4月12日付英国
『BBC』は「TED2018:テクノロジーが不安などの表情を解明」との見出しで以下のように報道している。
バンクーバーで開催されたTED会議で発表したドルビーラボのポピー・クラム所長は、感情を隠すことはもう過去のもので、「人は自分の内なる感情、不安、はったりなどの認知行動をコントロールを出来ると思っているが、テクノロジーが既に本心から笑っているのか、偽の笑いなのかを解明している。...
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4月12日付英国
『BBC』は「TED2018:テクノロジーが不安などの表情を解明」との見出しで以下のように報道している。
バンクーバーで開催されたTED会議で発表したドルビーラボのポピー・クラム所長は、感情を隠すことはもう過去のもので、「人は自分の内なる感情、不安、はったりなどの認知行動をコントロールを出来ると思っているが、テクノロジーが既に本心から笑っているのか、偽の笑いなのかを解明している。」といい、これを共感技術革命だと称する。
表情をカメラやマイクで観察するのではなく、人が吐く二酸化炭素(CO2)でこれを解明するのだという。
「会場の下の方にチューブがあります。これはCO2は空気より重いためです」二酸化炭素濃度を精度のモニターで監視。会場の中のガス濃度をカラーの塊で表し、その変化がリアルタイムで示されている。
体外に排出されたCO2にモニターが反応するまで20~30秒かかるが、人の熱反応は常に変化しており、脳の活発な動きや、会話に熱中している様子、本物のような火事の映像への反応など、動いているのが分かる。
「人は炎の写真を見るだけで頬から熱を発しているのが分かります」
将来は、これに類似した技術が我々の日常生活を向上させると同氏は考えている。補聴器が付けている人がストレスを感じていると感知してボリュームを下げたり、自宅のアシスタントロボが、主人の機嫌を感じ取ったり、センサーを使って教師が生徒が授業を理解していないことを理解するようになる。
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