(ICBM火星15は2018年にも実戦配備可能)
2か月半の間に北朝鮮のミサイル技術が格段と上がり、驚きの声が上がっている。専門家によれば、今回発射された火星15号は米国の主要都市を打撃可能な射程1万4000キロ級の長距離ミサイルで、水爆や小さな核弾頭が複数搭載可能であり、エンジンノズルも1つから2つになり、これまでの倍の力が出せるようになった。移動式発射台も車輪の数が9輪になり、より長く重いミサイルが運搬できるようになった。...
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(ICBM火星15は2018年にも実戦配備可能)
2か月半の間に北朝鮮のミサイル技術が格段と上がり、驚きの声が上がっている。専門家によれば、今回発射された火星15号は米国の主要都市を打撃可能な射程1万4000キロ級の長距離ミサイルで、水爆や小さな核弾頭が複数搭載可能であり、エンジンノズルも1つから2つになり、これまでの倍の力が出せるようになった。移動式発射台も車輪の数が9輪になり、より長く重いミサイルが運搬できるようになった。ただ38ノースは、北朝鮮が実戦配備するためには大気圏突入実験を半年の間に2~3回行う必要があると指摘している。
(米国は水面下で韓国への戦術核兵器の再配備を検討)
トランプ大統領は金正恩委員長を「小さなロケットマン、彼は病的なチビ犬」と批判するなど関係が悪化している。さらに言えば米朝戦争の行方を占うものとして、米国が韓国に戦術核兵器を再配備するかどうかという問題がひとつ浮上してきている。戦術核兵器は、通常兵器の延長線上での使用を想定した核ミサイルや核爆弾のことで、韓国には以前配備されていたが、1990年代に撤去された。今回の提案は米国側から提示されたもので、「韓国における米国の核抑止能力の信頼性への懸念を緩和」し、「対北朝鮮防衛能力を強化するもの」になるとしている。38ノースは「もし米国が韓国の核保有を抑え込みたいのであれば、米国の核計画に韓国を巻き込んでいく必要があるかもしれないが、この手法は、米国が不測の事態を防ぐために同時に対話シナリオを北朝鮮に対して取る用意ができている場合にのみ限られるだろう」としている。
(対北朝鮮強硬路線を強める米国)
トランプ大統領はツイッターで、中国の特使派遣は北朝鮮に対して何も効果がなかったと中国批判を展開し、国連安保理緊急会合で米国・ヘイリー大使は「中国が指導力を発揮するべき」として、北朝鮮への石油の供給を止めることを要求するなど、米国ではもはや中国頼みでは何も事態を変えることはできないと考え、「北朝鮮への軍事行動を真剣に検討すべき」と言う人達も出てきている。年内にはティラーソン国務長官が更迭され、後任に対北朝鮮強硬派のポンペオCIA長官をあてるという人事案が出てきているのもその表れだろう。この人事が実現すれば米国は本格的に圧力一辺倒の路線に舵を切ることになる。38ノースの予測に従えば、来年上半期までに北朝鮮は米国本土に狙いを定めた核ミサイルの実戦配備が可能になるが、それまでに軍事的な動きが起こる可能性が高まってきたともいえる。米国の国務長官人事に注目していきたい。
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北朝鮮・国営テレビ「火星15型」発射映像を公開(11月30日)
北朝鮮はきのう初めて発射した新型弾道ミサイル火星15型の映像を国営テレビ・朝鮮中央テレビを通じて公開した。
北朝鮮は米国本土全域を攻撃できる新型のICBM・大陸間弾道ミサイルだと主張した。
今回、ロフテッド軌道で発射され高度は4000kmを超え火星14型を上回った。
通常の角度で発射した場合飛距離は約1万3000kmに達するとの分析も出ていて射程はニューヨークやワシントンを含む米国本土全域が入る。...
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北朝鮮はきのう初めて発射した新型弾道ミサイル火星15型の映像を国営テレビ・朝鮮中央テレビを通じて公開した。
北朝鮮は米国本土全域を攻撃できる新型のICBM・大陸間弾道ミサイルだと主張した。
今回、ロフテッド軌道で発射され高度は4000kmを超え火星14型を上回った。
通常の角度で発射した場合飛距離は約1万3000kmに達するとの分析も出ていて射程はニューヨークやワシントンを含む米国本土全域が入る。
北朝鮮はわずかな期間にミサイル技術を確実に進歩させている。
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トランプ大統領・「中国はあらゆる手段を駆使する必要がある」(11月30日)
昨日、約2か月半ぶりに北朝鮮が発射した弾道ミサイルであるが、政府は米国全土やヨーロッパも射程に入る新型ICBM大陸間弾道ミサイルとの見方を強めている。
米国・トランプ大統領は中国・習近平国家主席と電話で会談し、中国があらゆる手段を駆使する必要があると伝えた。
北朝鮮が「火星15型」と呼ぶ昨日の弾道ミサイル。韓国の情報機関・国家情報院は北朝鮮がICBMだと主張する「火星14型」を改良したものだとみている。...
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昨日、約2か月半ぶりに北朝鮮が発射した弾道ミサイルであるが、政府は米国全土やヨーロッパも射程に入る新型ICBM大陸間弾道ミサイルとの見方を強めている。
米国・トランプ大統領は中国・習近平国家主席と電話で会談し、中国があらゆる手段を駆使する必要があると伝えた。
北朝鮮が「火星15型」と呼ぶ昨日の弾道ミサイル。韓国の情報機関・国家情報院は北朝鮮がICBMだと主張する「火星14型」を改良したものだとみている。
火星14型はこれまでに2度発射している。防衛省によると7月4日は高度2500km超飛行時間40分、2度目の7月28日は3500km超は飛行時間は45分である。
そして昨日はこれまでで最大の4000キロを大きく超える高度に達し、飛行時間も約53分間と最長。日本政府も新型ICBMとの見方を強めている。
その射程距離は1万2000~1万3000キロとみられている。
ワシントンを含む米国全土、ヨーロッパも射程に入る。
北朝鮮は5月にロフテッド軌道で火星12型を発射させた後、8月・9月に通常角度で発射した。
日本上空を越えて太平洋まで飛行した。防衛省は今後、北朝鮮が最大射程確認のため日本上空を越える形でミサイルを発射する可能性もあるとみとて、警戒と監視を強化している。
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北朝鮮のミサイル技術は向上し、日米には軍事予算の増加圧力が(11月29日)
日本時間で、本日午前10時45分にトランプ大統領は、ツイッターで次のように述べた。
「北朝鮮のミサイル発射を受け、我々の政府は軍事予算確保の重要性がより一層増した!民主党は軍事予算を恩赦や不法移民と引き換えに保留すべきでない。
私は不法移民入国を訴え出馬し大勝利したのだ。民主党の要求を満たすために政府機関閉鎖を迫ることはさせない。」
北朝鮮のミサイル発射を受け、トランプ大統領は更なる軍事予算の確保を議会に求めるようだ。...
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日本時間で、本日午前10時45分にトランプ大統領は、ツイッターで次のように述べた。
「北朝鮮のミサイル発射を受け、我々の政府は軍事予算確保の重要性がより一層増した!民主党は軍事予算を恩赦や不法移民と引き換えに保留すべきでない。
私は不法移民入国を訴え出馬し大勝利したのだ。民主党の要求を満たすために政府機関閉鎖を迫ることはさせない。」
北朝鮮のミサイル発射を受け、トランプ大統領は更なる軍事予算の確保を議会に求めるようだ。
当然、わが国にもそのような要求をしてくると考えなくてはならない。
今回の北朝鮮のミサイル実験は、高度4千キロを超えて行われ、日本列島の上を跳び越すのではなく、日本海に着水する様に計画されたものと見られ、それだけ北朝鮮のミサイル技術が向上していると考えられる。
日本にとって、ますます厄介な状況となってきた。
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北朝鮮・弾道ミサイル発射・高度4000キロ超 ・EEZへ(11月29日)
北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、青森県西方の日本のEEZ(排他的経済水域)に落下したとみられている。
安倍総理大臣は米国・トランプ大統領と電話で会談し、北朝鮮の脅威に対処するための能力向上をさらに進めるなどいっそうの圧力強化につとめていくことを確認した。
安倍総理大臣は「北朝鮮が再び弾道ミサイルの発射を強行した。飛行状況を踏まえればICBM級の可能性がある。政府としてミサイルの動きを完全に把握し危機管理に万全の態勢をとった。...
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北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、青森県西方の日本のEEZ(排他的経済水域)に落下したとみられている。
安倍総理大臣は米国・トランプ大統領と電話で会談し、北朝鮮の脅威に対処するための能力向上をさらに進めるなどいっそうの圧力強化につとめていくことを確認した。
安倍総理大臣は「北朝鮮が再び弾道ミサイルの発射を強行した。飛行状況を踏まえればICBM級の可能性がある。政府としてミサイルの動きを完全に把握し危機管理に万全の態勢をとった。
国際社会の一致した平和的解決への強い意志を踏みにじりこのような暴挙を行ったことは断じて容認できない。北朝鮮に対して厳重に抗議を行った。国連安全保障理事会に対して緊急会合を要請する。国際社会は団結して制裁措置を完全に履行していく必要がある。わが国はいかなる挑発行為にも屈することなく圧力を最大限まで高めていく。引き続き強固な日米同盟のもと高度の警戒態勢を維持し国民の命と平和な暮らしを守り抜いていく。」と述べた。
安倍総理大臣はトランプ大統領との電話会談で米国政府が北朝鮮を「テロ支援国家」に再指定したことを高く評価した。
両首脳はいっそうの圧力強化に取り組み、国連安保理で日米、日米韓で緊密に連携していくことを確認した。
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