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【Globali】
ユーロ、対ドルで2年ぶり高値(2017/07/21)
『ブルームバーグ』等各英文メデイアは、7月20日、ニューヨーク外為市場では、ユーロが対ドルで急伸し、2015年8月以来、約2年ぶりの高値を付けたと報じた。
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が、ユーロ圏経済の強さに言及したことや今秋にも、資産買入れプログラム(量的緩和)の変更を協議すると発言したことが材料視された。結果、ユーロ/ドルは、一時1.1658ドルまで買われ、現在、1.1630近辺で取引されている。また、ドル/円は111円90銭近辺、ユーロ/円は130円20銭近辺で取引されている。
ECBは、7月20日の理事会で、超緩和的な政策スタンスを据え置くとともに、経済見通しが悪化すれば、資産買い入れを拡大する道も残した。...
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欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が、ユーロ圏経済の強さに言及したことや今秋にも、資産買入れプログラム(量的緩和)の変更を協議すると発言したことが材料視された。結果、ユーロ/ドルは、一時1.1658ドルまで買われ、現在、1.1630近辺で取引されている。また、ドル/円は111円90銭近辺、ユーロ/円は130円20銭近辺で取引されている。
ECBは、7月20日の理事会で、超緩和的な政策スタンスを据え置くとともに、経済見通しが悪化すれば、資産買い入れを拡大する道も残した。また、緩和解除を巡る議論もなく、資産買入れの縮小という不可避である決定を出来る限り、先送りする可能性を示唆した。ただし、市場では、今秋に量的緩和変更が話し合われれば、2018年に、金融引締めにつながるとの見方が強まった。
一方、日銀は、7月20日の金融政策決定会合で、引き続き緩和政策を維持し、2%の物価目標の達成時期を1年先送りした。対して、ドルは、ロシア疑惑の調査範囲をトランプ大統領等のビジネスにまで広げるとの報道や、米上院における医療保険制度改革(オバマケア)代替法案の採決断念や、弱い経済指標を受けて、米連邦準備理事会(FRB)による年内追加利上げ観測後退等から、ドルは主要通貨に対し売られた。
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