【Globali】
ロシア最大規模の軍事演習にNATO警戒感(2018/09/11)
ロシアは、9月11日から17日までの間、旧ソ連崩壊後で最大規模となる軍事演習を実施する。「ヴォストーク2018」と呼ばれるこの訓練は、5つの軍事訓練場、4つの航空基地と日本海、ベーリング海峡、オホーツク海で展開される。
2つのロシア艦隊から最大80隻の海軍艦艇が参加する予定であり、ロシア兵士30万人が動員され、中国とモンゴルからも3000人の兵士らが参加する。ソ連史上最大級だった1981年の軍事演習「ザパド81」以来の規模で、数の両面で「前例のない規模」の今回の演習となる。BBCでは「ヴォスボストーク2018」の規模は、2つの世界大戦のうちの1つに配備された軍隊に相当すると説明している。
ロシア国防省のテレビ局「Zvezda」は、今回の演習の主要目的は、ロシア西部から東部地域への数千キロに及ぶ距離を、部隊数千人のほか、戦闘機の飛行中の給油も含む航空機や自動車の急速展開を実施することだと、報じている。...
全部読む
2つのロシア艦隊から最大80隻の海軍艦艇が参加する予定であり、ロシア兵士30万人が動員され、中国とモンゴルからも3000人の兵士らが参加する。ソ連史上最大級だった1981年の軍事演習「ザパド81」以来の規模で、数の両面で「前例のない規模」の今回の演習となる。BBCでは「ヴォスボストーク2018」の規模は、2つの世界大戦のうちの1つに配備された軍隊に相当すると説明している。
ロシア国防省のテレビ局「Zvezda」は、今回の演習の主要目的は、ロシア西部から東部地域への数千キロに及ぶ距離を、部隊数千人のほか、戦闘機の飛行中の給油も含む航空機や自動車の急速展開を実施することだと、報じている。
ラジオ・フランス・アンテルナショナル は、「NATOの29の加盟国は、警戒が必要だ。」とコメントしており、「クリミアの併合以来、NATOとロシアとの間には、冷戦の相互不信が再び浮かび上がった。ロシア軍の大規模演習やロシアのシリアに対する軍事介入は特に強い懸念を引き起こす。」とも述べている。
ロシアは北大西洋条約機構と、NATO・ロシア理事会の臨時会議を再開しており、計画されている主要な演習をお互いに伝えることを可能にしている。今回、NATO加盟国のモスクワの軍事関係者達はオブザーバーとして招待されている。
秋には今度はノルウェーでの連合軍事演習が計画されており、互いにけん制しあう大規模演習が続けて行われることになる。
閉じる
その他の最新記事