水郷潮来のあやめまつりに行く(その103)
6月11日、その日JR市川駅から総武快速線の7時35分発に乗り込んで、茨城県潮来市を目指した。...
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6月11日、その日JR市川駅から総武快速線の7時35分発に乗り込んで、茨城県潮来市を目指した。
前日に潮来の「あやめ」と「嫁入り舟」を見に行こうと決めたからだった。
だがその電車旅は、乗り換えと、待ち時間との戦いであった。
7時55分に千葉駅に着いたが、成田行き電車に乗れたのが8時21分だった。成田に着くと、今度は9時41分発に乗り、香取駅に着いた。
更に、そこで10時32分の電車に乗り換えて、潮来に着いたのは10時42分であった。
潮来駅では、SUICAも使えず、帰りの電車は2時間に1本しかなく、やもなく13時33分発の上り電車に乗ることになった。
普段の電車に対する感覚では、考えられないことの連続で、面食らってしまった。
それはともかく、千葉県側から茨城県に利根川と北利根川などの広大な川の鉄橋を渡り、潮来の駅に着いた。
潮来駅から、わずか5分ぐらい歩くと、その祭りが行われている「水郷潮来あやめ園」に着いた。
中央に瀟洒な背の高い橋があり、そこに多くの人々が連なっていた。その下の広大な地形に「あやめ」が散らばるように咲き誇っていた。
正確に言うと、「あやめ」科の植物は、アヤメ・カキツバタ・花菖蒲など多岐にわたっているようで、紫、黄、白などの色の鮮やかな花が競うように咲いていた。
6月の季節は、アヤメを見ると、何か心がすっきりする。
到着すると丁度、11時から嫁入り舟が披露されるということだったので、その一部始終をスマホに納めることができた。
その後、すぐに「ろ舟」に乗って河を一周した。
その時、船の最後部に乗ったので、運良く舟の漕ぎ手である娘船頭さんの解説を良く聞くことができた。
その日は、観光客が多く、午前中に5回も舟を漕いだのだと話してくれた。
すれ違いの舟の客から、「今朝の新聞に写真が載っていたね」と声をかけられ、「昨日、水戸に行き、新聞社にPRをしてきた」のだと照れくさそうに、逸話のいくつかを話してくれた。
行きかう舟の中からは、手を振り合う光景も見られた。船外機を付けた舟も走っていた。
嫁入り舟の主人公は、抽選で決めるという事だった。費用はほとんど市が負担してくれるという意外な情報も貰った。
6月独特の陰った空模様の中、素足で櫓を漕ぐその娘船頭の快活なお喋りを波の揺れに任せて聞いていると、何かしっとりとした良い気分になっていた。
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松戸の本土寺から水元公園へ、帰りに車窓から小岩菖蒲園を臨む(その102)
6月4日、その日の朝9時ごろ自宅を出て、JR市川の駅から松戸行きのバスに乗り込んだ。...
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6月4日、その日の朝9時ごろ自宅を出て、JR市川の駅から松戸行きのバスに乗り込んだ。
そのバスに20分ほど乗り、松戸駅に着くとそこから千代田線に乗り、北小金駅で降り、「あじさい寺」として有名な「本土寺」へ行った。
初めて行った古寺であったが、電車を降りて、少し歩くと松の大木に導かれた参道に沿って仁王門をくぐると、左に五重塔、右に宝物殿を見ながら、順路に従って進むと、菖蒲の花が咲いている場所に辿り着いた。
その場所では、特に水が張られた環境の中に、菖蒲の花が咲いているのではなく、一見少し乾いた土の中からその花が咲いているように見えた。
花の咲き具合は、見どころとはいかないまでも、充分に咲き誇っていた。
その周辺を歩くと、紫陽花の花が控え目ではあるが、結構咲いていた。蕾を持ったその花が、咲き誇るとまさに紫陽花寺になるのではないかとという予想を感じさせる風情であった。
この季節でも、紅葉風の葉っぱが、散見でき秋の壮大な景色も想像できた。「紫陽花には少し早かったか」と内心思った。「3週間ほどして、月末にもう一度来よう」と決めて、その花の寺を後にした。
北小金駅に辿り着くと、千代田線で金町駅に出て、水元公園にバスに乗って行った。
サイクリングで、慣れていたので、その広大な公園の中でも、その日は菖蒲の花が咲き誇っている辺りに焦点を絞って足を向けた。
東京ドーム1つ分ぐらいの広さの場所に、菖蒲の花が咲き乱れていた。隣接する場所では、舞台が造られ賑やかな音楽が聞こえていた。ここの菖蒲の園は、とにかく規模が大きいことが特徴であった。
帰り道にバスから遠目で改めて見直すと、そのスケールの大きな美しさが印象的であった。
京成金町駅から高砂駅まで乗って、そのまま市川真間まで帰った。途中電車が江戸川渡る際に、眼下の小岩菖蒲園を見下ろすと、まだ菖蒲の園は咲きそろってないように見えた。
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菖蒲を求めて江戸川沿いの「小岩菖蒲園」、さらに京成電車に乗って「堀切菖蒲園」へ(その101)
5月28日、今月も後3日を残すだけとなった。...
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