政府は、2001年に始まったヘリック作戦(アフガニスタン戦争)で英国軍と協力して戦った通訳者に5年間の英国滞在許可ビザを与えたが、それ以降の無期限の滞在には2,389ポンド(約35万円)を支払わなければならないとしていた。
アフガニスタンのヘルムント州の最前線で1年以上働いていた150を超える通訳者がこれに抗議してジャビド内務大臣とウィリアムソン国防長官宛てに書面を送付した。
ウィンドラッシュ世代の問題*を受けて批判の渦中にあった政府は、方針を転換した。...
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政府は、2001年に始まったヘリック作戦(アフガニスタン戦争)で英国軍と協力して戦った通訳者に5年間の英国滞在許可ビザを与えたが、それ以降の無期限の滞在には2,389ポンド(約35万円)を支払わなければならないとしていた。
アフガニスタンのヘルムント州の最前線で1年以上働いていた150を超える通訳者がこれに抗議してジャビド内務大臣とウィリアムソン国防長官宛てに書面を送付した。
ウィンドラッシュ世代の問題*を受けて批判の渦中にあった政府は、方針を転換した。この対応は通訳者本人のみならず5年間英国に滞在している家族にも適用される。
サジド・ジャビド内務大臣は、「アフガニスタン人通訳は、危険で挑戦的な状況で英国のために命の危険をさらして働いた。我々は家族と一緒に英国に滞在できることを表明しており、本日無償でこれを行うことができることを発表する。」と述べた。
英国軍が2013年にアフガニスタンから撤退した後に開始された政府の余剰人員解雇計画の一環として、約400名の元アフガニスタン通訳が英国に移住した。
元戦場通訳者で2020年にビザが切れるモハメド・ワリザダさんは、数千ポンドの費用を支払えずアフガニスタンに強制退去することになれば「死を待つ」も同然だと話した。
内務省は、7月に移民規則の変更の一環として切替えに必要な権限を導入する予定である。さらに、まだアフガニスタンにいる家族を英国に呼び寄せることを容易にするための措置の再検討も約束した。
*5月1日付
Globali「ラット英内相が辞任、メイ政権にも打撃か」ご参照
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