6月16日付
『CNNニュース』は、海外駐在員等にとって世界で最も生活費が高いのは香港となっていると報じた。
世界最大の組織・人事マネジメントコンサルティング企業であるマーサー・ヒューマンリソース・コンサルティング(1975年設立)がこの程、駐在員や海外労働者にとって世界で最も生活費が高い都市ランキングについて公表した。
それによると、1位は香港で、僅差でシンガポールが続き、この2都市は2022年、2023年版でもトップ2であった。...
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6月16日付
『CNNニュース』は、海外駐在員等にとって世界で最も生活費が高いのは香港となっていると報じた。
世界最大の組織・人事マネジメントコンサルティング企業であるマーサー・ヒューマンリソース・コンサルティング(1975年設立)がこの程、駐在員や海外労働者にとって世界で最も生活費が高い都市ランキングについて公表した。
それによると、1位は香港で、僅差でシンガポールが続き、この2都市は2022年、2023年版でもトップ2であった。
この報告書は、交通、食料、衣料品、家庭用品、娯楽など、各都市の200以上の品目の比較コストに基づいて、226の都市を調査したものである。
主要点は下記のとおりである。
● トップ10
1位香港、2位シンガポール、3位チューリッヒ、4位ジュネーブ、5位バーゼル、6位ベルン(以上3~6位はいずれもスイス)、7位ニューヨーク、8位ロンドン(2023年版では17位)、9位ナッソー(西インド諸島バハマ首都)、10位ロスアンゼルス
● その他主要都市
11位コペンハーゲン(デンマーク)、15位ドバイ(アラブ首長国連邦)、16位テルアビブ(イスラエル)、23位上海、24位ウィーン(オーストリア)、25位北京、29位パリ、30位アムステルダム(オランダ)、31位ベルリン、32位ソウル、33位メキシコシティ(2023年版99位より大幅上昇)、49位東京、57位ミラノ、58位シドニー、66位バルセロナ(スペイン)、67位ローマ、69位台北、92位トロント、100位リスボン(ポルトガル)、101位バンクーバー、102位ストックホルム(スウェーデン)、146位大阪(2023年版93位より大幅下落、主要因は通貨安)
● ボトム3
224位イスラマバード(パキスタン)、225位ラゴス(ナイジェリア、2023年版47位より大幅下落、通貨安が主要因)、226位アブジャ(ナイジェリア首都、2023年版140位より大幅下落、同左)
なお、米国の7都市がトップ20にランクインしていることから、2024年においても米国滞在に関わる生活費が“重要視される”ことになる。
マーサーの共同経営者ビンス・コルドバ氏は、“米本拠の多くの企業にとって、優秀な人材を海外から招へいすることも重要であることから、そのために生活費の一部を負担する等を求人条件に加えることを検討する必要があろう”とコメントしている。
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