中国は、米国との貿易紛争や南シナ海領有権問題で米国に対峙し、一方、ロシアは、クリミア半島併合で欧州と、そして核兵器開発競争や2016年米大統領選不当介入問題で米国と対立している。敵の敵は味方という論法のみならず、特に領有権問題で相互支持する間柄から、中ロ首脳の緊密さは更に促進している。中国外交部（省に相当）発表によると、2019年においても両首脳が相互訪問することを含めて、対欧米政策で同一歩調を取っていく意向であるとする。

12月28日付『環球時報』：「中国外交部、習国家主席とプーチン大統領が2019年に相互訪問し合うと発表」

　　中国外交部の華春瑩（ホァ・チュンイン）報道官は12月27日、習近平（シー・チンピン）国家主席とウラジーミル・プーチン大統領が、2019年に相互訪問し合う予定であると発表した。

　　中ロ両国はこれまで、多くの国際会議を共同開催するだけでなく、両首脳が相互に訪問し合ってきた。...

12月28日付『環球時報』：「中国外交部、習国家主席とプーチン大統領が2019年に相互訪問し合うと発表」

　　中国外交部の華春瑩（ホァ・チュンイン）報道官は12月27日、習近平（シー・チンピン）国家主席とウラジーミル・プーチン大統領が、2019年に相互訪問し合う予定であると発表した。

　　中ロ両国はこれまで、多くの国際会議を共同開催するだけでなく、両首脳が相互に訪問し合ってきた。

　　同報道官は、11月30日に主要20ヵ国首脳会議（G-20サミット）がブエノスアイレス（アルゼンチン）で開催された機会に両首脳が会談し、各々の国へ相手方首脳を招待したこと、及び2019年前半に両国共催の国際会議を開くことで合意した旨言及した。

　　更に、両首脳は、中ロ国交（中ロ友好協会設立）70周年を一緒に祝うことも合意したという。