1月23日付米
『ポリティカスUSA』政治ニュース:「トランプ新大統領、最低の支持率で就任初日」
「●米世論調査会社ギャラップが1月23日リリースした、ドナルド・トランプ新大統領の就任直後の調査の結果によると、支持率は直近10人の歴代大統領の最低値を更新。
●これまでの歴代大統領は、選挙戦に勝ち“米国軍最高司令官”に就任した直後は、常に高い支持率で始まるが、トランプ氏の場合は不支持率も最高値を更新。
●10人の歴代大統領の就任時の①支持率、②不支持率、③意見なし、は以下のとおり。
・トランプ:①45%、②45%、③10%
・オバマ(2009年):①68%、②12%、③21%
・ブッシュ(2001年):①57%、②25%、③18%
・クリントン(1993年):①58%、②20%、③20%
・ブッシュ父(1989年):①51%、②6%、③43%
・レーガン(1981年):①51%、②13%、③36%
・カーター(1977年):①66%、②8%、③26%
・ニクソン(1969年):①59%、②5%、③36%
・ケネディ(1961年):①72%、②6%、③22%
・アイゼンハワー(1953年):①68%、②7%、③25%
●別の調査によると、トランプ氏は最も不人気な大統領だけでなく、就任時の演説等より不支持に回った人が米国内で300万人近くおり、これも記録的な事態。」
同日付米
『ザ・デイリィ・コーラー』オンラインニュース:「トランプ氏、過去最低支持率で職務開始」
「●支持政党別でみた傾向は以下のとおり。
・共和党:①90%、②6%
・民主党:①14%、②81%
・支持政党なし:①40%、②44%
●反トランプ派が“女性の大行進”デモを繰り広げたが、思った程不支持率は高くはない。
・女性:①42%、②49%
・男性:①48%、②41%
●なお、ギャラップの調査対象は任意抽出の成人1,525人で、今年の1月20~22日の間に調査。」
1月24日付スペイン
『エージェンシアEFE通信』:「トランプ新大統領の就任時の支持率
が過去10人の歴代大統領の中で最低」
「●直近のギャラップ世論調査の結果、トランプ新大統領の就任時支持率は45%と、バラク・オバマ前大統領の2009年就任時の68%を遥かに下回り、過去10人の歴代大統領の支持率の最低値を更新。
●就任時に最高支持率を獲得しているのは、1961年就任のジョン・F・ケネディ氏の72%。」
1月25日付ロシア
『スプートニク・インターナショナル』オンラインニュース:「米市民、トランプ政権の4年間への期待は半々」
「●1月25日にリリースされた世論調査の結果では、トランプ新大統領の任期4年間に対して、米市民において期待する人とそうでない人との割合は半々だと判明。
●ただ、支持政党別では意見が大きく分かれ、共和党支持者の85%が今後4年間に事態は更に良くなると期待しているのに対して、民主党支持者の14%しか期待せず。」
(注)ギャラップ:1935年にジョージ・ギャラップによって設立された米世論研究所が前身。本社をワシントン特別区に置くとともに、世界の30近くの国に拠点を設けて世論調査など実施。日本には1995年に日本オフィスが開設。民間企業による世論調査の先駆け的存在であり、その世論調査はギャラップ調査と呼ばれて、高い信頼を得ている。
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