Ambassadorとして迎えられ、大変光栄で、また誇りに思います。日本の俳優として、これを機に日本映画の魅力をより多くの観客の皆さまに伝えたいと思います。
アジア・フィルム・アワード・アカデミー(AFAA)ウィルフレッド・ウォン会長 コメント:
今年のYouth Ambassadorに、才能あふれるこの4人を迎えられることを嬉しく思います。彼らそれぞれが、異なるジャンルからユニークで幅広い経験を持ち寄り、アジアの映画について観客と考えを交わし、交流する姿を楽しみにしています。このように多彩な俳優たちが一堂に会し、豊かな意見交換をすることこそ、AFAそのものだと感じています。
AFAAは、年間を通じて世界でアジア映画の普及活動をおこなっており、その活動の中でも主要イベントである授賞式(AFA)は、世界最大級のアジア映画の祭典です。例年アジアの若手スターを一人Youth Ambassadorとして任命し、AFAの顔として様々な関連イベントに迎え、ファンと交流してもらっています。
多くの国や文化が存在するアジアは、多様性に富んだ地域であり、過去のAFAの受賞者やノミネート作品に見られるように、その多様性は常に映画に反映されています。この多様性を尊重し、様々な個性があることを祝し、今回AFAでは、それぞれ全く異なるキャリアと演技スタイルを持つ、アジア全域で高く評価されている4人の俳優をYouth Ambassadorとして起用いたしました。
第17回AFAノミネート作品&審査委員長発表記者会見
日程:2024年1月12日(金)
当日の中継URL: www.facebook.com/AsianFilmAwardsAcademy
【本件に関するお問い合わせ】 東京国際映画祭事務局
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神奈川県鎌倉市・“小津安二郎監督生誕120年”展示会(12月16日)
日本映画の巨匠・小津安二郎監督の生誕120年を記念して直筆の書画や映画で使われた道具などを集めた展示会が神奈川県鎌倉市の鎌倉芸術館で今月19日まで開かれている。
米国映画賞候補に宮崎駿、新海誠の作品(12月12日)
アカデミー賞の前哨戦とされる映画賞「ゴールデングローブ賞」のノミネート作品が発表された。各賞の候補はロサンゼルスで発表され、アニメ映画賞の候補に宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」、新海誠監督の「すずめの戸締まり」が選ばれた。
「君たちはどう生きるか」は宮崎駿監督が引退宣言を撤回し10年ぶりに監督を務め、自身で原作と脚本を担当しおよそ7年かけて制作した。音楽を担当した久石譲が作曲賞にノミネートされている。...
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アカデミー賞の前哨戦とされる映画賞「ゴールデングローブ賞」のノミネート作品が発表された。各賞の候補はロサンゼルスで発表され、アニメ映画賞の候補に宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」、新海誠監督の「すずめの戸締まり」が選ばれた。
「君たちはどう生きるか」は宮崎駿監督が引退宣言を撤回し10年ぶりに監督を務め、自身で原作と脚本を担当しおよそ7年かけて制作した。音楽を担当した久石譲が作曲賞にノミネートされている。
「すずめの戸締まり」は震災を経験した女子高生が災いの元の「扉」と閉じるため日本各地をめぐる冒険を繰り広げる映画。
最も注目される作品賞ドラマ部門の候補は日本に投下された原爆開発を指揮した学者を題材にした「オッペンハイマー」など6作品が選ばれた。ゴールデングローブ賞は来月7日に発表される。
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第36回東京国際映画祭・「雪豹」がグランプリ(11月1日)
第36回東京国際映画祭のコンペティション部門の最優秀作品賞「東京グランプリ/東京都知事賞」に、5月に急逝したチベットのペマ・ツェテン監督作品の『雪豹』が選ばれた。
「正欲」の岸善幸監督は、最優秀監督賞を受賞。「正欲」は観客賞を受賞した。
「タタミ」は最優秀女優賞と審査員特別賞を受賞した。
その他の結果は以下の通り。
審査委員特別賞:『タタミ』
最優秀監督賞:岸善幸『正欲』
最優秀女優賞:ザル・アミール『タタミ』
最優秀男優賞:ヤスナ・ミルターマスブ『ロクサナ』
最優秀芸術貢献賞:『ロングショット』ガオ・ポン(高朋)
観客賞:『正欲』(岸善幸監督作品)
アジアの未来 作品賞:『マリア』
Amazon Prime Video テイクワン賞:ヤン・リーピン(楊礼平)
Amazon Prime Videoテイクワン賞 審査委員特別賞:安村栄美
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