米国・トランプ前大統領の自宅捜索・FBI・最高機密含む複数の機密文書を押収(8月13日)
米国のFBI(連邦捜査局)が、今月8日にトランプ前大統領の自宅を捜索した際、最高機密を含む複数の機密文書を押収していたことが、裁判所が公開した押収品のリストで明らかになった。
FBIは今月8日、南部フロリダ州にあるトランプ前大統領の自宅を捜索し、ガーランド司法長官は、国民の関心が高いとして、捜索令状や押収品のリストを公開するよう地元の連邦地方裁判所に申し立てていた。
これを受けて、フロリダ州にある連邦地方裁判所は12日、捜索令状や押収品のリストを公開した。...
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米国のFBI(連邦捜査局)が、今月8日にトランプ前大統領の自宅を捜索した際、最高機密を含む複数の機密文書を押収していたことが、裁判所が公開した押収品のリストで明らかになった。
FBIは今月8日、南部フロリダ州にあるトランプ前大統領の自宅を捜索し、ガーランド司法長官は、国民の関心が高いとして、捜索令状や押収品のリストを公開するよう地元の連邦地方裁判所に申し立てていた。
これを受けて、フロリダ州にある連邦地方裁判所は12日、捜索令状や押収品のリストを公開した。押収品の中には、手書きのメモやフランス大統領に関する情報などに加え、最高機密を含む機密文書が11点含まれていた。
機密文書がどのような内容のものかは明らかにされていない。また、公開された捜索令状によると、国防情報の取り扱いを定めたスパイ防止法や、司法妨害に関する法律などに違反した疑いがある。
一方、トランプ前大統領はSNSで、「すべて機密解除された文書だ」などと反論している。米国では、大統領は退任時に公務に関わるすべての文書や記録を国立公文書館に移して保存しておかなければならないことが法律で定められている。
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FBI・トランプ前大統領の自宅を捜索(8月9日)
トランプ前大統領のマールアラーゴ(フロリダ州)の自宅でFBI・連邦捜査局が捜索した。
トランプ前大統領は「私の自宅は大勢の捜査員により包囲され、捜索され、占拠されている」と声明を出した。
捜査当局は捜索が行われたことを認めており、「トランプ前大統領がホワイトハウスから不正に文書を持ち出したされる疑惑に関連した捜査だ」と話している。
議会襲撃事について元側近が証言(6月30日)
去年、米国の連邦議会にトランプ前大統領の支持者らが乱入した事件をめぐり、当時のホワイトハウスの関係者が議会の公聴会で証言した。トランプ前大統領が、自身の集会の参加者が武器を所持していたことを知りながら議会に向かうよう呼びかけたことや、当時の様子を生々しく語った。
公聴会で証言したハッチンソンは、当時のトランプ大統領のメドウズ首席補佐官の側近で、メドウズ首席補佐官が乱入事件が起きる可能性を認識していたことなどを、「(メドウズが)“いろんなことが起きている。...
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去年、米国の連邦議会にトランプ前大統領の支持者らが乱入した事件をめぐり、当時のホワイトハウスの関係者が議会の公聴会で証言した。トランプ前大統領が、自身の集会の参加者が武器を所持していたことを知りながら議会に向かうよう呼びかけたことや、当時の様子を生々しく語った。
公聴会で証言したハッチンソンは、当時のトランプ大統領のメドウズ首席補佐官の側近で、メドウズ首席補佐官が乱入事件が起きる可能性を認識していたことなどを、「(メドウズが)“いろんなことが起きている。6日はひどいことになるかもしれない”と言いました。それが、恐ろしい何かが起こると感じた最初の時」と、その場で見聞きした言葉を元に証言した。
事件当日の6日について、ハッチンソンは「大統領が“武器を持っていてもかまわない。彼らは私は傷つけることはない。金属探知機を撤去しろ。支持者が議事堂に向かえるようにしろ”と話すのが聞こえました」と証言した。ABCなど米国メディアは「議会乱入事件を捜査する下院の特別委員会の公聴会で、衝撃的な証言が飛び出した」と、この公聴会の様子を大々的に取り上げた。
ハッチンソンは「エンゲル(シークレットサービス)によると、トランプはホワイトハウスに戻るとわかると激高して“俺は大統領だ。今すぐ議事堂に向かえ”と言った。トランプがハンドルをつかもうとしたので、エンゲルは腕をつかんで“ハンドルから手を離して。ホワイトハウスに戻る。議事堂には行けない”と伝えました。トランプはつかまれていない腕でエンゲルの胸ぐらをつかもうとした」と証言した。こうした証言について、トランプ前大統領はSNS上で“フェイクで吐き気がする”とした上で、「公聴会は双方の言い分に耳を傾けていない」と非難している。
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トランプ“大統領選に不正あったと言って”(6月24日)
去年1月の米国連邦議会への乱入事件を巡って、与党民主党が主導する議会下院の特別委員会は23日、今月5回目となる公聴会を開いた。
大統領選挙に不正があったという自らの一方的な主張を認めるようトランプが司法省に圧力をかけたかどうかについて元高官らが証言した。
当時のドナヒュー司法副長官代行はトランプに司法省は選挙の結果を変えることはできないし、することもないと伝えた。ドナヒューやほかの高官はトランプがみずからの主張に同調する人物を司法長官に任命する考えを伝えてきたとしたうえでその場にいた数人の高官が全員、辞任する意向を示したところ、トランプが考えを改めたと証言した。
米国議会乱入事件公聴会・“トランプの主張に賛同せず脅迫の被害”(6月22日)
去年、米国の連邦議会にトランプ前大統領の支持者らが乱入した事件を巡り議会の公聴会が開かれ、多くの関係者が選挙に不正があったというトランプ前大統領の一方的な主張に賛同しなかったことで家族が脅迫されるなどの被害を受けたと証言した。
21日、開かれた公聴会。選挙運営の責任者や開票作業に関わった担当者などが証言した。このうちトランプ前大統領から選挙結果を覆すよう圧力をかけられたとされる南部ジョージア州の州務長官は「およそ300の事案をすべて調べたものの不正は見つからなかった」と述べた。...
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去年、米国の連邦議会にトランプ前大統領の支持者らが乱入した事件を巡り議会の公聴会が開かれ、多くの関係者が選挙に不正があったというトランプ前大統領の一方的な主張に賛同しなかったことで家族が脅迫されるなどの被害を受けたと証言した。
21日、開かれた公聴会。選挙運営の責任者や開票作業に関わった担当者などが証言した。このうちトランプ前大統領から選挙結果を覆すよう圧力をかけられたとされる南部ジョージア州の州務長官は「およそ300の事案をすべて調べたものの不正は見つからなかった」と述べた。
その結果、「妻が不満を持つトランプ前大統領の支持者から脅迫を受けたり、義理の娘の家に何者かが押し入ったりした」としている。
またジョージア州で開票作業にあたった女性はトランプ陣営から「大量の偽の投票用紙を持ち込んだという事実と異なる疑いを持たれた結果、今もおびえながら生活せざるをえない」と証言した。
公聴会ではこのほかにも選挙に不正があったというトランプ氏の主張に賛同しない関係者に対してトランプ前大統領の支持者から嫌がらせの行為があったという証言が相次いだ。
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